海水に映る温暖化詐欺の影

ドビュッシー「映像 第1集」より「水に映る影」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

くぅ~、うぜえ!
亀よりのろい木本昌秀のイソギンチャクが、性懲りも無く、こんなこと書いてる。


温暖化が止まっている?
地球温暖化が言われて久しいが、その第一の指標は今も昔も地球全体で平均した地表気温(surface air temperature、以下SAT)である。1980年代以降、全球平均SATは年々の変動を見せながらも一貫して上昇する傾向を示していた。それが、史上最大と言われた1997/98年のエルニーニョ以降、現在の2014年に至るまで15年以上の間、10年あたりで0.03~0.05℃とわずかな上昇傾向しか示していない。気温が低下したわけではないので、20世紀後半に比べると暖かい状態であることは間違いないが、この地球温暖化の「停滞」現象は、ハイエイタス(hiatus:空白、中断、休止などの意)と呼ばれ、専門家のみならず一般社会も関心をもつようになっている。
・・・中略・・・
したがって、ハイエイタスに関する疑問は、(1)ハイエイタスの原因は何か、(2)気候モデルは何か間違っているのか、という2点に分かれる。科学的には(1)の疑問が重要であるが、(2)は気候変動に関する政 府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)の評価報告書の土台をなす気候モデル(あるいは放射強制データ)の信頼性に関わるもので、こちらも気候科学としては捨て置くわけにはゆかない。第1図で注意しなければならないのは、個々の気候モデルの結果はばらついており(細線)、観測値をぎりぎりのところでカバーしている点である。モデルの平均値がハイエイタスを再現していないことイコール気候モデルが間違っているということではない。

2014083001図1

外因説
・・・中略・・・
それによると、2001~2010年の10年間で0.5±0.43W/m^2の余剰エネルギーを地球の大気-地表面系が受け取っている。この値は、それ以前の期間とさして変わっておらず、大気中の温室効果気体濃度の上昇とも整合する。
・・・中略・・・
温暖化は止まっていない
・・・中略・・・
こうしたデータから、1955年以降に気候システムが受け取る余剰な熱の93%は海洋に吸収されており、 全海洋の蓄熱量はこの50年ほどで24±1.9×10^22J増加したと見積もられる。これは、エネルギー換算で約0.4W/m^2となる。
・・・中略・・・
我々のグループが作成を続けている全球海洋データセットでも、1970年代以降、海面水温と700~2000mの蓄熱量は、長期的には上昇傾向を示すものの、1990年代は海面水温の上昇傾向が大きく蓄熱量の増加傾向は鈍っていたのが、2000年代になると逆に蓄熱量の増加が顕著になることが見出されている。海洋深層の水温データは未だ完全とは言えないが、この推定は人工衛星が測る全球海面水位の上昇傾向(1993~2011年の期間で、1年あたり3.2±0.4㎜)とも一致する(Met Office,2013)。海水準は大陸氷床の融解などいくつかの理由で上昇し得るが、主要な原因として海水の熱膨張がある。したがって、海面付近の水温の上昇傾向が見られないのは、余剰な熱が海洋深層に吸収されているからであり、その結果として海面水位も上昇を続けている、と理解することができる。簡単に言えば、余分な熱の分配のされ方がほんの少し違っているだけで、温暖化自体は止まっていないということである。
自然変動の役割
・・・中略・・・
日本の気候モデルであるMIROC5におけるハイエイタスの典型的なパターンを第2図に示した。アンサンブルの中で、2000年代にたまたまハイエイタスが出現した場合には、海面水温は熱帯太平洋域で低下し、中緯度太平洋で上昇するという分布を示す。このパターンは、よく知られている大気海洋系の自然変動である太平洋十年規模振動(Pacific Decadal Oscillation, PDO)の負位相によく似ている。熱帯域が寒冷化するのに対応して、赤道付近では湧昇が強まるが、中緯度では下向きの流れが強まる緯度帯で深層まで水温が上昇していることが分かる。PDOは十年規模の不規則な変動で、過去1世紀にわたり正負の変動を繰り返しているが、観測データでは2000年代は負位相にあることが示されており、PDOが海洋熱吸収の効率を変えることで全球SAT上昇の鈍化をもたらした、という仮説が成り立ちそうである。実際、気候モデルに熱帯中東部太平洋域のみで海面水温観測値を同化すると、ハイエイタスをよく再現する。

