周瑜の八計で江守正多が赤壁に狂死曲

シャブリエ「狂詩曲・スペイン」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

今朝は寒かったなあ。
私めは信州に住んでんじゃないんだよ。
近畿地方中部の海寄りの平野部に住んでんだよ。
にもかかわらず、最寄のアメダスの最低気温は8.8℃!
羽毛布団が必要な気温じゃん。
けど、もう、羽毛布団は片付けちまったぞ。
どうしてくれる?

前回の投稿にMA氏からコメントを頂きましたが、4月12日の投稿で「正直なところ、今のまま続けても埒が明かん、という気になってる」と言ったとおり、私めも「ひたすら、事実を指摘し続けることしかないのであろうか」と迷ってる。
とは言うものの、MA氏やtokyoboy氏はそれなりの人脈もあるようだから、他の仕方もあるかもしれないけど、私めは何も無いから、やっぱり、「ひたすら、事実を指摘し続けることしか」ねえな。
但し、前回の投稿の「一手」だけじゃダメで、あの手、この手で攻める必要があるし、実際、「一手」だけじゃない。
というわけで、もう一度まとめておこうかね。

2013年11月25日の投稿で紹介したとおり、IPCC第5次報告書政策策定者向け要約の執筆者である江守正多は「今までのラニーニャ気味の状態に隠れた形で、気温変動のベースが上がってきていたという印象を受ける」、「大気中の温室効果ガスの増加によって、地球から宇宙に逃げる赤外線のエネルギーは減っており、地球が太陽から受け取るエネルギーよりも少ないエネルギーしか宇宙に逃げていかない状態が続いている。つまり、地球のエネルギー収支は黒字続きである。これは地球温暖化の仕組みの基本であるが、実際に衛星からの観測によって、地球のエネルギー収支が黒字であることは確認されている」、「地球全体が持つエネルギーが年々増加しているにもかかわらず、今世紀に入って世界平均気温の上昇が停滞していたのは、増加分のエネルギーが海洋深層に運び込まれ、地表面付近に配分されていなかったせいであることが、徐々にわかってきている」と言い張っていたけれど。

1) まず、それは原理的にあり得ない。
IPCCの人為的温暖化説では、大気中のCO2が増えて気温が上がり、その結果、大気からの下向き赤外放射が増すから、海に余分な熱が溜まるのであり、気温が上がっていないのに、「増加分のエネルギーが海洋深層に運び込まれ」るはずがない。

2) 実際、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の図9-3に見えるとおり、1998年以降、下向き赤外放射は増えていない。

3) そして、実際、「東京大学大気海洋研究所の不都合な真実」の図12-5、及び、4月16日の投稿の図2に見えるとおり、最近の海洋貯熱のペースは落ちているから、「増加分のエネルギーが海洋深層に運び込まれ」てはいない。
最新の論文に依れば、最近20年間の海洋貯熱率は0.1W/(m^2)未満にすぎない。

4) そもそも、気温上昇停滞の有無にかかわらず、「大気中の温室効果ガスの増加」に因る「地球のエネルギー収支は黒字」の9割以上は海に溜まり、大気に溜まるのは1%にすぎないから、その1%が「海洋深層に運び込まれ」たとしても、観測誤差に埋もれてしまうので、観測データから「地表面付近に配分されていなかったせいであることが、徐々にわかってきている」はずがない。

5) 「東京大学大気海洋研究所の不都合な真実」の図12-3に見えるとおり、グリーンランド海を経て「エネルギーが海洋深層に運び込まれ」るから、つまり、太平洋のラニーニャで「エネルギーが海洋深層に運び込まれ」たりはしないから、「今までのラニーニャ気味の状態に隠れた形で、気温変動のベースが上がってきていた」はずがない。

6) そもそも、前回の投稿で指摘したとおり、「ラニーニャ気味」ですらない。

7) これまた、前回の投稿で指摘したとおり、たとえ「ラニーニャ気味」だとしても、それならば、20世紀第4四半期はエルニーニョが優勢だったから「気温変動のベースが上がってきていた」、つまり、20世紀第4四半期の急激な気温上昇には自然変動の寄与が大きいはず。
ところが、IPCCの気候モデルはそれを全く考慮していない。

