沈める温暖化寺

ドビュッシー「前奏曲集第1巻」より「沈める寺」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

1月21日の投稿で指弾したにもかかわらず、しかも、既に「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」、及び、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」で論破済みであるにもかかわらず、マヌケなコンピュータ魔術師、こと、亀よりのろい木本昌秀のイソギンチャク、じゃなかった、腰巾着が性懲りも無くアホなこと言ってるようだな。


史上最大と言われた1997/98年のエルニーニョ以降、現在まで全球地表気温の上昇傾向が緩くなっている。このいわゆる地球温暖化の「停滞」現象は、ハイエイタス(hiatus:空白、中断、休止などの意)と呼ばれ,専門家のみならず一般社会も関心をもつようになっている。
・・・中略・・・
従って、ハイエイタスに関する疑問は1)ハイエイタスの原因は何か、2)気候モデルは何か間違っているのか、という2点に分かれる。科学的には1)の疑問が重要であるが、2)は気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の評価報告書の土台をなす気候モデル(あるいは放射強制データ)の信頼性に関わるもので、こちらも気候科学としては捨て置くわけにはゆかない。
・・・中略・・・
外因説のもっとも基本的な検証は、大気上端における正味放射収支であるが、人工衛星データから、気候システムは2000年代とそれ以前でさほど変わらない約0.5W/(m^2)の余剰エネルギーを受け取っていることが分かっている(Loeb et al. 2012)。したがって、ハイエイタスが温暖化の弱化を意味するという考えは支持されない。
・・・中略・・・
まず思いつくこととして、海洋亜表層あるいは深層に熱が余分に輸送されているのではないかという可能性がある。Meehl et al.(2011)は、単一の気候モデルによる将来気候アンサンブル実験で、タイミングはまちまちであれハイエイタスに似た地表気温上昇の停滞が生じることを見つけ、そのときに全球海洋の700m以深で蓄熱量が増大していることを示した。
・・・中略・・・
2000年代のSST上昇傾向が小さいのは地表気温と同様であり、その代わりに海洋深層に熱がより多く蓄えられていることを意味している。海洋熱吸収の活発化がハイエイタスの要因である直接的な証拠として、全球海水準の時系列には停滞がなく、2012年までほぼ同じ傾向で上昇し続けていることが挙げられる(Met Office 2013)。海水準上昇の最大の理由は海水の熱膨張であり、SSTが上昇していない以上、海洋のどこか(具体的には温度躍層下)が暖まっているに違いない、ということである。
・・・中略・・・
Watanabe et al.(2013)は、エネルギー収支にもとづく解析から、2000年代の観測値は海洋熱吸収係数が大きい一方、CMIP気候モデルのアンサンブルは熱吸収係数の増大を系統的に過小評価しており、そのせいで気候モデルはハイエイタスをうまく表現できていないと結論付けている。
2000年代の海洋熱吸収の活発化が生じた原因については、温暖化強制に対する応答と自然の内部変動、どちらも考え得る。結論が出ているわけではないが、最近の研究は後者を支持するものが多い。
・・・中略・・・
Balmaseda et al.(2013)は、海洋客観解析で風応力を気候値にしてしまうとハイエイタスが再現されず700m以深の蓄熱量が増加しないことから、風駆動の亜熱帯沈み込み(サブダクション)の変化が重要であると示唆している。
PDOの負位相がハイエイタスの原因である直接的な根拠は、Kosaka and Xie(2013)が行った数値実験で与えられる。彼らは、熱帯太平洋域のSSTを観測値に緩和した大気海洋結合モデルがハイエイタスをよく再現することを示した。
・・・中略・・・
これは、エルニーニョ時に全球気温が高くなることを考えればさほど不思議ではないが、ハイエイタスを理解する上で有益かつ明快な結果と言える。熱帯域の大気海洋は強く結合しているので、SSTではなく風応力を観測値に緩和することでも同様の結果が得られる(England et al.2014)。2000年代はラニーニャが多いわりに強いエルニーニョが起きておらず、このようなエルニーニョ・ラニーニャの発現頻度の変化とハイエイタスが繋がっている可能性も上記の研究から示唆される。次に強いエルニーニョが発現すればハイエイタス終了の契機となるという見方もあり(Tollefson 2014)、熱帯太平洋域の継続的なモニタリングが重要である。


