「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」(8)

注) 当投稿を含む”「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」”シリーズの内容は、右側のサイドバーにアップロード(カレンダー、「最近の投稿」、「アーカイブ」の下)している”「地球温暖化懐疑論批判」の不都合な真実”にまとめ直しました。今後はそちらをご覧ください。画像をクリックするとPDFが表示されます。全60ページですので、ダウンロードすることをお勧めします。ファイルサイズは2.8MB弱です。

図1 ドイツ気象機関による放射性物質拡散予想(図をクリックするとアニメーションします)

今日今晩は。「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某です。

「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」(7)では、「インチキ Panel on Climate Change(IPCC)」の拠って立つ理論が破綻していることを説明しました。その原因はCO2の温室効果が既に飽和しているからですが、これに対して「地球温暖化懐疑論批判」は「議論27」において次のように反論してます。


実際の大気では、地表面から射出された赤外線は大気中の温室効果ガスによる吸収・射出を繰り返して大気上端に到達する。大気中の二酸化炭素濃度が増加すると、この吸収・射出の平均回数が増加することにより、温室効果は増加する。したがって、大気全層による一回の吸収が飽和しているからといって、二酸化炭素がこれ以上増加しても温室効果は増加しないと考えるのは誤りである。


(54ページの左の上から8行目)


気体分子の吸収線は、圧力効果とドップラー効果と呼ばれる2つの効果によって波数方向に幅を持っており、特に、吸収線の中心で吸収が飽和しても、さらに気体濃度が増えると、吸収線の幅が広がることにより吸収量が増加することが分かっている。・・・従って、これらの波長帯では大気全層の1回の吸収さえも未飽和であり、二酸化炭素の増加によって吸収量が増加することはさらに自明である。


(54ページの左の下から4行目)

一つ目は多層大気模型のことですが、それは既に3月17日の投稿で完膚なきまでに論破しましたから、もはや論ずる必要も無いですね。その証拠に、トラックバックを送ったにもかかわらず増田耕一は未だに反論できません。それどころか、今日の「気候変動・千夜一夜」では「わたしは、いわゆる温暖化シミュレーションには主力ではないもののメンバーとしてかかわってきました(今月、現場を離れましたが)。」だってさ。逃亡しやがったな。爆笑!まあ、その気持ちは分からなくもないですが。これほど徹底的に「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」を暴かれてしまったら、逃亡するしかないでしょうから。余りにもアホらしいので、もうトラックバックは送りませんから、安心して逃亡してくださいや。

次に2つ目の反論ですが、ドップラー効果の方が人口に膾炙していますから、そちらを考えることにします。まずはこちらのブログに有益な説明が載ってましたので、それを見てください。

図2 ドップラー効果

解りますよね。温度が上がれば「吸収線の幅が広がる」のです。しかし、飽和論は「CO2が増えても温度は上がらない」と主張しているわけですから、ドップラー効果を持ち出すのは本末転倒であり、何の反論にもなっていないのです。CO2温暖化論者は自分が何を言っているのかさえ理解していないようですね。

しかしながら、実際はそれ以前の問題です。「吸収線の幅が広がる」のは光(光子)が運動量を持つからであり、物質(CO2)の励起エネルギーは関係ありません。これを見てください。

図3 シュポルスキー「原子物理学」410ページ

図4 シュポルスキー「原子物理学」411ページ

解りますよね。波長ν+⊿νの光が観測されても、それはエネルギーh(ν+⊿ν)の励起状態から放出された光ではなく、エネルギーhνの励起状態から放出された光なのです。「吸収線の幅が広がる」ことは、hνの励起状態がh⊿νの広がりを持つことではありません。観測された「吸収線の幅が広がる」のであり、物質(CO2)自体の「吸収線の幅が広がる」のではありません。ですから、吸収線の中心、すなわち、hνの励起状態で吸収が飽和しているのならば、観測された吸収線の幅が広がっていても「吸収量が増加する」とは言えないのです。

以上明らかなとおり、「地球温暖化懐疑論批判」はCO2温室効果飽和論に対してまともな反論ができないどころか、嘘八百を書き並べているような有様です。しかし、それも当然でしょう。3月17日の投稿で解説したとおり、CO2の温室効果が飽和しているのは紛れも無い事実ですから、反論などできるはずがありません。それでも尚、CO2温暖化を煽り立てたいのならば、嘘をつくしかないわけです。

ところで、「地球温暖化懐疑論批判」の著者の一人、江守正多は日経のサイトでこんなこと言ってました。(日経のサイトは既に存在しませんが、全文は国立環境研究所地球環境研究センターのホームページに掲載されてます。)


