ガラクタ気候モデルの人為的温暖化舞曲

コダーイ「ガランタ舞曲」より

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

日本経済破壊新聞紙上で、江守瓦落多が、IPCCは正しいんだよ~~~、と泣き喚いてたらしいな。
新聞は手に入らなかったけど、とある団体のサイトに記事の内容がアップロードされてたので、ちょっと覗いてみるか。


地球温暖化、どこまで深刻か 江守正多氏と田中博氏に聞く
ポーランドで開かれている第19回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)。2020年以降の世界の温暖化対策作りへ向けた重要な交渉だ。前提となる地球温暖化はどれだけ深刻なのか。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書の執筆者でもある国立環境研究所の江守正多室長と、気候変動を独自に解析する筑波大の田中博教授に聞いた。
■江守氏「予測否定する証拠ない
江守正多(えもり・せいた)氏 温暖化の将来予測とリスク論が専門で、啓蒙活動にも熱心。最新のIPCC第5次報告書の主執筆者。43歳。
――気候変動の予測はどの程度正確なのですか。
物理学の方程式に基づく計算モデルを使い、天気予報と似たプロセスで数十年~100年単位の長期的な気温や雨量の傾向を求める。人間の活動で出る二酸化炭素(CO2)など温暖化ガスの影響を見るには、濃度が高まるという外部条件を与えて計算する。約100年前を起点に、現在までの気温を再現すると観測結果と傾向が合う
「もっとも、過去をうまく再現できるだけではモデルが正確とは言い切れない。2つ以上の計算誤差が打ち消し合って、正確であるかのように見えるのかもしれない。気候変動の科学が何か大事なものを見落としている可能性はゼロではないが、いまのところ間違いを示す証拠はない
――IPCCの第5次報告書は、人間の活動が20世紀半ば以降の温暖化の支配的な要因だとほぼ断言しています。
前回報告書の頃に比べて海の観測データなどが増え、計算モデルも改善された。大気中の微粒子(エーロゾル)が熱の出入りにどう影響するかの理解も進んだ。地球がどれだけのエネルギーを受け取り、どのように気温上昇をもたらしたかがより正確に見積もれるようになった
「前回の報告書ではヒマラヤ氷河の融解を巡り誤りが見つかった。(研究者のデータ操作を疑わせるメールが流出した)『クライメート・ゲート事件』も起きた。こうした経験から、IPCCは報告書の質と客観性を高められるよう、作成プロセスの正当性と透明性を重視している」
「運営を見直すとともに、証拠が多く、一致していれば確信度が高いと判断するルールを徹底し、表現も統一した。第5次報告書では気温上昇の『半分以上』が人為的な原因で起きた可能性は極めて高く、確信度は95%以上とした。文脈から考えて半分以上とは前回報告書と同様、『大部分』の意味と受け取ってよい
■「長期間の中断は意外」
――世界の平均気温が上がらなくなった「ハイエイタス(中断)」問題をどう見ますか。
温暖化の科学が間違っている証拠になるとはまったく思わない。太陽活動が弱まった結果、(地球を宇宙線から守る磁場が弱まり)地球に届く宇宙線が増えて雲の生成を促し、日射が遮られて気温が上がらなくなるとの説もあるが、人工衛星のデータでは地球が吸収する熱は減っていない。正味のエネルギーは増え続けている」
エネルギーは海の中に潜っていて、表面に分配されないだけと考えられる。何らかの変動が起きれば、逆に表面の方が多くなり気温も上がるかもしれない。海のエネルギー吸収は最近、研究が進んだのでこれからモデルの改善に生かされるだろう」
ハイエイタスが90年代終わりから続いているのは率直に言って意外だ。いずれ上昇に転じるだろうが、実際に上がらない限り、最新の論文をもとに科学的な説明を試みても温暖化を信じない人は聞く耳をもたないのではないか
――温暖化対策をそれほど急がなくてもよいとの意見もあります。
大気中の温暖化ガスが一定量増えた時の温度上昇を意味する『気候感度』が正確にわかっておらず、予測気温はどうしても幅を持つ。10年の気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)では、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べ2度以内にする必要性を確認したが、達成のために減らさなければならない温暖化ガスにも幅が出てしまう」
「温暖化の科学的な研究や計算が進んでもそれだけで対策は決まらず、様々な事柄を考慮する必要がある。たとえば温度上昇を2度以内ではなく2.5度以内とした方が、経済的には達成が格段に容易だろう。しかし、それによって生じる悪影響のリスクを受け入れられるかどうかは別問題だ。目標を緩めると対策が後退するリスクもある」