2014083002図2

消えた熱のゆくえと熱帯太平洋
PDOの位相と海洋熱吸収変動の関係は、実はまだよく分かっていない。温暖化に対する過渡応答としての海洋熱吸収は、グリーンランド周辺や南大洋など、いわゆる海洋熱塩循環の沈み込みがある地域で主に生じると言われているが、PDOと熱塩循環の直接的なリンクは今のところ報告されていない。しかし、海洋熱吸収の変化は、風が駆動する海洋循環を介しても起こり得ることは、海洋データ同化から分かっており、PDOに付随する太平洋域の風応力の変動が重要であると示唆される。
2000年代のPDO負位相に伴い、熱帯西部太平洋では暖かい海水が蓄積されたラニーニャのような状態が続いている。この状態は、強いエルニーニョが起きてしまえば解消されると予想されるが、奇しくも2014年は春頃に強い西風バーストが赤道上で発生し、冬前にはエルニーニョになると予報されている。このエルニーニョが1997/98レベルの強さになるかどうかはまだ分からないが、これがハイエイタス終了の契機となるという見方もあり(Tollefson,2014)、当分は熱帯太平洋域のモニタリングから目が離せない。


(「日本地球惑星科学連合ニュースレター第10巻第3号」より)

あのなぁ。
IPCC第5次報告書の市民向け要約」でも指摘しているけど、「個々の気候モデルの結果(図1の緑色と橙色の細線)はばらついており、観測値を」再現してねえの!
一番下側の橙色の細線が観測値を再現している、って言うか?
(橙色の線が第5次報告書の気候モデル。緑色の線は第4次報告書の気候モデル。)
観測値を再現しているのは赤色の線。
(もちろん、再現していると言っても、20世紀後半だけ。)
赤色の線は気候モデルの結果じゃねえ。
それは「モデルの平均値」だ、つ~の!
「モデルの平均値」が20世紀後半の気温を再現しているから、それを盾にして、人為的温暖化を煽ってきたんだね。
それなのに、「モデルの平均値がハイエイタスを再現していないことイコール気候モデルが間違っているということではない」だと!

図1の一番上の橙色の細線は「観測値」よりも遥かに高い。
つまり、気温上昇を著しく過大評価している。
一方、一番下の橙色の細線は気温上昇を過小評価している。
それらの気候モデルは全然ダメだから、本来なら、排除されるべきだろ。
ところが、それらもグラフに書き込まれている。
何故か?
「モデルの平均値」が20世紀後半の気温を再現できるようになるまで、パラメターを変えて計算し続けたんだよ。
だから、図1の橙色のゾーンがあんなに幅広いんだね。
気温上昇を著しく過大評価している気候モデルを除けてしまうと、「モデルの平均値」は20世紀後半の気温上昇を再現できないんだよ。
それなのに、「モデルの平均値がハイエイタスを再現していないことイコール気候モデルが間違っているということではない」だと!

2012年1月2日の投稿で紹介したとおり、江守不正多は「さらに、1960年までさかのぼってみると、観測された変動がシミュレーションの幅の中に入っていること、いわば『想定の範囲内』であることは、一目瞭然ですね」と喚いてたけど、「個々の気候モデルの結果はばらついており(細線)、観測値をぎりぎりのところでカバーしている点である」はそれと全く同じ。
自然科学の他の分野の研究者から見れば、それは異常な発想。
自然科学の他の分野なら、計算値が観測値(または、実験値)の幅(エラーバー)の中に入っていれば、その計算値(モデル)は正しい可能性がある、と考える。
それでも、95%正しい、なんて誰も言わない。
ところが、温暖化業界では、安倍こべに「観測された変動がシミュレーションの幅の中に入っている」と言い立てて、モデルは95%正しいと言い張る。
全く異常だ。
2013年9月20日の投稿で採り上げた2013年9月17日の朝鮮日刊新聞が「科学の要請に従えば、これが最後のチャンスになるかもしれない」だの、1月6日の投稿で紹介したとおり、ポンコツ機関車トーマスが「世界中の科学的な研究を集約した成果だ」だの、6月13日の投稿で紹介したとおり、COP作業部会の共同議長が「科学は気温上昇を2度以内に抑えるため直ちに行動を取るように迫っている」だの、そして、8月22日の投稿で紹介したとおり、虫国野郎が「科学の無視」だのと喚き散らしていたけど、「温暖化の科学」は他の自然科学とは全く異なる。
他の自然科学から見れば、到底「科学」には見えない。

