温暖化の終わりのための四重奏

メシアン「世の終わりのための四重奏」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

前回の投稿だけど。
気候変動・千夜一夜」に送ったトラックバックの表示が乱れているようだな。
CD(LP)ジャケットの画像を貼り付けるというそれまでの趣向を変えて、動画を貼り付けるという新趣向を試みたのに~。
残念!
なぜかな?
伊藤公紀のブログの方は正しく表示されているのに。
WordPressとLivedoorの相性が悪いのかね?
まあ、私めと人為的温暖化論者は相性が悪いので、当然と言えば当然だけど。

さて、本題に入って。
皆さんもご存知のとおり、2000年以降、大気中のCO2は増加の一途にもかかわらず温暖化は止まってる。

図1 最近15年間における気温と大気中二酸化炭素濃度の推移


世界の温暖化ガス濃度、最高を更新 10年
世界気象機関
2011/11/21 21:59
世界気象機関(WMO)は21日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)やメタンなどの2010年の世界平均濃度が過去最高を更新したと発表した。
WMOの調査報告書によると、CO2濃度は389.0PPM(PPMは100万分の1)で前年より2.3PPM増加。メタンは1808PPB(PPBは10億分の1)で同5PPB、一酸化二窒素は323.2PPBで同0.8PPB、それぞれ増加し、いずれも09年の増加量と、最近10年間の平均増加量を上回った。
産業革命前との比較では、現在の大気中濃度はCO2が39%、メタンが158%、一酸化二窒素は20%高くなっている。


(日本経済新聞 電子版)

これは人為的温暖化論には死活問題。
で、IPCC党がどのように抗弁しているかと言うと。

1)自然変動が原因

図2

つまり、2000年以降、気候の内部変動で気温が低下していて、それがCO2に因る温暖化を打ち消している、ということだね。
じゃあ、自然変動に因る気温低下は如何ほどか?
自然変動が無かったとすれば、下図の黄色の線で表される気温上昇が続いていたはずだな。

図3 IPCC第4次報告書より

つまり、2000年以降の10年間で0.18℃温暖化していたはず。
これが打ち消されたということは、自然要因で同じだけ気温が低下したということだな。

一方、自然変動とは気温が周期的に上がったり下がったりする事を意味している。
グラフで表せば三角関数のような感じだね。
だから、2000年以降、自然要因で気温が0.18℃低下したということは、2000年以前は、自然要因で0.18℃温暖化していた、ということなんだな。
ところが。
IPCCによれば、20世紀の100年間の気温上昇は約0.74℃。(上図の紫色の線)
しかも、その全てがCO2の上昇に帰すわけじゃあない。
実際、「地球温暖化懐疑論批判」も「二酸化炭素だけが原因とは、人為的排出二酸化炭素温暖化説をとる研究者の誰も言っていない(議論7)」と、「20世紀後半においては、二酸化炭素が原因で温度が結果であることを強く示唆している(議論7)」と、そして、「IPCCが20世紀後半以降の温暖化の大部分が人為起源である可能性が非常に高いと結論した(議論10)」と認めていた。
つまり、IPCC党の主張は、20世紀後半の温暖化はCO2が原因、ということなんだね。
CO2の人為的排出が原因で20世紀後半に0.37℃温暖化した、と。
しかし、2000年以降の気温上昇停滞が自然要因ならば、上で説明したとおり、2000年以前の、つまり、20世紀後半の気温上昇のうち0.18℃は自然要因ということになる。
つまり、IPCC党がCO2の増加に帰した0.37℃の半分は、実は、自然要因だった、ということになる。
だから「20世紀後半以降の温暖化の大部分が人為起源である可能性が非常に高い」という主張は破綻する。

おもしろいだろ。
IPCC党は、人為的温暖化は止まっていない、と言い立てたものの、逆に、自らの主張を否定する羽目に陥ってしまったんだな。

此処で、2011年1月31日の「気候変動・千夜一夜」を見てもらおうかね。


他方、HadCRUTを使った場合には、上昇傾向は止まったように見えます。(アメリカ気象学会Bulletinの2009年8月号に出た「State of Climate 2008」という報告[NOAAのウェブサイト参照]のうちイギリスのハドレーセンターのKnightさんたちによる部分(S22-S23ページ)に気温の1999-2008年の変化傾向の線を入れた図があり、Scienceのニュース記事(Richard A. Kerr, 2009, Science, 326, 28-29)で紹介され、それを桜井邦朋さんが「移り気な太陽」で引用していました。 なかなかむずかしいところですが、GISTEMPとHadCRUTの違いの原因は上に述べたように見当がついています。


(「温暖化は止まった?」より)