8) 「衛星からの観測によって、地球のエネルギー収支が黒字」は0.5W/(m^2)。
海の真実」の(8-1)式に依れば、この放射不均衡(ΔF=0.5W/(m^2))を解消するための気温上昇はΔT=0.133℃。
フィードバックで3倍に増幅されても0.4℃。
この値は1980年以降の気温上昇と同じ。
気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の[注7]で解説しているとおり、1980年以降はオゾンホールが原因で気温が0.1℃上昇しているから、CO2に因る気温上昇は0.3℃にすぎない。
人為的排出CO2は20世紀後半以降に急増したから、1951年から2010年までの60年間で0.3℃なら、10年当り0.05℃。
この値は1998年から2012年までの気温上昇と一致している。
つまり、「ハイエイタス」と見える現象こそがCO2に因る温暖化。
この結論は上記の3)、5)、7)と整合する。

「このまま温暖化が進めば・・・」、10年当り0.05℃だから、100年で0.5℃の気温上昇。
4月16日の投稿で採り上げた朝鮮日刊新聞記事は「現状のペースで温室効果ガスの排出増が続くと、今世紀末にはさらに2.6~4.8度上昇する」と喚き散らしてたけど、2000年までの0.4℃を加えても、産業革命から今世紀末までの人為的要因の気温上昇は1℃未満に収まる。
4月19日の投稿で採り上げた2015年4月16日の朝鮮日刊新聞は「国連によると、2度未満を達成するには、地球全体の二酸化炭素の累積排出量を約3兆トンに抑える必要がある」と泣き叫んでたけど、温暖化対策無しでも「2度未満を達成する」
もちろん、20世紀前半の自然要因の気温上昇0.4℃を加えれば、つまり、太陽活動が低下しなければ1.3℃になるけど、それでも「2度未満を達成する」

2013年11月25日の投稿で紹介したとおり、江守正多は「気候変動の科学が何か大事なものを見落としている可能性はゼロではないが、いまのところ間違いを示す証拠はない」と泣き叫んでたけど、事実は全く逆で、「気候変動の科学は、いまのところ、間違いを示す証拠しかない」んだよ。
それを誤魔化すために「『でも、南極が解けているらしいじゃない」とか、『グリーランドも温暖化しているらしいな』とかいう局部情報」をヒステリックに煽り立てているんだね。
(「大気中の温室効果ガスの増加」に因る「地球のエネルギー収支は黒字」の9割以上は海に溜まるのだから、その肝心の部分に関してデタラメばかり並べているのは、「気候変動の科学」がエセ科学にすぎないことを露呈しているのであって、「局部情報にもとずく反論」は誤魔化しにすぎない。実際、「CO2で南極が燃えている?」で解説しているとおり、「南極が解けているらしい」も自然要因が大きい。「NoTricksZone」が紹介してるけど、ドイツIPCC党のタカ派・Hans Schellnhuberでさえも、その事実を認めざるを得なくなってる。「グリーランドも温暖化しているらしい」も、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の[注23]と[注25]で説明しているとおり、自然要因が大きいし、前回の投稿で採り上げたAFP記事に見えるとおり、そして、「海の真実」の図8-9、及び、その下の朝日新聞記事の写真に見えるとおり、CO2以外の人為的要因の寄与が大きいから、人為的排出CO2の影響は弱い。)

MA氏やtokyoboy氏の知人はかなりの高学歴だけど、そういう人は、かえって、権威に弱かったりするんだね。
世界の英知を結集したIPCC、などと吹聴すると、コロッと騙されちゃうんだよ。
けど、実態を調べれば、上で説明したような有様。
2月27日の投稿で紹介したとおり、「英知」ではなく、実は、「エッチ」、と言うより、ドスケベ。)
前回の投稿では「演義」を引用したけど、「正史」に依れば、赤壁の戦い前夜、孫権を説得する際に周瑜が「みなは曹操が書いてよこした水陸八十万などという数字を鵜呑みにして震え上がり、その虚実を探ってみようともせずに降伏を口にしておりますが、まことにもってのほかのことです」と答えてる。
(但し、私めが「正史」を読んだわけではなく、岩波新書・立間祥介著「諸葛孔明」からの引用。)
曹操をIPCCに置き換えれば、そのまま成り立つな。

「みなはIPCCが書いてよこした『現状のペースで温室効果ガスの排出増が続くと、今世紀末にはさらに2.6~4.8度上昇』などという数字を鵜呑みにして震え上がり、その虚実を探ってみようともせずに温暖化対策を口にしておりますが、まことにもってのほかのことです」

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