IPCCの人為的温暖化説では、大気中のCO2が増えて、気温が上がり、大気からの下向き赤外放射が増すから、海に余分な熱が溜まる。
気温が上がっていないのに、「2000年代になると逆に蓄熱量の増加が顕著になる」、つまり、ハイエイタス以前よりも速いペースで海に熱が溜まり続けるはずがないだろ。
しかも。
「気候システムが受け取る余剰な熱の93%は海洋に吸収されており」ということは、海に溜まる熱と比べた場合、大気に溜まる熱は桁違いに小さいということだから、気温が0.3℃上がっていたら大気に溜まっていたはずの熱が、海に移ったのだとしても、つまり、「余分な熱の分配のされ方がほんの少し違っているだけ」では、「2000年代になると逆に蓄熱量の増加が顕著になる」はずないだろ。
観測値のエラーバーの中に埋もれてしまうわ。
にもかかわらず、「見出されている」だと!

ならば、何故「2000年代になると逆に蓄熱量の増加が顕著になる」のか?
海の「蓄熱量」を直接観測できるわけじゃない。
「主要な原因として海水の熱膨張がある。したがって、海面付近の水温の上昇傾向が見られないのは、余剰な熱が海洋深層に吸収されているからであり」ということは、「海面水位の上昇傾向」から「蓄熱量」を導き出した、ということ。
「この推定は人工衛星が測る全球海面水位の上昇傾向(1993~2011年の期間で、1年あたり3.2±0.4mm)とも一致する」と言い立てているけど、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の[注4]で解説しているとおり、その主たる要因は風。
それを「主要な原因として海水の熱膨張がある」と強弁し、それを盾にして「温暖化自体は止まっていないということである」と喚いてるだけなんだよ。

「PDOは十年規模の不規則な変動で、過去1世紀にわたり正負の変動を繰り返している」のであれば、ハイエイタス以前は正位相だったはずだから、それが急激な気温上昇に寄与していたはず。
ところが、「このパターンは、よく知られている大気海洋系の自然変動である太平洋十年規模振動の負位相によく似ている」と言うだけ。
「観測データでは2000年代は負位相にあることが示されており」と言うだけ。
ハイエイタス以前がどうなっていたのか、には頬かむり。
それもそのはず。
IPCC第5次報告書の市民向け要約」で解説しているとおり、ハイエイタス以前におけるPDOの正位相を認めれば、1950年以降の気温上昇0.6℃の半分はPDOが原因、だから、人為的排出CO2に因る気温上昇は0.3℃、ということになってしまう。
1950年から2010年までの60年間で0.3℃だから、「10年あたりで0.05℃とわずかな上昇傾向しか示していない」
「この地球温暖化の『停滞』現象」こそが人為的温暖化。
その意味において、「温暖化自体は止まっていないということである」
ということは、「PDOが海洋熱吸収の効率を変えることで全球SAT上昇の鈍化をもたらした、という仮説は成り立ちそうにもない」ということである。
実際、熱が700mよりも深く潜るのはグリーンランド海と南極海だけ。
IPCC第5次報告書第3章FAQ3.1の図1にちゃんと書いてる。
だから、1月21日の投稿6月12日の投稿では頬かむりを決め込んでいたのに、今回は「温暖化に対する過渡応答としての海洋熱吸収は、グリーンランド周辺や南大洋など、いわゆる海洋熱塩循環の沈み込みがある地域で主に生じる」と認めざるを得なくなったんだよ。
それでも尚、「海洋熱吸収の変化は、風が駆動する海洋循環を介しても起こり得る」と言い立てているけど、先に指摘したとおり、「風が駆動する」海面水位の上昇を「余剰な熱が海洋深層に吸収されているから」と言い立てて、「PDOが海洋熱吸収の効率を変えることで全球SAT上昇の鈍化をもたらした」と喚いてるだけ。

「PDOの位相と海洋熱吸収変動の関係は、実はまだよく分かっていない」のに、「簡単に言えば、余分な熱の分配のされ方がほんの少し違っているだけで、温暖化自体は止まっていないということである(キリッ!)」って。
何、それ?
「PDOの位相と海洋熱吸収変動の関係は、実はまだよく分かっていない」のなら、「温暖化自体は止まっていないということである」なんて言えるわけないだろ。
だから、順序をひっくり返して、「温暖化自体は止まっていないということである」と喚き立てた後で、「PDOの位相と海洋熱吸収変動の関係は、実はまだよく分かっていない」と口ごもるんだね。