「Scienceのニュース記事(Richard A. Kerr, 2009, Science, 326, 28-29)で紹介され」というのは、サイドバーにアップロードしている「”地球温暖化懐疑論批判”の不都合な真実」の図3-2のこと。
「State of Climate 2008」は膨大なんで、「”地球温暖化懐疑論批判”の不都合な真実」の9ページでは「イギリスのハドレーセンターのKnightさんたちによる部分」だけを抜き出したPDFファイルへのリンクを張っといた。

で、「なかなかむずかしいところですが」なんて嘯いてるけどね、Knightらの論文には、「The simulations rule out (at the 95% level) zero trends for intervals 15yr or more, suggesting that an observed absence of warming of this duration is needed to create a discrepancy with the expected present-day warming rate」って書いてるんだな。
つまり、気温上昇が15年間停滞すれば人為的温暖化論は破綻する、と
それはなぜかと言うと。
上で説明したとおり、2000年以降の10年間、温暖化が止まっているならば、20世紀後半の温暖化0.37℃の半分0.18℃は自然変動だから、15年間停滞するならば0.27℃が自然要因となる。
そうすると、IPCCの言い分とは全く逆に「20世紀後半以降の温暖化の大部分が自然起源である可能性が非常に高い」ということになる。
「15年間停滞すれば人為的温暖化論が破綻する」理由はこれなのよ。
しかし、現実には、2000年からではなく、1998年から気温上昇が停滞してる。
今年も停滞は確実。
ということは、既に14年間停滞しているということであり、人為的温暖化論はもう後が無くなった、ということなんだね。

それにしても、増田耕一大先生はわざわざ「イギリスのハドレーセンターのKnightさんたちによる部分」と紹介しながら、なぜ、その内容を説明しないんだ?
都合が悪いからだろ。
都合の悪いことには頬かむりを決め込む。
10月16日の投稿でも指摘したけど、これが人為的温暖化論者の習性。

2)成層圏の水蒸気減少が原因(例えば、こちらの記事を参照)

これを真に受けると、10月7日の投稿で紹介したこれに行き着くな。

図4

成層圏では未飽和だから、CO2の人為的排出が続けば成層圏のCO2が増加して温暖化が起こる、と。
ということは、図3の黄色の線は成層圏のCO2が増えた結果ということになる。
ところが、2000年以降、何故かは判らないけど、水蒸気が減少してCO2増加の効果を相殺しているので温暖化が止まっている、と。
しかし、だ。
11月4日の投稿で指摘したとおり、対流圏が飽和しているならば、成層圏の如何に関わらず、CO2の温室効果は既に飽和しているはず。
だから、成層圏の水蒸気を云々するのは、的外れと言うよりも、やはり、人為的温暖化は自体は止まっていないと言い立てて、その実は、人為的温暖化を自ら否定していることに他ならず、マヌケの極み。

3)中禍人糞凶和国様の大気汚染が原因(例えば、こちらの記事を参照)

これを真に受けるならば、第1点と同じく、2000年以降の10年間、虫国の大気汚染で0.18℃気温が下がり、それがCO2増加の影響を打ち消していたことになる。
ところが。
1980年以降、日欧米の先進国で大気汚染対策が進んだ。
実際、「地球温暖化懐疑論批判」も「日射の観測値は1985年頃を境に減少傾向から増加傾向に転じており、先進国で大気汚染物質の排出規制が始まった時期と合致する(議論11)」と主張していた。
だから、虫国一国の大気汚染で0.18℃も気温が低下しているのならば、1980年以降は、先進国における大気汚染対策の結果、全く逆に、0.18℃、もしくは、それ以上に、気温が上昇していたはず。
ということは、第1点と同様、「20世紀後半以降の温暖化の大部分が人為起源である可能性が非常に高い」ことはあり得ないということ。

人為的温暖化は止まっていないと言い立てて、またもや、自らの主張を否定することになってしまったんだな。
ご苦労なこった。

4)火山噴火が原因(例えば、こちらの記事を参照)

しかし、下図を見れば判るとおり、20世紀後半には大きな火山噴火が3回起こった。

図5 IPCC第4次報告書より

だから、火山噴火が原因ならば、気温上昇停滞は20世紀後半から起こっていたはず。
しかし、それならば、図3の黄色の線はおろか紫色の線もなかったはずで、従って、温暖化が騒ぎ立てられるようなこともなかった、ということになる。
どうしようもない自己矛盾だわ。
もはや、語るに落ちたね。

