負け犬IPCC党の悲しき大吠協奏曲

チマローザ「オーボエ協奏曲」より

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

今日は1月16日の投稿の補足を。
1月9日の「気候変動・千夜一夜」は「地球温暖化にかかわる研究をしている科学者を笑いものにしているのか、温暖化懐疑論を笑いものにしているのか、よくわかりません」とほざいてたけど、確かに、私めは他のいわゆる「懐疑論者」とは一線を画している(つもり)。
そこのところを判りやすく説明するために、赤祖父俊一のIPCC批判を見てもらおうかね。


したがって、まず冷静に自然変動の成分を見極めて取り出し、その部分を差し引いてはじめて人類活動による部分が正確に同定できるのである。過去の気温変動から自然変動を研究することはそれほど困難なことではない。第一近似として炭酸ガスが急速に増えだした1946年以前の変動を自然変動と考えてもよい。
・・・中略・・・
この直線的上昇に乗った50-60年の準周期変動があるが、この変動は1910年から1940年までポジティヴであり、1940年から1975年までネガティヴ、そして1975年から2000年まで再びポジティヴであった。
・・・中略・・・
したがって、この上昇を自然変動か人類の活動によるものかについて充分研究しなければならない。それを怠って1975年から2000年までの上昇だけを炭酸ガスによると決め付けるのはおかしい。同種の現象かも知れないからである。しかも、1946年から炭酸ガスの放出量が急増したにも拘らず、気温は1940年から1975年まで降下した。この原因さえ充分研究されていない。同様な変動は以前に何回もあった。これは50-60年の準周期変動である。
・・・中略・・・
したがって、もし小氷河期からの回復が今後100年続くとすれば、小氷河期からの回復による温度上昇は2100年には0.5℃である。それに乗った準周期変動がポジティヴかネガティヴかによって2100年の気温が決まる。振幅は0.4℃程度であるので両方を加えても1℃ほどであろう。
・・・中略・・・
次はコンピューターによる将来の気温予測であるが、まずコンピューターは論理的スーパー頭脳ではない。ロボットと同じであり、即ち教えられたことをするだけである。IPCCは1975年からの気温上昇は炭酸ガスによると教えて、それによって2100年の気温を推定したのである。このインストラクションが誤っていれば、2100年の推定も当然誤りということになる。実際既に2000年の最初の時点で推定は誤っている。気温は上昇していない。
誤った教えは、1975年からの気温上昇は炭酸ガスだけによるとしたことである。


(「気候変動への誤りのない適応のため:自然変動と人類活動の区別」より)

重要な指摘だけれど、大気中CO2濃度は産業革命時から100ppm以上も増えているのだから、IPCCの「理屈」、すなわち、CO2が増えれば増えるほど温暖化するという「理屈」=未飽和論を論破しない限り、説得力は低いと言わざるを得ず、であるから、この批判はIPCC党には痛くも痒くもないんだな。

では、飽和論はと言うと。
2011年11月4日の投稿で言及したとおり、また、近藤邦明のホームページを見れば判るとおり、これまでの「懐疑論」は多層大気理論を頭ごなしに否定するだけだった。
これは、IPCC党とは異なる土俵上からIPCC党を罵っているに等しいのであって、やはり、IPCC党には痛くも痒くもないんだね。

ところが、私めはと言うと。
まずは、IPCCの「理屈」、すなわち、多層大気理論を受け容れた。
その結果、サイドバーにアップロードした”「地球温暖化懐疑論批判」の不都合な真実”の第10節で解説したとおり、IPCC党の主張とは全く逆に、CO2の温室効果には上限(8℃)があること、すなわち、CO2の温室効果は飽和することを確認した。
また、1月9日の「気候変動・千夜一夜」は「読者に理屈を理解してもらうよりは、むしろ笑いをとろうとしているように思われます」と言い放ったけれど、1月13日の投稿で説明したとおり、IPCC党による飽和論への反論こそ正に「笑いをとろうとしているように思われる」ような代物にすぎず、科学的に無意味なことも判った。
その一方で、1月2日の投稿で説明したとおり、現象論的な解析に依って得られた気候感度はIPCCの主張と違わなかった。

