Hoho! Hoho! Hohwa(飽和)!


今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

今回は10月16日の投稿で紹介したこの図をもう一度考えてみようかね。

CO2の温室効果の上限は8℃だから、大気の層の数が1万なら完全に飽和していると見なせるでしょうな。
(正確には、13μm~17.5μm帯域からの温室効果の寄与であり、其処では水蒸気も寄与しているけど、CO2の寄与が支配的だから、便宜上、CO2の温室効果と呼ぶことにする。)
此処で言う「大気」とは対流圏のみならず地球の大気全体を指しているのだけど、11月4日の投稿でも指摘したとおり、産業革命時において、もしくは、今現在において、CO2の温室効果が飽和しているのならば、「大気」としては対流圏のみを考えれば十分だから、そうすると、対流圏が1万層から成っているならば温室効果は飽和している、ということになる。
ところが、1万層ということは、一つの層の厚さが1mかそこらということだけど、CO2濃度が300ppm、もしくは、400ppmでも、1mの空気柱で赤外放射が吸収し尽くされるとは到底考えられない。
ということは、産業革命時、もしくは、今現在でも、CO2の温室効果が飽和しているとは考えられない、ということになるわけ。

判ったかな?
本来ならば、これは人為的温暖化論者が言い立てるべき事だろ。
しかし、彼らには反論できない。
なぜか?

それを論じる前に。
温室効果が完全に飽和している場合とは全く逆に、13μm~17.5μmの全帯域に亘って、そして、対流圏の底部から上部に亘って平均すれば、赤外放射が1m当り5%だけ吸収されると考えてみよう。
逆に言えば、1m当り95%透過するということだな。
この場合に多層大気模型を適用するには、一つの層の厚さを如何ほどに採ればよいかと言うと。
透過率が1%未満ならば多層大気模型を適用できるだろうから、100mあれば十分だろ。

従って、対流圏は100層から成り、CO2の温室効果は7℃以上。
10月16日の投稿で論じたのは正にこれなんだね。
10月7日の投稿で紹介したとおり、江守正多は「地球もこれから二酸化炭素がどんどん増えれば、温室効果がいくらでも増えることができる」と言い張っていたけど、1m当り5%吸収されるだけでも温室効果への寄与は7℃以上なのだから、そう考えるのも無理からぬところ。
しかし、真実は全く逆。
1m当り5%吸収されるだけで100%吸収される場合の、すなわち、上限値8℃のうちの7℃以上に達する!
地球大気の成分としては無視できるほど微量であるにもかかわらず、温室効果においてCO2の寄与が大きな部分を占めるのは正にこれ故。
その一方で、1m当り5%吸収されるだけで7℃以上ということは、CO2が増えても温室効果は上がりにくくなるということ。
実際、CO2濃度が倍になって、1m当りの吸収率が10%、従って、透過率が90%になると、50mの大気柱で透過率は1%未満。

従って、対流圏は200層から成り、温室効果は0.4℃上がるだけ。
この値はIPCCの主張する1℃の半分以下。
しかも、温暖化の余地は0.4℃しか残っていない。

さらに、CO2濃度が倍になって、1m当りの吸収率が20%、従って、透過率が80%になると、25mの大気柱で透過率は1%未満。

従って、対流圏は400層から成るけど、温室効果は0.2℃上がるだけ。
そして、温暖化の余地は0.2℃しか残っていない。
大気層数の上昇と温室効果の上昇は反比例することが判るね。
9月7日の投稿でも指摘したけど、吸収の飽和と温室効果の飽和は全く別物。
ある程度吸収が進むと、温室効果は飽和に近くなる。
まだまだ吸収の余地が残っているから「これから二酸化炭素がどんどん増えれば、温室効果がいくらでも増えることができる」などという抗弁が科学的に無意味なことは明らかだろ。

一方、上の計算を繰り返していくと。
すなわち、産業革命時には大気層は100層から成り、CO2の温室効果は7.2℃で、CO2が増えて層が倍になれば温室効果は0.4℃上昇し、さらに倍になれば0.2℃上昇し、さらに倍になれば0.1℃上昇し、さらに倍になれば・・・、と考えていくと、