しかも。
たとえ「余分な熱の分配のされ方がほんの少し違っている」としても、IPCCの嘘は明らか。
8月25日の投稿で紹介したとおり、IPCC党は「地球温暖化は止まっていない。熱が一時的に海面下に潜っているだけだ」と喚き散らしてたけど、そして、それは「余分な熱の分配のされ方がほんの少し違っているだけで、温暖化自体は止まっていないということである」と全く同じだけど、その論拠は「気候感度に関するIPCC学派の論文」の(B-3)式。
実際、その式では、ΔFが一定の場合、ΔTが小さければ、つまり、気温が上がらなければ、その分だけ、ΔQが大きくなる、つまり、海により多くの熱が溜まる。
その式から導き出されたのが「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の(11-1)式。
だから、「地球温暖化は止まっていない。熱が一時的に海面下に潜っているだけだ」は(11-1)式に具現されている。
20世紀の気温上昇は0.8℃だけど、前回の投稿で紹介したとおり、20世紀前半の気候変動が自然要因であることは、もはや、完全に明らかだから、人為的要因の気温上昇は最大でも20世紀後半の0.4℃にすぎない。
つまり、(11-1)式でΔT=0.4℃。
一方、「気候システムが受け取る余剰な熱」は0.3W/m^2。
「これは、エネルギー換算で約0.4W/m^2となる」と言い張っているけれど、0.3W/m^2は「0.5±0.43W/m^2の余剰エネルギーを地球の大気-地表面系が受け取っている」というデータと何ら矛盾しない。
従って、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の(11-3)式で計算したとおり、気候感度は0.75℃。
IPCCに依れば、CO2が倍増すれば、それだけで気温は1℃上がるから、フィードバック係数は0.75。
7月5日の投稿で解説したとおり、フィードバック係数は3のはずだけど、フィードバック係数が3(強い正のフィードバック)であっても、フィードバック係数が0.75(負のフィードバック)であっても、気候感度0.75℃という値自体は変わらない。)
一方、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の(9-1)式で計算しているとおり、IPCCに依れば、フィードバックを考慮しなければ、1998年以降の15年間の気温上昇は0.1℃。
従って、フィードバックを考慮すれば、0.075℃。
15年間で0.075℃だから、「10年あたりで0.05℃とわずかな上昇傾向しか示していない」
やはり、「この地球温暖化の『停滞』現象」こそが人為的温暖化。
「余分な熱の分配のされ方がほんの少し違っている」と言い立てても、「PDOが海洋熱吸収の効率を変えることで全球SAT上昇の鈍化をもたらした、という仮説は成り立ちそうにもない」ということである。

「Tollefson,2014」、つまり、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の図9-14を見ると、PDOの負位相はまだまだ続く。
それなのに「これがハイエイタス終了の契機となるという見方もあり」言うのは、「PDOが海洋熱吸収の効率を変えることで全球SAT上昇の鈍化をもたらした」が全くのデタラメにすぎないことを自白したに等しい。
マヌケな野郎だぜ。

始めに指摘したとおり、「モデルの平均値」が20世紀後半の気温上昇を再現していると言い立てて、人為的温暖化を正当化してきたにもかかわらず、「モデルの平均値がハイエイタスを再現していないことイコール気候モデルが間違っているということではない」と喚いてたけど、それなら、「モデルの平均値が20世紀後半の気温上昇を再現していることイコール気候モデルが正しいということではない」と言える。
ハイエイタスがそれを証明したんだね。

ところで。
今晩、NHKがこんな番組を流すらしい。

20140830032014年8月30日の朝鮮日刊新聞朝刊のテレビ番組欄

おい、おい。
漢字を書き間違えてるぞ。
イソギンチャクを見れば分かるとおり、「世界の平均気温はほぼ横ばいだが、深海が熱を吸収しているだけで、地球温暖化は確実に進行しており」じゃなくて、正しくは「地球温暖化は確実に信仰しており」。
その証拠に、既に17年間に近いのに「ここ10年」。
そこまで嘘を言わないと、人為的温暖化説は成り立たない、ということ。

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