「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」(7)

注) 当投稿を含む”「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」”シリーズの内容は、右側のサイドバーにアップロード(カレンダー、「最近の投稿」、「アーカイブ」の下)している”「地球温暖化懐疑論批判」の不都合な真実”にまとめ直しました。今後はそちらをご覧ください。画像をクリックするとPDFが表示されます。全60ページですので、ダウンロードすることをお勧めします。ファイルサイズは2.8MB弱です。

今日今晩は、「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某です。
大震災からちょうど一ヶ月になりますが、まるで狙い済ましていたかのように、大きな余震が起こっちゃいました。大阪異心の会とやらが勝ったのが原因でしょ。たぶん。韓直人といい、こやつらといい、人間のクズどもが政(まつりごと)に容喙する時は必ず大災害が起こるものなのです。それは歴史が物語っているところであります。

さて、今日は「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」(6)の続きです。順序が逆転しますが、「地球温暖化懐疑論批判」の「議論5」を採り上げましょう。既に3月17日の投稿でも紹介しましたが、1998年に最高気温を記録して以降、温暖化は止まっています。

図1 Science, 326, 28, 2009 より

これに対して、「地球温暖化懐疑論批判」は以下の図を揚げて、「近年に至るまでほとんど同じ率で気温上昇が続いている(16ページ左の最下行)」と反論してますです。

図2 「地球温暖化懐疑論批判」16ページの右下の図

しかし、真実はどうでしょうか。検証してみましょう。そのために、まずはこれを見てください。

図3 RealClimate より

Global Warmingという言葉が初めて用いられたのは、1975年のWally Broeckerの論文においてであり、彼は「今後、CO2の増加に因る温暖化が顕在化する」と予想したが、正にその通りになったと悦んでいるわけですね。人類の危機などと騒ぎ立てながら ”Happy 35th birthday”と言い放つ神経は尋常ではありませんが、その狂気の背景には、1975年以降の気温上昇がCO2温暖化の理論と完全に合致しているという事実があります。次の図を見てください。

図4 IPCC第4次報告書より

温暖化の加速を強調しているわけですが、実のところ、黄色の線がIPCCの理論です。復習してみましょう。

図5 IPCC第3次報告書より

表の一番上の式を見てください。CO2温暖化論では、気温の上昇(アノマリー)はCO2の放射強制力に比例します。すなわち、アノマリーはln(A/B)に比例します。ここで、Bは産業革命前のCO2濃度(280ppm)、Aは産業革命後のCO2濃度。一方、IPCCはCO2濃度が倍になれば気温は3℃上がると主張してますから、比例係数は3÷ln(2)=4.3になります。では、グラフを描いてみましょう。

図6 1970年以降の気温とIPCCの理論予想

計算結果は赤い線で、青い直線、すなわち、図4の黄色の線と一致しています。「地球温暖化懐疑論批判」は「議論7」において、「シミュレーションを行うと、(自然の変動要因と気候の内部変動だけでは)20世紀後半の気温上昇の大きさは再現できない。これらは、20世紀後半においては、二酸化炭素が「原因」で温度が「結果」であることを強く示唆している(20ページ右の1行目)」と豪語してましたが、確かに、図6の結果は二酸化炭素が「原因」を示唆しています。(但し、ここでの議論は、都市化のバイアスを無視し、IPCCのデータを無批判に受け入れた場合の話にすぎません。「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」(3)で解説したとおり、図4の黄色は虚構にすぎないのであって、IPCCの理論は根本的に破綻しているのです。)しかし、それも20世紀第4四半期だけです。2000年以降、理論値はデータからずれて行きます。それは気温が上がらなくなったからです。温暖化が止まっているというのは正にこのことであり、CO2温暖化の理論が破綻したことを物語っています。

「地球温暖化懐疑論批判」は「議論22」において「観測から推定される気候感度は小さい」という批判に対して「中央値を3℃前後とする研究がもっとも多く(48ページ図15の説明文の下から2行目)」と言い立てているのですよ。にもかかわらず、その主張とは相容れない図2のグラフを持ち出したのは、(もちろん、それはRealClimateが示している図にも当て嵌まります)、自己矛盾であるのみならず、CO2温暖化の理論が破綻していることを自ら認めたようなものですね。

こちらのブログによれば、「地球温暖化懐疑論批判」の著者達は、盛んに講演を開いて国民をたぶらかしているようですね。こんなグラフを見せびらかしていたらしいですが。

図7 温暖化の観測・予測及び影響評価統合レポート「日本の気候変動とその影響」29ページ

もう一度確認しますが、図7の「緑線で示される想定された予測のばらつきの範囲」でも、図7の赤線でもなく、図6の赤線こそがCO2温暖化の理論であります。そこから「系統的に異なる場合」、すなわち、2000年以降、CO2温暖化論は「正当性」を主張できません。「温暖化の傾向や予測結果の正当性を否定できるのは、観測値(黒線)で示される観測結果が複数の予測値(緑線)のばらつきの範囲から系統的に異なる場合である」との言い草は詭弁にすぎないのです。

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