CO2への恋はマヌケなコンピュータ魔術師

ファリャ「恋は魔術師」より

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

日本経済崩壊新聞が2月24日の紙面で「地球温暖化に歯止め?―説明不能、海洋説が有力」と題する記事を掲載してたらしいな。
中身を見て無いから採り上げなかったけど、スキャンした紙面をアップロードしているブログを見つけたので、今日はそれを採り上げよう。
(以下はアップロードされていた画像から記事を再現したもの。)


気候変動を研究する科学者の頭を悩ませる現象が起きている。21世紀に入って地球の平均気温の上昇が止まっているのだ。温暖化ガスの蓄積で地球は暖まっているはずだが、大気の温度は上がらない。様々な理由が考えられるが、明確な答えは出ていない。
地球の平均気温は産業革命以降、上昇を続け、20世紀の100年間で0.74度高くなったと国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は報告している。とくに20世紀後半の50年間の上がり方が著しかった。
しかし、この10年ほどは横ばい傾向が続く。専門家は気温上昇の「中断(haiatus=ハイエイタス)問題」と呼ぶ。
気候変動の予測を専門とする東京大学大気海洋研究所の木本昌秀教授は「気温上昇が止まっている理由を明確に説明することは現時点ではできない」と話す。
教授が推測するもっとも確からしい原因は海洋の影響だ。
様々なデータから海洋の温度は上昇している。大気が温かくなれば、その下の海も当然暖まる。
しかし、大気に比べ海の温度上昇はゆっくりだ。海水面近くの水が暖まっても、深い場所の海水と入れ替わり、熱が海の深部にまで届かないことには海全体は暖まらない。大気と海との関係、海の表面と深海との間の循環が暖まり方を決める。
海洋と大気の相互作用が海水温や気象に大きな影響を与える現象がいくつか知られている。有名なのはエルニーニョ現象だ。太平洋赤道付近の大気と海水の流れのパターンが切り替わり、南米ペルー沖の海水温が変動し、気象に影響を及ぼす。
「中断問題」との関連で、木本教授が目星をつけるのは「太平洋10年規模振動」とよぶ現象だ。北太平洋中央部と、同東部から赤道付近の海水温が約20年周期で交互に上下し、シーソーのような動きを示す。
こうした変動の仕組みはよくわかっていない。しかし、このような現象が関わって海が大気の熱を蓄えやすい状態にあると解釈すると、気温上昇の停滞を説明できる。
「中断」の原因候補は他にもある。たとえば、太陽活動はここ数年、弱まっていると指摘されている。地球に入る熱の量自体が減っているかもしれない。人間活動で生ずる浮遊粉じん(エーロゾル)が高空に達し日射をさえぎる効果も言われている。
しかし、こうした原因が温暖化に足止めをもたらすほど大きな効果を持つのかはっきりしない。


(日本経済新聞)

「こうした変動の仕組みはよくわかっていない」って?
こりゃ、木本!
嘘を言うな、嘘を!
PDO(太平洋10年規模振動)はコンピュータシミュレーションに入ってるだろ。
その証拠に、江守正多はこんなこと言ってた。


さて、「IPCCの予測は外れた」と思いながらこの説明を聞くと、PDOという現象はIPCCの予測計算には入っていないという印象を受けるでしょう。しかし実際には、そんなことはありません。IPCCの予測に用いられた気候モデルの多くは、PDOを現実と同じように再現できます。PDOは自然現象ですから、大気と海洋の方程式を解けば、PDOはシミュレーション結果の中に勝手に現れるのです。1本1本のシミュレーション結果がガタガタしているのは、PDOなどの自然変動をモデルが表現している証拠です。


(「『地球は当面寒冷化』ってホント?」より)

で、「PDOを現実と同じように再現できる」はずの気候モデルを使って、「気候変動の予測を専門とする東京大学大気海洋研究所の木本昌秀教授」はこんな予測を出してた。

2013030501
海洋研究開発機構プレスリリースより

図1(a)の青い点を直線で近似すれば、1995年以降はそれ以前よりも速いペースで気温が上がり続けている。
何処が「気温上昇の停滞を説明できる」の?
こりゃ、木本!
嘘を言うな、嘘を!
(追記:こちらのデータを見れば判るとおり、海に蓄えられている熱はこの10年間増えていない。であるから、「海が大気の熱を蓄えやすい状態にあると解釈すると、気温上昇の停滞を説明できる」は事実に反する。)

昨年12月22日の投稿で指摘したとおり、気候モデル(コンピュータシミュレーション)において気温上昇が15年間中断することはない。
1月13日の投稿の図14で説明したとおり、気候モデルではこの15年間に0.3℃温暖化しているはずなんだよ。
ところが、1月13日の投稿の図1に見えるとおり、気温上昇は15年間中断してる。
ということは、気候モデルは、であるから、IPCCの人為的(CO2)温暖化論は破綻している、ということだね。
(温暖化は15年間中断しているのに、「この10年ほど」とぼやかしているのは、この事実を覆い隠すため。)