さて、せっかくなので、僕は前から感じていたあることをここで言おうと思って用意していきました。それは、いわゆる「懐疑」には「健全な懐疑」と「不健全な懐疑」があるということです。
「健全な懐疑」は、科学の進歩に必要不可欠な、科学者が誰でも持つべき態度です。従来の理論に問題はないか、別の可能性はないか、考え落としていることはないか、などと問い続けることによって、科学は進歩していくものです。このとき、従来の科学的な知見をしっかりと踏まえて、その上に議論を展開することが大前提になります。
一方、「不健全な懐疑」は、この大前提を満たさない、科学者としてふさわしくない態度です。従来の科学的な知見を踏まえず、あるいはわざと無視したり、わざと曲解したりすることによって成り立つような懐疑です。このような懐疑は、往々にして従来の説を不当に貶(おとし)めます。
よく、懐疑論を擁護する発言として「科学には懐疑が不可欠だ」といわれますが、本当に擁護されるべきは「健全な懐疑」であり、「不健全な懐疑」ではないはずです。
ここで、僕が非常に難しいと感じていることは、非専門家の人から見ると、この両者はなかなか区別がつかないということです。論理展開を追う限りは、両者は同様にもっともらしく見えるかもしれません。提示されているグラフやデータを見ても、両者とももっともらしく見えるかもしれません。つまり、本をざっと読んだだけでは、「不健全な懐疑」を見破るのはなかなか難しいものです。


(日経エコロミー「温暖化科学の虚実」より)

これを読んで「これは胸のすく正論」と絶賛する温暖化教信者を見かけましたが、ある意味それも当然で、確かに江守正多の詭弁は「もっともらしく見えるかもしれません」し、「ざっと読んだだけでは、「不健全なCO2温暖化論」を見破るのはなかなか難しいものです」。しかしながら、「科学的な知見を踏まえず、あるいはわざと無視したり、わざと曲解したりすることによって成り立つようなCO2温暖化論」にすぎないことは、もはや明らかでしょう。事実、「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」(1)で説明したとおり、江守正多は近藤純正先生の「科学的な知見を踏まえず、あるいはわざと無視したり、わざと曲解したり」していたわけです。それどころか、あべこべに自分の「曲解」を武田邦彦に転化して「恣意的に修正前の古い値を用い続けているようである」と言い放ち、「不当に貶(おとし)め」ようと謀ったわけで、江守正多こそ「不健全」の極みであり、江守正多こそ「科学者としてふさわしくない態度」であることも、もはや明らかであります。

また、「非専門家」に対して「従来の科学的な知見をしっかりと踏まえて・・・科学者としてふさわしくない態度です」との言い草は、張壽川が「世界中の様々な分野の学界において多くの研究者が行ってきた議論の帰結や最新の知見などを十分に踏まえた上で議論をしてほしい」と言い放ったのと全く同じですが、「地球温暖化懐疑論批判」の「不都合な真実」(4)で解説したとおり、それこそ「科学者としてふさわしくない態度です」。江守は不正多です。

実は、江守不正多自身も国立環境研究所地球環境研究センターのホームページ上で飽和論への反論を掲載してますが、増田耕一同様、言葉を並べ連ねているだけであり、不肖私めのような「非専門家」「非研究者」風情が3月17日の投稿で試みたような定性的説明さえ出来ない体たらくであります。にもかかわらず、ヌケヌケと「最新の知見などを十分に踏まえた上で議論をしてほしい」だの、「その上に議論を展開することが大前提になります」だのと言い放ち、専門家風を吹かしているわけで、そのことだけを以ってしても、彼らの破廉恥さ醜悪さは明らかでしょう。そして、そのような破廉恥で醜悪極まる輩がCO2温暖化を喚き立てているという事実は、CO2温暖化が破廉恥極まるでっち上げにすぎないことを物の見事に露呈したのです。

さて、件の日経サイトにはこんな絵が載ってましたよ。

「刃物」を振り回すのが「健全」らしいですな。
「キチガイに刃物」とは正にこのことでしょう。

最後にこの記事を見てください。


復興くじ300億円規模、被災自治体共同発行へ
東日本大震災で被災した県や政令市が「震災復興宝くじ」(復興くじ)の共同発行を目指し、協議を始めたことが15日わかった。
収益金を震災復興事業に充てる復興くじが発売されるのは阪神大震災、新潟県中越地震に続き3例目となる。
関係者によると、発売を計画しているのは岩手、宮城、福島などの各県や仙台や千葉などの各政令市だ。発売団体は月内に片山総務相に発売許可を申請し、8月以降に総額300億円規模の復興くじを全国で発売する方向で調整している。総務相は、申請があれば速やかに許可する考えだ。
収益金は約4割で、完売すれば約120億円となる。発売団体間で被災状況に応じて配分し、震災復興事業に充てる。


(2011年4月16日09時13分  読売新聞)

こんなことする必要は全くありません。昨日の投稿で提起したとおり、我国でCO2温暖化詐欺を主導してきた朝鮮日刊新聞の購読者が購読を止めて、その分を寄付すれば毎月240億円が集まるのです。昨日の投稿で指摘したとおり、福島原発災禍の要因はCO2温暖化詐欺であります。岩手、宮城、福島の知事は朝鮮日刊新聞購読層にそのことを訴え、新聞代の寄付を呼び掛けるべきであります。

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