晴子とIPCCの喜びは露と消え

モーツァルト「魔笛」より「愛の喜びは露と消え」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

前回の投稿へのコメント欄で「フィードバック係数が3であることが前提で論理が構築されているように思えるのですが、その根拠は何なのでしょうか」という御質問を頂きました。
(「貴兄」などと呼ばれたら、緊張してしまって、頭痛が起こりますので、日常の言葉使いでお願いします。)
同様の疑問を抱く人もいるでしょうから、特に懐疑論者はそうでしょうから、ここで説明しておきましょう。

IPCC第5次報告書の市民向け要約」の(11-3)式で計算しているとおり、IPCCの数式と数値を真に受けても、平衡気候感度(ECS)は0.75℃です。
「気候感度に関するIPCC学派の論文」の(B-3)式と(B-4)式からλ(コメンテータが言うところの「フィードバック係数」を含んだ係数)を消去すれば、気候感度の式になりますから、フィードバック係数の如何に拘わらず、気候感度は0.75℃なのです。
そこに懐疑論者が負のフィードバックを主張する余地があるわけです。
実際、CO2が倍増すれば、それだけで気温は1℃上がる、というIPCCの主張を真に受ければ、フィードバック係数は1未満(0.75)になります。
しかし、私めの論理は温室効果飽和論を「前提」にしています。
CO2が倍増すれば気温は1℃上がる、というIPCCの主張は間違い、というのが私めの「前提」です。
もちろん、「CO2の温室効果には上限がある」で解説しているとおり、それにはちゃんとした「根拠」があります。
(「温室効果飽和に対する愚かな反論」で解説しているとおり、IPCC党の反論が反論になっていないということも「根拠」ですし、増田耕一が何一つ論ずることなく、キチガイ呼ばわりして逃げ出したことも「根拠」になり得るでしょう。)
フィードバック係数の如何に拘わらず、気候感度は0.75℃ですから、IPCCのフィードバックを受け容れても、気候感度は0.75℃です。
IPCC第5次報告書の「新しい見解」、つまり、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の図11-11は「フィードバック係数が3であることが前提」になっていますから、それを受け容れるなら、CO2単独の効果は0.75℃÷3=0.25℃になります。
(もちろん、「新しい見解」ではなく、第4次報告書の見解を引き継いだだけですが。)
IPCCが主張する値(1℃)の4分の1にすぎません。
この結果は温室効果飽和論と見事に整合します。
つまり、「フィードバック係数が3」の「根拠」は他ならぬIPCCであり、それを受け容れた「根拠」は温室効果飽和論です。

それでは、我田引水じゃないか、と思われるかもしれませんが、それだけが「根拠」ではありません。
気候感度0.75℃を計算するのに、ΔT=0.4℃を用いました。
20世紀の気温上昇0.8℃の半分が人為的要因、ということですね。
IPCC党が何を喚こうとも、これは否定できません。
IPCC第5次報告書の市民向け要約」の図11-7以降で解説しているとおり、データが事実を物語っています。
ΔT=0.4℃には歴とした「根拠」があるのです。
従って、20世紀前半の気温上昇0.4℃は自然要因です。
ホッケー・スティック曲線の虚実」の図7-1に見えるとおり、その自然要因は太陽活動である、と考えられます。
IPCCは、そのグラフの太陽活動変動は強すぎる、と言い張るわけですが、「ホッケー・スティック曲線の虚実」の(7-1)式で計算したとおり、その「強すぎる」変動を以ってしても、それ単独での気温上昇は0.1℃強にすぎません。
強い正のフィードバック(=フィードバック係数3)を考慮しなければ、20世紀前半の気温上昇を再現できないのです。
「フィードバック係数が3」だと考えれば、全てが丸く収まるのです。

それは客観的「根拠」足り得ないと言われれば、否定できませんが、始めに述べたとおり、気候感度の式にフィードバック係数は現れませんから、観測データだけに基いた「根拠」を示すことは誰にもできないでしょう。
論理の整合性とデータとの整合性が満たされているかどうかが判断基準にならざるを得ません。
少なくとも、現時点において、その整合性を満たしているのは、「フィードバック係数が3」を「前提」にした温室効果飽和論だけであると考えます。
実際、IPCCの気候モデルは全く整合性がありません。
IPCCは、気候モデルは20世紀後半の気温上昇を再現できる、と言い立てていますが、前回の投稿で強調したとおり、「no one really talks about the other side of this situation」という事実はそれが全くの虚構にすぎないことを露呈しました。
IPCCの気候モデルは、20世紀前半の気温上昇も再現できませんし、もちろん、ハイエイタスも再現できません。
世間が思っているのとは全く逆に、実は、20世紀以降の気候変動を全く再現できないのです。
(もちろん、ホッケー・スティック曲線を「前提」にしているから、19世紀以前の気候変動も再現できない。何一つ再現できない。)
私めの論理とIPCCの論理は「フィードバック係数が3」が共通ですから、CO2が倍増すれば気温は1℃上がるという主張が根本的に間違っている、ということになります。
(世の「懐疑論者」の多くも、それを真に受けていますから、彼らも間違っています。フィードバックが負なら、20世紀前半の気温上昇を説明できないはずです。実際、彼らが説明するのを目にしたことはありません。)

フィードバックに議論の余地があっても、IPCCがCO2の効果を過大評価していることに疑いの余地はありません。
気温上昇の一部が人為的排出CO2に因ることは否定できません(それを否定する「懐疑論」はこれまた無意味)が、今後、CO2を排出し続けても、もはや、気候に大きな影響を及ぼすことはありません。
STAP温暖化!


STAP検証実験、分子生物学会が凍結求める
2014年7月4日 18時52分
STAP細胞の論文を英科学誌ネイチャーが撤回したのを受け、日本分子生物学会(理事長=大隅典子・東北大教授)は4日、理化学研究所の対応を批判する理事長声明を学会のホームページで発表した。
研究不正の実態解明と、解明が終わるまで検証実験を凍結することも求めている。
声明は、論文撤回について「約半年もかかったものの、事態が一歩進んだ」と評価した上で、疑惑が解明されないまま著者らが検証実験に参加することを疑問視する声が多いと指摘した。
理研の対応についても、「科学の健全性を大きく損なう」「次世代の研究者育成の観点からも非常に憂慮すべき問題」「税金という形で間接的に生命科学研究を支えて頂いている国民に対する背信行為」と批判した。


(YOMIURI ONLINNE)

学会が批判してるだけ、まだましだね。
それに対して、英科学誌ネイチャーで「no one really talks about the other side of this situation」と批判された後であるにもかかわらず、6月12日の投稿で紹介したとおり、日本気象学会の会誌は尚も「the other side of this situation」を意図的に無視した解説を掲載している始末。
学会全体が「科学の健全性を大きく損なう」んだね、気候学は。
「科学の健全性を大きく損なう」ことが「97%の合意」なんだよ。
その結果、莫大な国民所得が奪われたから、「国民に対する背信行為」の極み。
それどころか、「国民に対する背信行為」を犯しながら、1月15日の投稿で紹介したとおり、「われわれ全員がどんな選択に『賭ける』かを考え、社会全体の意志として進むべき道を決めていかなくてはならないのです」だの、2月26日の投稿で紹介したとおり、「地球が将来どのような気候になるかを決めるのは科学者ではない。地球に暮らすすべての人々の意思、そして、行動が決めるんです」と言い放って憚らない。
もはや、「背信行為」をも遥かに超えてるな。
人為的温暖化を煽り立てている気候学者や環境学者や経済学者は人類史上最も卑劣な連中であると断言するぜ。

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