産業革命時に大気層が100層から成っていれば、その後、大気の層がいくら増えようとも、CO2の温室効果は最大限0.8℃上がるだけ。
そして、7.2+0.8=8℃だから、上限値を見事に再現できる。

上図の級数は温室効果飽和のメカニズムを端的に表しているけど、現実には、多層大気模型よりも速く飽和すると考えられるんだな。
9月7日の投稿で紹介したけど、コンピュータシミュレーションで、1980年時におけるCO2の温室効果は8℃、という結果が出ていたのはその証左ですわ。
人為的温暖化論を批判しているのにコンピュータシミュレーションを信頼できるのか、と思うかもしれないけど、そうじゃない。
9月7日の投稿で紹介したとおり、2010年9月8日の「気候変動・千夜一夜」が「吸収・射出をくりかえす回数がふえるので温室効果は強まる」と言い立てていたけど、それ自体は間違っていない。
1m当り5%しか吸収しなくても、その1mの層からも放射があるわけで、その効果を正しく評価すれば、100mを一つの層と考える多層大気模型よりも、実質的には「吸収・射出をくりかえす回数がふえるので温室効果は強まる」はずなんだね。
だから、現実には多層大気模型よりも速く飽和するはずで、その観点からすれば、コンピュータシミュレーションが多層大気模型よりも高い値を与えるのはむしろ当然なんだな。
但し、上図の級数から判るとおり、いくら「吸収・射出をくりかえす回数がふえ」ようとも、CO2の温室効果が8℃を超えることはあり得ない。
(11月4日の投稿で指摘したとおり、また、上図の級数を見ても判るとおり、「吸収・射出をくりかえす回数がふえるので温室効果は強まる」ことと温室効果の飽和とは決して矛盾しない。)
ところが、コンピュータシミュレーションは温室効果の飽和を再現できないわけで、それは、コンピュータシミュレーションがCO2の温室効果を過大評価していることを、示しているんだな。

此処で、始めの設問に戻るわけ。
赤外放射が1mの層で100%吸収されているはずがないから、CO2の温室効果が飽和している、すなわち、8℃であるはずが無い、と。
ところが、コンピュータシミュレーションは8℃という結果を導き出した。
それはコンピュータシミュレーションがCO2の温室効果を過大評価している証拠。
だから、人為的温暖化論者が、1mの空気柱で赤外放射が完全に吸収し尽くされるとは到底考えられないから飽和しているはずが無い、と反論しないのはなぜかと言うと。
そのように反論すれば、じゃあ、Gavin Schmidtらの計算は間違いだな、コンピュータシミュレーションは間違いだな、ということは、コンピュータシミュレーションを盾にした人為的温暖化論は間違いだな、となってしまうんだね。
飽和論に反論した途端に、自己否定になってしまうから反論できないんだな。

で、コンピュータシミュレーションはCO2の温室効果を過大評価しているけれど、その一方で、産業革命時におけるCO2の温室効果が多層大気模型の結果より高いことも確かだから、正しい値は多層大気模型の結果とコンピュータシミュレーションの結果の中間当りにあるだろうね。
下図の紫色の線に依れば、1900年から1980年の気温上昇は0.6℃。

IPCC第4次報告書より

この全てをCO2の増加に帰するとして、そして、IPCCの主張する気候感度3℃を仮定すると、(但し、上で説明したとおり、CO2単独の温室効果の上昇が1℃を上回ることはあり得ないから、「気候感度」という用語自体が無意味だけど、便宜上、IPCC語を用いることにする)、CO2の温室効果は0.2℃上がったということになる。
従って、コンピュータシミュレーションでの産業革命時におけるCO2の温室効果は、8℃から0.2℃差っぴいて7.8℃。
この値と多層大気模型の値7.2℃の中間を採れば7.5℃となる。
中間値を採ることに科学的根拠はないけど、コンピュータシミュレーションを信奉する人為的温暖化論者が、よもや、その値は高すぎるとは言わんだろ。
だから、産業革命時において、CO2の温室効果が上がる余地は0.5℃以下であったと言える。
ところが、サイドバーにアップロードしている「”地球温暖化懐疑論批判”の不都合な真実」の第13節で解説したとおり、0.5℃以下ならば、人為的温暖化が起こり得るとしても、それを心配する必要など全く無いんだな。

