ちょいと出ました、三角関数知らない野郎が

外山雄三「管弦楽のためのラプソディ」(最後が八木節)

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

性懲りもなく、三角関数を知らない野郎が喚いてるようだな。


なお、タイトルに「温暖化はウソだと思っている方へ」と書いたが、「ウソだ」と強く信じている人が以下の内容を読んで考えを変える可能性は残念ながら高くないと思っている。そこには根拠や論理だけではない動機が関係していると思うからだ。そういう方々とも対話する努力を惜しむつもりはないが、以下の内容はむしろ、「ウソだ」という主張を目にして何が正しいかよくわからなくなっている方、「ウソでない」という主張も見てから判断しようと思っている方へ、視点と情報の提供を試みるためのものである。

いまさら温暖化論争?
筆者は「常識者」対「反常識者」の論争という構図に参加することを好まないが(理由は最後に述べる)、本稿では、第1に筆者が温暖化の科学の信憑性についてどう考えているかを述べ、第2によくある誤解のいくつかについて触れ、第3に現時点の温暖化の科学が間違っている可能性について考察してみる。最後に、「クライメートゲート事件」を含む温暖化の科学をめぐる社会的状況に関して述べたい。

温暖化の科学の信憑性
今回は、「常識者」の立場から常識を擁護するように説明するのではなく、筆者なりに虚心坦懐に考えてみたときに、温暖化の科学にどの程度の信憑性があると思うのかを素朴に説明してみたい。
まず、人間活動により二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスが大気中に増加していること、これは筆者には疑えない。産業革命以降に大気中に増加したCO2の量は、化石燃料燃焼等により大気中に放出されたCO2の総量の半分程度である。人為排出よりも支配的な正味の放出・吸収源は知られていないので、この量的関係だけを見ても、大気中CO2濃度の増加は人間活動が原因と考えざるをえない。
この間、観測データによれば,世界平均の地表気温はおよそ0.7℃上昇している(筆者注:2015年現在、この値はおよそ1.0℃まで上がった)。この値の信頼性を見極めるのは素朴にはなかなか難しいが、20世紀には海上も含めて世界のかなり広い範囲をカバーするデータがあることから、まず、これが都市化(ヒートアイランド)のみによる上昇でないことは確かだろう。データは様々な誤差をもっており、複雑な補正が施されているが、補正や誤差の見積もりは世界の独立した複数の研究機関により実施されて論文として発表されており、それらが互いに似た結果を示すことから、0.7℃程度(筆者注:2015年時点で1.0℃程度)上昇という見積もりが大きく間違っているとは筆者には考えにくい。
さて、大気中の温室効果ガスが増加すると地表付近の気温が上がることは、理論的によくわかっている。温室効果ガス分子が特定波長の赤外線を吸収・射出することは、いうまでもなく量子物理に基礎を持つ放射(輻射)の問題である。温室効果ガスが増えると赤外線の吸収・射出が増え、大気が赤外線に関して光学的に不透明になるため、同じだけの赤外線を宇宙に射出するためには地表面付近の温度が上がって地表面からの射出が増えるしかない。これは物理分野の方々にはよくわかる理屈だろう。

では、過去に生じた0.7℃程度(筆者注:2015年時点で1.0℃程度)の気温上昇は温室効果ガスの増加が原因であろうか。ここでいわゆる「気候モデル」というシミュレーションが用いられる(気候モデルの詳細については拙著『地球温暖化の予測は「正しい」か?』(化学同人)を参照されたい)。人為起源の温室効果ガスの増加を条件として気候モデルに与えて20世紀の気候のシミュレーションを行うと、観測された気温上昇と整合的な結果が得られる。一方,温室効果ガスが増加しないという条件で計算すると、20世紀後半に気温はむしろ下がってしまい観測と整合しない。したがって,気候モデルを信用する限りにおいて、また、気候モデルに与える外部要因(温室効果ガス等の他に、太陽活動、火山噴火といった自然の要因を含む)のデータが適切で、かつ主要な要因に見落としがないことを前提とする限りにおいて、近年の気温上昇の主要因は人間活動による温室効果ガスの増加であると考えざるをえない。そして、この同じ気候モデルを用いて今度は将来のシミュレーションを行うと、対策を行わなければ今後100年間で数℃、地球の平均気温が上昇するという答えが得られるのである。
すると、筆者にとって、問題は(1)気候モデルにはどれだけ自信があるか、(2)外部要因についての知識にはどれだけ自信があるか、の2点に煎じつめられる。この問には後でゆっくり答えることにしよう。