■田中氏「自然変動で上昇弱まる」
田中博(たなか・ひろし)氏 計算モデルで大気の動きを研究し、温暖化問題の論客でもある。米アラスカ大助教授などを経て現職。55歳。
――人間の活動が原因で起きる地球温暖化を、IPCCは大きく見積もりすぎだとか。
「温暖化は起きていると思うが、現実にはわからないことも多い。温暖化の科学は、100年後を予測しても真実を確かめられないという難しさがある。しかし、IPCCは温暖化で地球は大変なことになるという前提で設立されたので、気温上昇はたいしたことがないとは言いにくいのではないか。スーパーコンピューターによる解析結果などを集めて温暖化の根拠を可能な限り多く並べており、異論を唱えてもかなわない
「IPCCの報告書では地球を取り巻く大気・海洋の大循環の計算モデルにありったけの知識を入れ、過去の気温上昇を再現できたとしている。計算結果と観測データが一致するようにモデルを修正してきた結果だ。一般的なモデル開発手法ではあるが、人間の活動で発生する温暖化ガスとは別の原因で起きる自然変動を十分に考慮していない
「従来の予測では、世界の平均気温は1970年ごろ~90年代終わり頃までと同じようなペースで上昇し続けるとされていた。実際には98年ごろから上昇が鈍り、現在までほとんど上がっていない。自然変動の影響と考えられる」
――自然変動とは具体的に何を指しますか。
「大きく2通りある。1つは太陽活動の変化や火山の噴火。もう1つは空気や水など物理学で言う『流体』が持つゆらぎで、内部変動とも呼ぶ。川に浮く木の葉が上流から下流に流される間に、時々見せる不規則な動きもゆらぎの一種だ。ゆらぎは時に大きく、瞬間的に葉が川上に向かうように見えることもある」
内部変動による気温のゆらぎが、温暖化ガスによる長期的な気温上昇と重なったらどうなるか。内部変動で気温が上がる局面なら上昇はさらに大きくなるが、気温が下がる変動と重なれば上昇は弱まるかなくなる。それが今、起きているのではないか
――温暖化の割には、日本も冬は寒さが目立ちます。
「流体力学の計算から、大気には北極振動と呼ぶ大きな内部変動があるのがわかっている。寒気が北極にたまる時期と、放出されて日本を含む中緯度に流れ出し広範囲で気温が下がる時期が交互にやってくる。90年ごろにそれまでの寒気の蓄積期が終わり、徐々に状態が変わって00年ごろから放出期が続いている。歩調を合わせるように世界の平均気温の上昇は00年ごろに止まり、日本も寒い冬が多い」
■田中氏「計算モデルに改善余地」
――放出期が終わり気温が再び上がるのはいつですか。
「北極の氷が解けて北極が暖まる過程では寒気が放出される。もし、仮に北極の氷が解けきってしまえば蓄積期に戻るきっかけになり、地球の平均気温は上昇しやすくなるだろう。過去には別の理由で北極振動の状態が変わったこともある。太平洋や大西洋の変動が関係しているようだが、詳しいメカニズムはわからない。北極振動にはまったく不規則なカオスの性質もあり、計算しても再現できない」
「北極振動のような内部変動が氷河、海洋、植生の状態などと相互作用して、より大きく期間が長いゆらぎを起こすこともある。しかし、100~1000年先の気温を予測する際に、現在の計算モデルではこうしたゆらぎをうまく表せない」
世界の平均気温の上昇が2度を超えたら大変なことになると言う人もいるが、人間の活動で出る温暖化ガスによる気温上昇の予測が違えば対策も異なってくる。IPCCが予測の不確かさを減らそうと努めているのはわかるが、なかなか減らない。温暖化ブームは終わった感があり学生の人気も低下傾向だが、予算が付かなくてもパソコンと紙と鉛筆で仕事を続けたい」


(気候変動「予測否定する証拠ない」)