(「天気、61(2014)277」より)

IPCCの人為的温暖化説では、大気中のCO2が増えて、気温が上がり、大気からの下向き赤外放射が増すから、海に余分な熱が溜まる。
「気候システムは2000年代とそれ以前でさほど変わらない約0.5W/(m^2)の余剰エネルギーを受け取っていることが分かっている」と言い張っているけど、気温が上がっていないのに、ハイエイタス以前と同じペースで海に熱が溜まり続けるはずがない。
(しかも、その論文が得た値は0.5±0.43W/(m^2)だから、「したがって、ハイエイタスが温暖化の弱化を意味するという考えは支持されない」とは言い切れない。)
だから、真っ先に「海洋亜表層あるいは深層に熱が余分に輸送されているのではないかという可能性」を考えるなんてありえない。
それなのに、「まず思いつくこととして」だと!
この一言だけでも、IPCCの人為的温暖化説の非科学性は明らかだろ。

「単一の気候モデルによる将来気候アンサンブル実験で、タイミングはまちまちであれハイエイタスに似た地表気温上昇の停滞が生じることを見つけ、そのときに全球海洋の700m以深で蓄熱量が増大していることを示した」と言い立てているけど、その後で、「CMIP気候モデルのアンサンブルは熱吸収係数の増大を系統的に過小評価しており、そのせいで気候モデルはハイエイタスをうまく表現できていない」と言ってるじゃねえか。
「系統的に過小評価して」るのに、なぜ「全球海洋の700m以深で蓄熱量が増大していることを示せる」?
気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の[注6]でも指摘しているとおり、「タイミングはまちまちであれハイエイタスに似た地表気温上昇の停滞が生じることを見つけ」は、コンピュータが意味不明な結果をはじき出したということにすぎないんだね。

それでも、IPCC党が「海洋のどこかが暖まっているに違いない」と言い張るのには、別の理由がある。
気候感度に関するIPCC学派の論文」の(B-3)式がその拠り所なんだよ。
それに依れば、CO2が増せば放射強制力(ΔF)も増すけど、気温(ΔT)が上がらなければ、その分だけΔQが増す、つまり、海に熱が溜まるはず、ということなんだね。
けど、上で説明したとおり、人為的温暖化説の原理に依れば、そんなことは起こり得ない。
だから、「気候感度に関するIPCC学派の論文」で解説しているとおり、または、2013年10月1日の投稿でも解説したとおり、(B-3)式は科学的に無意味。

けど、たとえ、その式を真に受けたとしても、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の[注12]でも解説しているとおり、気候感度は0.75℃。
「約0.5W/(m^2)の余剰エネルギーを受け取っていることが分かっている」と喚いてるけど、その値は2001年から2010年までの値。
一方、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」で指摘しているとおり、気候感度の計算に用いるべきは、1750年から2010年までの値。
人為的なCO2排出は20世紀後半に激増したから、「気候感度に関するIPCC学派の論文」の(B-3)式のΔQに0.5W/(m^2)を用いるのは著しい過大評価になる。
ΔQ=0.3W/(m^2)で十二分。
だから、気候感度は0.75℃。

ということは、「ハイエイタスが温暖化の弱化を意味するという考えは支持されない」のではなく、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」で解説しているとおり、「ハイエイタスが(人為的排出CO2)温暖化」に他ならず、温暖化は始めから弱い、ということ。
ということは、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」でも解説しているとおり、2000年以降、60~70年周期の自然変動がピーク状態にあり、高止まりしているから、人為的要因の温暖化のみが現れた、ということ。
その自然変動はAMO(大西洋数十年規模振動)。
PDO(太平洋十年規模振動)じゃねえ。
英国気象庁の「The recent pause in global warming (1)」を引用してるけど、「The recent pause in global warming (2)」の方には「the North Atlantic warmed rapidly during the latter half of the 20th century and this may well have contributed to the rate of global surface temperature rise in that period. It has been estimated that variations in the AMO can give fluctuations of about 0.1°C in global temperature」と書いてる。
IPCC第5次報告書第10章の883ページに依れば、「Over the 1951-2010 period, the observed GMST increased by approximately 0.6°C」だから、そのうちの0.2℃はAMOに因る、ということになるな。
だから、人為的要因の気温上昇は最大でも0.4℃。
だから、やはり、気候感度は0.75℃。
やはり、AMOの高止まりが「ハイエイタス」の要因なんだね。