もちろん、これだけでは不十分で、産業革命時におけるCO2の温室効果が飽和に近い状態にあったかどうかを調べねばならない。
完全には飽和していなくても、であるから、20世紀第4四半期の気温上昇にCO2が寄与していても、飽和に近い状態にあるならば、人為的温暖化を心配する必要など全く無いんだね。
そこで、赤祖父俊一とは全く逆に、20世紀第4四半期の気温上昇は人為的温暖化である、というIPCCの主張も受け容れた。
しかしながら、赤祖父俊一も強調している「50-60年の準周期変動」に注目すれば、1月16日の投稿で解説したとおり、CO2の温室効果の上昇は0.1℃未満にすぎないことが判った。
大気中のCO2濃度が300ppmから400ppmまで増加したにもかかわらず、CO2に因る温室効果の上昇が0.1℃未満であるという事実は、温室効果飽和論以外では説明できない。
そこで再び、多層大気理論に当て嵌めて考察すると、CO2の温室効果は殆ど飽和していること、であるから、人為的温暖化を心配する必要など無いことが判ったんだね。
しかも、温室効果飽和論が正しいと判ってしまえば、「このインストラクションが誤っていれば、2100年の推定も当然誤りということになる」どころか、1月9日の投稿(図2は1月22日の投稿で修正)で示したとおり、20世紀の気温上昇は専らCO2に因ると仮定しても、21世紀の気温予測はIPCCのそれよりもずっと低いばかりでなく、「1℃ほどであろう」という赤祖父俊一の予測よりも低い。

つまり、これまでの懐疑論者とは異なり、IPCC党の基本的な主張、すなわち、多層大気理論、気候感度、20世紀第4四半期の気温上昇は人為的温暖化という主張を全て認めた上で、IPCCの人為的温暖化論を完膚なきまでに叩きのめした、ということ。
相手の主張を論駁する場合の最も強力な手法は、相手の主張を殆ど受け容れた上で、なお且つ、相手の主張の誤りを指摘すること。
これをやられちゃうと、グウの音も出ない。
私めはこの手法に則ってIPCCを論破したわけ。

ただし、IPCC党の主張を受け容れなかった点が一つある。
それは、都市化による全球気温のバイアス。
私めは「1975年からの気温上昇は炭酸ガスだけによるとした」のではなく、近藤純正氏の研究成果に基いて、都市化による全球気温のバイアスが大きく寄与していると考えた。
これは、IPCC党と近藤純正氏のどちらが信頼するに足るか、という問題に帰するわけだけど、調べてみたら、サイドバーにアップロードした”「地球温暖化懐疑論批判」の不都合な真実”の第2節で詳述したとおり、「地球温暖化懐疑論批判」は近藤純正氏の研究を歪曲した挙句、あろうことか、あべこべに「2008年10月に出版された武田(2008b)では、恣意的に修正前の古い値を用い続けているようである」と言い放っていたんだな。
自分が歪曲しながら、それを他人に擦りつけるような輩が「都市化による全球気温のバイアスは幻想である(「地球温暖化懐疑論批判」の「議論3」)」と言い張ろうとも、全く信用できないことは言うまでもないな。
しかも、この問題は当ブログ上で繰り返し論じ、「気候変動・千夜一夜」にトラックバックを送り続けて執拗に問い質してきたにもかかわらず、「地球温暖化の研究に真面目に取り組む科学者たち」は一貫して知らぬ顔の半兵衛を決め込んだ(1月9日の「気候変動・千夜一夜」においてさえも!)わけで、それは、近藤純正氏の研究が人為的温暖化論に都合が悪いので故意に歪曲したことを、であるから、逆に「都市化による全球気温のバイアスは事実である」ことを立証した、と言えるんだね。

極論すれば、これまでの「懐疑論」はIPCC党とは違う土俵で一人相撲を取っていただけであり、「地球温暖化の研究に真面目に取り組む科学者たち」も安心しきっていたのだけど、これまで見たことも聞いたこともない者(=私め)が突如として自分達の土俵に現れ、あれよあれよと言うまに押し込まれ、「地球温暖化の研究に真面目に取り組む科学者たち」は気がついたら土俵下に転げ落ちていたんだな。
1月9日の「気候変動・千夜一夜」の「地球温暖化にかかわる研究をしている科学者を笑いものにしているのか、温暖化懐疑論を笑いものにしているのか、よくわかりません」という捨て台詞は、「向こう側(=従来の懐疑論)の土俵にいると思ったのに、俺達の土俵に踏み込んできやがって」という、負け犬の負け惜しみなんだね。
「吠え面をかく」というのは正にこのこと。

(この記事を投稿する直前に「気候変動・千夜一夜」をチェックしたら、なんと、まともなコメントが入ってるじゃないの!めずらし~。けど、反論できるんなら、1月11日の投稿でも指摘したとおり、2011年9月8日の「気候変動・千夜一夜」で反論していたはずなんだよね。そもそも「対流圏でのCO2の温室効果は飽和している」というのは、私めじゃなくて、2011年10月7日の投稿で紹介したとおり、吉村純が言った事なんで。それから、上でも指摘したとおり、「都市化による全球気温のバイアス」は飽和論の重要なキーであり、「地球温暖化の研究に真面目に取り組む科学者たち」が近藤純正氏の研究を歪曲したという事実を決して見逃してはいかんのだよ。)

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