あ~、あ~、あ~。
本当に破廉恥な野郎だな。
面倒だけど、江守瓦落多の非科学性が「どこまで深刻か」について説明しておくか。

下図の水色の線が前回報告書の気候モデルで、今回は黄色の線だから、「前回報告書の頃に比べて海の観測データなどが増え、計算モデルも改善された」どころか、逆に、不確実性は増してるんだね。

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図1 IPCC第5次報告書第10章の図10.1(a)

にもかかわらず、「約100年前を起点に、現在までの気温を再現すると観測結果と傾向が合う」と言い張っているのは、黄色いゾーンの中央値、すなわち、赤線を指しているわけだけど、それでも、20世紀前半の「観測結果と傾向が合わない」な。
それなのに、「いまのところ間違いを示す証拠はない」だと!
この一事だけを以ってしても、人為的温暖化説が事実の歪曲の上に成立していることは明らかだろ。

一方、「現在までの気温を再現すると観測結果と傾向が合う」を真に受け、「地球がどれだけのエネルギーを受け取り、どのように気温上昇をもたらしたかがより正確に見積もれるようになった」をも真に受けたとすると、11月13日の投稿で解説したとおり、気候感度は1.5℃。
「大気中の温暖化ガスが一定量増えた時の温度上昇を意味する『気候感度』が正確にわかっておらず、予測気温はどうしても幅を持つ」と言い立てているけれど、「現在までの気温を再現すると観測結果と傾向が合う」のは気候モデルの中央値だけであり、従って、予測が意味を持つのは中央値だけであり、気候モデルの中央値を採れば気候感度は1.5℃だから、「予測否定する証拠ない」と言い張るのなら、大気中CO2濃度が産業革命時の倍になっても、気温が2℃上がることはない。
それなのに、「たとえば温度上昇を2度以内ではなく2.5度以内とした方が、経済的には達成が格段に容易だろう」などと嘯いてる。
デタラメほざくんじゃねえぞ!

図1の赤線が20世紀前半の気温上昇を再現できないという事実は、「気候変動の科学が何か大事なものを見落としている可能性は95%÷95%」を意味する。
ホッケー・スティック曲線の虚実」で解説しているとおり、「気候変動の科学は太陽の影響を見落としている」、そして、「気候変動の科学は気候の内部変動を見落としている」んだよ。
図1(の黒線)を見ると、1940年頃から1970年頃にかけて気温が低下しているけど、それは気候の内部変動が原因。
気候の内部変動がマイナスに転じたから気温が低下したんだね。
ということは、気候の内部変動は1970年ごろに底を打ち、その後は再び上昇に転じた、ということであり、それが1970年以降の急激な気温上昇の一因なんだよ。

そこで、「ハイエイタス」の原因として、「気温が下がる変動と重なれば上昇は弱まるかなくなる。それが今、起きているのではないか」という考えが出てくるわけだけど。

10月5日の投稿で採り上げた2013年10月2日の朝鮮日刊新聞が囃し立てていた「人類の輩出した二酸化炭素(CO2)の累積量と世界の平均地上気温の上昇は、ほぼ比例関係にあるという見解」、すなわち、下図の黒線を見れば判るとおり、「いまのところ間違いを示す証拠はない」のなら、最近の15年間に気温は0.3℃上がっているはずなんだね。

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図2 IPCC第5次報告書政策立案者向け要約の図10

それが「気温が下がる変動と重なり」、その結果、気温上昇が停滞しているのなら、90年代末以前の「内部変動で気温が上がる局面」では、内部変動で気温が0.3℃上がっていた、ということになるな。
第5次報告書第10章(883ページ)に依れば「Over the 1951-2010 period, the observed GMST increased by approximately 0.6°C」だから、20世紀後半以降の気温上昇0.6℃の半分は気候の内部変動で、残り半分がCO2に因るんだね。
結局、人為的排出CO2の影響は「物理学の方程式に基づく計算モデル」の結果よりもずっと弱いということであり、それなら、図2のようになるはずがないな。
IPCCの気候モデルは自己矛盾に陥ってしまうんだね。
矛盾に陥るということは、始めの前提が誤っていた、つまり、「いまのところ間違いを示す証拠はない」は誇大妄想だった、ということだね。
図1の赤線を見ると、20世紀後半に関しては、気候モデルは「正確であるかのように見える」けど、気候モデルが「人間の活動で発生する温暖化ガス」を過大評価する一方で、「自然変動を十分に考慮していない」から、「その2つが打ち消し合って、正確であるかのように見える」だけなんだよ。
って言うか、実は、それすら嘘で、中央値(赤線)が「正確であるかのように見える」ようになるまで、パラメターを変えて計算し続けたにすぎないのであって、だからこそ、黄色のゾーンがあんなに大きいんだね。