「これは、エルニーニョ時に全球気温が高くなることを考えればさほど不思議ではないが、ハイエイタスを理解する上で有益かつ明快な結果と言える」と言い立てているけど、IPCC第5次報告書第3章FAQ3.1の図1を見ると、700m以上の海洋深層に熱を送り込んでいるのは、ベーリング海、グリーンランド海、南極海だから、「風駆動の亜熱帯沈み込み(サブダクション)の変化が重要であると示唆している」だの、「熱帯太平洋域のSSTを観測値に緩和した大気海洋結合モデルがハイエイタスをよく再現する」だのは信頼性が低い。
また、「熱帯域の大気海洋は強く結合しているので、SSTではなく風応力を観測値に緩和することでも同様の結果が得られる(England et al.2014)」というのは、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の[注4]で採り上げている論文のことで、貿易風が強まって、「太平洋西部の海中深くに蓄えられることになった」ことがハイエイタスの原因、と言い立てていたけど、貿易風が強まって、赤道付近太平洋西部の海面が著しく上昇していることが、1993年以降の海水準上昇の主たる要因なんだね。
IPCCはそれを海水の熱膨張の結果と言い立てて、海水の熱膨張を過大評価し、「海洋亜表層あるいは深層に熱が余分に輸送されているのではないか」と言い張ってるんだよ。
「2000年代はラニーニャが多いわりに強いエルニーニョが起きておらず」と言い張ってるけど、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の[注10]で紹介しているとおり、ENSO(エルニーニョ・南方振動)の影響を取り除いたら、1993年以降、気温は上昇していないから、「このようなエルニーニョ・ラニーニャの発現頻度の変化とハイエイタスが繋がっている可能性」は低い。

けど、たとえ「PDOの負位相がハイエイタスの原因である」としても、だ。
それなら、「PDOの正位相がハイエイタス以前の気温上昇の一因である」はずだな。
気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の[注3]で紹介しているとおり、「Kosaka and Xie(2013)」は「数十年とより長い周期でも低温と高温を繰り返しており、地球全体の気候に影響を及ぼしている」、そして、「海面水温に応じて気温上昇が進んだり鈍ったりする」から、「気温上昇が鈍ったのは海面水温が低温傾向にあるのと関係している」と言い立てていたわけで、それなら、ハイエイタス以前は「海面水温に応じて気温上昇が進ん」だはず。
「次に強いエルニーニョが発現すればハイエイタス終了の契機となるという見方もあり」と言い張ってるけど、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の図9-14が「Tollefson 2014」であり、それを見ると、「Warm-phase PDO」と「Earth warmed rapidly」は同期している。
(その図を見れば、PDOの負位相は当面続くから、たとえ「次に強いエルニーニョが発現すればハイエイタス終了の契機となる」としても、かなり先の話。今年、強いエルニーニョが発現し、過去最高気温になったとしても、PDOがハイエイタスの原因なら、ハイエイタス終了とは言えないはず。過去最高気温になって、人為的温暖化と騒ぎ立てるなら、この解説は全くのデタラメだった、ということになる。ということは、気候モデルはデタラメだったということだから、過去最高気温になっても、人為的温暖化説は破綻している。)
つまり、「PDOの正位相がハイエイタス以前の気温上昇の一因」。
ところが、IPCCの気候モデルでは、20世紀後半の気温上昇は専ら人為的。
IPCC第5次報告書の市民向け要約」の図11-1に見えるとおり、IPCCの気候モデルは自然変動の影響を全く考慮していない。
ということは、IPCCの気候モデルは人為的排出CO2の効果を過大評価している、ということ。
政策策定者向け要約は15ページで「温暖化に対する人為起源の寄与の最良の見積もりは、この期間(1951年から2010年)において観測された温暖化と同程度である」と言い張ってるけど、それは見せかけにすぎず、科学的には無意味、ということ。
「Balmaseda et al.(2013)は、海洋客観解析で風応力を気候値にしてしまうとハイエイタスが再現されず700m以深の蓄熱量が増加しないことから、風駆動の亜熱帯沈み込み(サブダクション)の変化が重要であると示唆している」と言い立てているけど、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」で紹介しているとおり、その論文の著者の一人、トレンバースも「the IPCC has not paid enough attention to natural variability」と認めてしまったんだよ。