そんなことはないと言い張るのであれば、CO2の温室効果は飽和しない、上限値は存在しない、もしくは、存在したとしても8℃より遥かに高いことを示すしかない。
9月25日の投稿で紹介したけど、江守正多も「モデル以前の問題」と認めていたとおり、それはコンピュータシミュレーション云々の問題ではなく、純粋に理論的に定式化されるべき事柄なのよ。
11月4日の投稿で「どんな基礎知識からどんな結論が導かれるのかを筋道をたてて述べていただきたい」と要求したのは、正にこのことなんだな。
ところが、IPCC党は何の説明も出来ない。
11月14日の「気候変動・千夜一夜」は、「地球温暖化問題についての別の見解」を示すとか嘯きつつ、結局のところ、CO2の人為的排出を制御できないと人類は滅ぶ、みたいなことを言い立てているだけ。

そもそも「別の見解」と言うのならば、私めが提示している飽和論こそ従来の飽和論とは「別の見解」。
11月4日の投稿でも指摘したけど、我国における従来の飽和論は多層大気模型は誤りという論理に根ざしていた。
しかし、私めの飽和論は多層大気模型に基いているから、それとは全く異なる。
一方、海外の飽和論は、と言うと。

「Climate and Energy Security」より

CO2濃度が100ppmを超えるとCO2の寄与は小さくなる、と。
ところが、この計算では産業革命時におけるCO2の温室効果は3℃未満!

「Climate and Energy Security」より

この値はCO2の寄与だけだから、13μm~17.5μmの帯域における水蒸気の寄与を含めればもっと高くなるはずだけど、Gavin Schmidtらの計算ではCO2単独の寄与は6.3℃だから、その半分以下。
しかし、上で説明したとおり、私めは、正しい値は多層大気模型とGavin Schmidtらの値との中間にあると評価しているから、上のグラフを正しいとは認め難いんだな。
結局、私めの提示した飽和論は、国内・国外を問わず、従来の飽和論とは全く「別の見解」なわけ。
ところが、「地球温暖化の研究に真面目に取り組む科学者たち」とやらは、私めの「別の見解」には頬かむりを決め込みながら、あべこべに「地球温暖化問題についての別の見解」などと嘯いているのであって、議論から逃げているのは明らかだろ。

実は、「気候変動・千夜一夜」のその記事、伊藤公紀の「地球温暖化問題へのセカンドオピニオン」という論説を当て擦っているのだけど、伊藤公紀のブログによれば、と言うより、 ツ イッターからの転載だけど、その論説を投稿した際に「カール・ポパーの反証可能性の罠に陥っている」と難癖をつけられたらしい。
で、ウィキペディアによると、その「反証可能性」とは「どのような手段によっても間違っている事を示す方法が無い仮説は科学ではない」という命題らしいけど、「気候変動・千夜一夜」が全く反論してこないのは、当に「どのような手段によっても間違っている事を示す方法が無い温室効果飽和論は科学ではない」と主張していることに他ならず、「地球温暖化の研究に真面目に取り組む科学者たち」が飽和論に全く反論できないことを、彼らこそ「反証可能性の罠に陥っている」ことを露呈してるんだな。

しかも、だ。
9月7日の投稿では、David Archerも飽和を認めているではないかと、9月25日の投稿では、江守正多も「モデル以前の問題」と認めていたではないかと、そして、10月7日の投稿では、吉村純も「飽和に近い」と認めていたではないかと質したにもかかわらず、それには頬かむりを決め込んで、すなわち、自分達こそ議論から逃げ回っているくせに、10月16日の投稿で紹介したとおり、醜悪なチンピラを使って、あべこべに「理解を深めたい意図が見えず」と誹謗中傷し、自らを正当化しようと図るような体たらく。
まるで、ノートゥングに恐れ慄いてジークフリートを毒殺しようと図ったミーメのよう。

人為的温暖化論の末路は見えたね。

ノートゥング(飽和論)を鍛え直したジークフリートを見て驚き恐れるミーメ(人為的温暖化論者)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。