江守瓦落多は「エネルギーは海の中に潜っていて、表面に分配されないだけと考えられる」と言い立てているけど、なぜ、そうなったのかについての「科学的な説明」は全く無い。
「何らかの変動が起きれば、逆に表面の方が多くなり気温も上がるかもしれない」と言うのであれば、「何らかの変動」が起きた結果、「エネルギーは海の中に潜っていて、表面に分配されないだけと考えられる」ということになるはずだけど、江守瓦落多自身は「何らかの変動」に関して「何らかの説明」すらしていないから、現時点で考え得る「何らかの変動」は気候の内部変動しかない。
従って、上で説明したとおり、「いまのところ間違いを示す証拠はない」は誇大妄想、という結論にならざるを得ない。
「ハイエイタスが90年代終わりから続いているのは率直に言って意外だ」という台詞が出て来るのは、「物理学の方程式に基づく計算モデル」がハイエイタスを再現できないからに他ならず、そうであれば、「気候変動の科学が何か大事なものを見落としている可能性」が高いはずであるにもかかわらず、「いまのところ間違いを示す証拠はない」だの、「温暖化の科学が間違っている証拠になるとはまったく思わない」だのと高言するのは、江守瓦落多の非科学的な態度を示して余りある。

人為的排出CO2に因る気温上昇が0.3℃なら、11月12日の投稿で解説したとおり、「世界の平均気温が上がらなくなった」と見える現象こそが人為的排出CO2に因る温暖化、ということが判る。
だから、「気温が下がる変動と重なれば上昇は弱まるかなくなる。それが今、起きているのではないか」も実は誤りで、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の図9-6に見えるとおり、気候の内部変動は現在ピーク状態にあるんだね。
人為的排出CO2の気候への影響は元々弱いから、そして、気候の内部変動が高止まりしているから、「世界の平均気温が上がらなくなった」んだよ。
「いずれ上昇に転じるだろう」どころか、 気候の内部変動はこれからマイナスに転じるから、当面、気温は上昇しない。
むしろ、低下の可能性すらある。

以上の「科学的な説明」に関しては「いまのところ間違いを示す証拠はない」から、「ハイエイタス」は「温暖化の科学が間違っている証拠になる」。
田中博は「スーパーコンピューターによる解析結果などを集めて温暖化の根拠を可能な限り多く並べており、異論を唱えてもかなわない」と言ってるけど、それは違う。
「温暖化の科学が間違っている」ことは「科学的に説明」できる。
但し、「科学的な説明を試みても科学を信じない人=江守瓦落多は聞く耳をもたない」けどね。
実際、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」で紹介したとおり、あのトレンバースでさえも「the IPCC has not paid enough attention to natural variability」と認めているのに、尚も「文脈から考えて半分以上とは前回報告書と同様、『大部分』の意味と受け取ってよい」と言い張る江守瓦落多こそ「聞く耳をもたない」ことは明白だな。

データを再現できないくせに、「現在までの気温を再現すると観測結果と傾向が合う」だの、「気候変動の科学が何か大事なものを見落としている可能性は明白」であるにもかかわらず、「いまのところ間違いを示す証拠はない」だの、不確実性は増しているにもかかわらず、「前回報告書の頃に比べて海の観測データなどが増え、計算モデルも改善された」だのと言い張り、こちらが「科学的な説明を試みても聞く耳をもたない」どころか、自分はひたすらに「予測否定する証拠ない」だの、「温暖化の科学が間違っている証拠になるとはまったく思わない」だのと喚き散らすだけで、何の「科学的な説明」もできないくせに、「科学的な説明を試みても温暖化を信じない人は聞く耳をもたない」と泣き叫ぶ。
それが「啓蒙活動にも熱心」の実態なんだね。
本当に破廉恥な野郎だな~。

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