IPCCが人為的温暖化説を正当化する拠り所は、気候モデル(正確に言えば、CMIP気候モデルのアンサンブルの中央値)が20世紀後半の気温上昇を再現できる、ということだけど、ハイエイタスは、IPCCの気候モデルがハイエイタスを再現できないということはもとより、それ以上に、気候モデルが20世紀後半の気温上昇を再現できることに疑義を突きつけたんだね。
つまり、「IPCCの評価報告書の土台をなす気候モデルの信頼性」に疑義を突きつけたんだね。
「科学的には2)の疑問が重要」なんだよ。
にもかかわらず、あべこべに「科学的には1)の疑問が重要である」とほざいてるけど、それは理の当然。
「結論が出ているわけではないが、最近の研究は後者を支持するものが多い」と認めながら、「2000年代の観測値は海洋熱吸収係数が大きい一方」だの、「2000年代の海洋熱吸収の活発化が生じた原因については」だのと言い立て、2000年以降だけを問題にするのは、「PDOの正位相がハイエイタス以前の気温上昇の一因」であることに気づかないからに他ならず、だから、「科学的には2)の疑問が重要」と思わないんだね。

自然科学の他の分野なら、「PDOの負位相がハイエイタスの原因である」なら、「PDOの正位相がハイエイタス以前の気温上昇の一因である」ということは、出来の悪い学生でも気づくはずだけど、驚くべきことに、温暖化業界では、研究者でさえも気がつかないんだね。
実際、こやつの親亀である木本昌秀も、「PDOの正位相がハイエイタス以前の気温上昇の一因である」ことに気づいていないから、「微動だにしていない」と喚き散らしていたのであり、江守不正多が「温暖化を信じない人は聞く耳をもたない」と泣き叫んでたのも同じ理由なんだよ。
(あくまで、「PDOの負位相がハイエイタスの原因である」ならば、ということであり、本当は、上で説明したとおり、AMOが高止まりしていることがハイエイタスの要因。)
IPCC第5次報告書の市民向け要約」の[注5]で言及したとおり、「no one really talks about the other side of this situation」なんだよ。
1月9日の投稿で紹介したとおり、ポンコツ機関車トーマスは「15年という短い尺度で長期の気候変動は測れません」と喚き立てていたけど、実は、自分達こそ15年間だけを問題にしてるんだね。
本当に破廉恥な連中だな、IPCC党は。

まともな科学者なら、ハイエイタスを目の当りにして、私達は根本的に間違っていた、と考えるはず。
ところが、あべこべに「科学的には1)の疑問が重要である」だの、「微動だにしていない」だの、「聞く耳をもたない」だのと喚き散らしてる。
科学じゃねえな。
温暖化は人為的である、という教義(tenet)があるんだよ。
その証拠に、「『3%の科学』と『97%の宗教』」で紹介しているとおり、IPCC党は「97-98% of the climate researchers most actively publishing in the field surveyed here support the tenets of anthropogenic climate change outlined by the Intergovernmental Panel on Climate Change」と喚き散らしてた。
「PDOの正位相がハイエイタス以前の気温上昇の一因である」ことは教義に反するから、絶対に認めないんだね。

江守不正多は「エネルギーは海の中に潜っていて、表面に分配されないだけと考えられる」と言い張ってたけど、それは、本当の科学が戦艦IPCC号に集中砲火を浴びせて撃沈し、科学者を装う温暖化教徒はIPCC号と共に海の中に潜った、という意味なんだよ。
キャハハ。

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