昨年1月2日の投稿で紹介したとおり、江守正多は、IPCCの予想は外れていない、と言い張っていたけど、上記の記事を見れば、それが強弁にすぎないことは明らかだろ。
つまり、江守が木本の嘘を暴露し、木本が江守の嘘を暴露してしまったわけで、もはや喜劇としか言いようが無いな。
それは、15年間の温暖化停滞がIPCC党にパニックを引き起こしたことを、物の見事に露呈してるんだね。

昨年1月9日の投稿で指摘したとおり、確かに、この15年間の気温上昇中断には気候の内部変動が寄与している。
けど、気候の内部変動とは、上がり下がりを繰り返すということだから、2000年以降、自然変動が下降モードに入ったということは、それ以前は上昇モードだったということに他ならず、しかも、0.3℃の人為的温暖化が帳消しになったというのであれば、「20世紀後半の50年間の上がり方が著しかった」とは言うものの、実は、そのうちの少なくとも0.3℃は自然変動に因る、ということになるな。
ということは、CO2の影響はIPCCが主張するのよりもずっと弱い、ということだな。
「様々なデータから海洋の温度は上昇している」ことは確かだけど、昨年10月9日の投稿で解説したとおり、それらは人為的(CO2)温暖化論の破綻を示していたんだね。

苦し紛れに「太陽活動はここ数年、弱まっていると指摘されている。地球に入る熱の量自体が減っているかもしれない」と言い立ててみたものの、これまた人為的温暖化論の嘘を露呈しただけ。
昨年12月24日の投稿で紹介したとおり、IPCCは、太陽活動は気候に殆ど影響しない、と言い張ってた。
気候モデルでは、太陽活動がマウンダー極小期並に低下しても、それに因る気温低下は0.1℃にすぎない。


太陽活動低下で地球温暖化は鈍らない=専門家報告
2012/01/24-11:14
【ロンドン23日ロイター時事】英気象庁と同国レディング大学の専門家は23日、今世紀の太陽活動の低下によって地球温暖化が大幅に鈍ることはなさそうだとの研究報告を発表した。
報告は、太陽活動は2100年まで減少するが、これによる地球の温度低下はセ氏0.08度にとどまるとしている。
科学者らは、今世紀に地球の温度が高まる中で、世界全体で異常気象が発生する公算が大きくなると警告している。地球の温度は、温室効果ガスの排出増加を反映して今世紀中に2度以上高くなると予想されている。世界各国は二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出量を減らす約束をしているが、気温の上昇を食い止めるには不十分と見られている。
今回の研究に参加した気象庁のガレス・ジョーンズ氏は「太陽活動の変化は地球の温度に大きな影響を与えず、温室効果ガス排出で予想される温暖化のペースを大きく鈍らせることはできないだろう」と指摘した。
20世紀の間に太陽活動は極大化し、最近の研究では極大期の終わりに到達したか近づいていることが示唆されている。
ジョーンズ氏らの研究では、極大のレベルを起点として今世紀の太陽活動の変化を予測した。
報告によると、太陽活動がマウンダー極小期(1645-1715年)のレベルを下回れば、地球の温度は0.13度低下する見込みだという。レディング大学の太陽研究専門家マイク・ロックウッド氏は、最も公算の大きいシナリオは、太陽活動が1820年ごろに起きたダルトン極小期のように低下するというものだと述べた。ダルトン極小期はマウンダーほど目立ったものではなかった。同氏によれば、マウンダー極小期ほどの低下が起きる確率は8%程度だという。


(時事ドットコム)

上で指摘したとおり、IPCCの人為的温暖化論が正しいのなら、この15年間に気温は0.3℃上がっているはず。
であるから、太陽活動がマウンダー極小期並に低下したとしても、この15年間に気温は0.2℃上がっているはず。
もちろん、マウンダー極小期並に低下してはいない。
であるから、「地球に入る熱の量自体が減っているかもしれない」が苦し紛れの言い逃れにすぎないことは明らかだな。
逆に、もし本当に「地球に入る熱の量自体が減っている」ことが温暖化中断の原因ならば、「太陽活動の変化は地球の温度に大きな影響を与えず」どころか、「太陽活動の僅かな変化も地球の温度に大きな影響を与える」ということだから、20世紀の気温上昇の主因は太陽活動ということに、であるから、やはりIPCCの人為的温暖化論は嘘、ということになってしまうな。
どちらに転んでも、人為的温暖化論は破綻してるんだね。

結局のところ、人為的温暖化説を正当化するために「海が大気の熱を蓄えやすい状態にある」だの、「地球に入る熱の量自体が減っている」だのと抗弁したものの、かえって、人為的温暖化の虚構を露呈してしまったんだね、木本昌秀は。
ご苦労さまだな、マヌケ野郎。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。