ところで。
図5をみれば判るとおり、コンピュータシミュレーションでは、CO2の人為的排出が無ければ、20世紀後半は寒冷化が進行しているんだな。
で、自然要因だけならば寒冷化しているのに、図3の黄色の線のような著しい温暖化が進んだということは、CO2の人為的排出に因って、観測されている気温上昇の倍近い温暖化が進行したということになる。
それなのに、2000年以降、気温上昇が停滞しているということは、その原因の如何に関わらず、自然要因だけならば、21世紀に入ってから寒冷化が著しく加速しているということになる。
だから、コンピュータシミュレーションのみに依拠して人為的温暖化を喚き立てている輩が、今さら、気候の内部変動で気温上昇が滞っているだの、火山噴火で気温上昇が滞っているだのと言い立てる事自体が自己矛盾なのよ。

しかも、だ。
既に20世紀半ばにおいて寒冷化に転じ、最近はより一層の寒冷化が進行しているのならば、自然のサイクルとして、小氷河期に入ったか、もしくは、10万年サイクルの間氷期が終わった可能性さえある。
「”地球温暖化懐疑論批判”の不都合な真実」の第9節で指摘したとおり、既に10万年サイクルの氷河期へのターニングポイントにさしかかりつつあるから、いつ大寒冷化に転じてもおかしくないんだな。
もし後者ならば、人類の発展を支えてきた温暖期は終わり、人類は重大な局面に立たされる。
幸いにして前者であっても、やはり由々しき問題。
気候学者ならばこれを論じないではいられないはず。
しかも、自分達が寒冷化という結果を出しているのだから尚更のこと。
にもかかわらず、IPCC党は、自然のサイクルが寒冷化に転じたことには全く言及しない。
不可解と言わざるを得ないだろ。
コンピュータシミュレーションこそ人為的な捏造ではないか、と疑われても仕方が無いな。

11月4日の投稿では「つじつまが大切です」と言ったけど、正にその通りであり、温暖化は止まっていないという主張は人為的温暖化論自体と「つじつま」が合わないのよ。
そこで、再び、2011年1月31日の「気候変動・千夜一夜」を見てもらおうかね。


1970年代から地球温暖化の話題を知っている年寄りにとっては、地球温暖化とは「大気中の二酸化炭素がふえたらどうなるか」という原因から結果に向かう因果関係のことです。二酸化炭素がふえ続けていることは確かですから、地球温暖化が止まったはずはないのです。
・・・
観測データの集計値の記述としては、「地球温暖化は止まった」という表現がもっともだと思われる現象も起きています。他方、原因から出発する立場では、地球温暖化が止まったとは思われません。そして、気候が温暖化傾向のほかに年々変動のゆらぎを含み、また観測値の不確かさもあることを考えると、観測された変化傾向は、地球温暖化が続いていると想定した場合にありそうな範囲からはずれてはいません。「地球温暖化は止まった」という記述を事実と認めるとしても、それは「だからもう地球温暖化は気にしなくてよい」という結論につながるような意味で正しいとは言えません。


(「温暖化は止まった?」より)

「原因から出発する立場では」、「原因から結果に向かう因果関係」に齟齬が生じたということは、原因に重大な変化が生じた、または、これまで原因と考えていたものが主たる原因ではなかった、ということ。
しかし、始めに紹介したとおり「二酸化炭素がふえ続けていることは確かですから」、つまり、人為的温暖化論における「原因」に変化は無いから、温暖化の主因はCO2ではなかった、ということなる。
「二酸化炭素がふえ続けていることは確かですから、地球温暖化が止まったはずはないのです」などと言い張るのは、「因果関係」の何たるかを理解していない証拠。

9月7日の投稿前回の投稿で解説したとおり、CO2に因る温室効果は産業革命時にほぼ飽和してる。
それは今回の考察によっても裏づけられたと言えるね。
つまり、IPCC党が、人為的温暖化は止まっていない、と言い立てたものの、逆に、自らの主張を否定する羽目に陥ったという「結果」を鑑み、そして、「原因から結果に向かう因果関係」を鑑みれば、人為的温暖化は止まっていないという主張の基となっている温室効果未飽和論は間違っていた、ということが判るんだな。
IPCC党は、人為的温暖化が「世の終わり」をもたらす、と喚き立てたけど、実のところ、自分達が終わっていた、と。
本当にマヌケなやつら。

あっ、そうそう。
こんな広報がありましたけど。

図6 海洋研究開発機構ホームページより

私めは関西の人間なんで、こんな物を聴く為だけにわざわざ横浜くんだりまで出向けませんが、当然、飽和論にもしっかりと反論してくれるよね?
で、増田耕一大先生はその成果(?)を「気候変動・千夜一夜」で報告してね。
期待してるわ。
キャハハ。

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