よくある誤解
ここで、温暖化の科学をめぐって聞かれることがある具体的な誤解のいくつかについて触れておきたい。

水蒸気を無視している
地球の大気中で最も重要な温室効果ガスである水蒸気の効果が、温暖化の科学では無視されていると聞くことがある。これは単純な誤解で、実際は無視していない。大気中の水蒸気の温室効果、移流・拡散、相変化、雲が放射にもたらす効果、温暖化したときの水蒸気や雲の変化などが、すべて温暖化の科学の中で考慮されている。気候モデルの計算にも入っている。温暖化の文脈では「温室効果ガスといえばCO2」という説明が多いことから誤解が生じた側面があるかもしれないが、結果的にはデマの類である。

気温が原因で二酸化炭素が結果
エルニーニョ現象などに伴う数年の時間スケールの変動においては、平均気温の上昇・下降に遅れてCO2濃度の増加・減少が見られる。このことから、温暖化における「CO2が増加すると気温が上がる」という因果関係の存在を否定しようとする論があるが、これは間違いである。気温上昇によってCO2濃度が増加するのは陸上生態系の応答によると考えられ、これは温暖化の予測に用いる気候モデルでも再現できる。このことと、人間活動によるCO2濃度の増加で長期的に気温が上昇することは両立する事柄であり、現在の温暖化の科学で問題無く説明できる。

「過去の自然の気候変動を無視している」
温暖化の研究は過去(たとえば数100年~数10万年)に起こった自然の気候変動を無視していると思われていることがあるが、それも誤解である。過去の気候変動に関する知見は、将来の温暖化を考える上で明らかに重要と認識されており、さかんに研究されている。例えば、気候モデルを用いて過去1000年の気候変動を再現する研究が世界中で行われている。過去の気候についてのデータには不確実性が大きいが、数100年スケールの変動は太陽活動の変動と火山噴火で概ね説明できる一方で、20世紀の温暖化は人間活動の影響を入れないと説明できない。したがって、現在の温暖化が過去の自然変動の延長ではないか、という素朴な問に対しては、根拠を持って否ということができる。

間違っている可能性は無いのか
これらの誤解について読者に正しく認識してもらった上で、現時点の温暖化の科学が間違っている可能性について考えてみたい。先ほど述べたように、現時点で知られている気候変化の外部要因に関する知見と、気候モデル(これは気候システムに関する知見の結晶と見ることもできる)に基づけば、20世紀の世界平均気温上昇は人間活動による温室効果ガスの増加により説明でき、かつそれを抜きにしては説明できない。それにもかかわらず温暖化の科学が間違っているとしたら、どんな可能性が考えられるだろうか。
例えば、実は「未知のプロセス」があって、このまま温室効果ガスが増えても、気温を抑制するフィードバックが働き、気温はほとんど上がらないかもしれない。その場合、「未知のプロセス」抜きの気候シミュレーションで20世紀の気温上昇が再現されてしまうのはなぜか。それはたまたまかもしれない。20世紀も温室効果ガスの増加によって気温が上昇したのではなく、「未知の外部要因」のせいで上昇したのかもしれない。
このような批判的な考察は、科学を進める上で時として非常に有用であろう。未知の要素を2つ以上導入すれば、温暖化の科学が間違っている可能性を考えることができることはわかった。では、果たしてそんなことはありえるだろうか。筆者なりに答えるならば、その可能性がゼロであるとは原理的にいえない。しかし、現時点で、その可能性を真剣に考えなければならない証拠を温暖化の科学は突きつけられていない。
たとえば、「未知の外部要因」の一つとして宇宙線量の変化などを通じた太陽活動変動の間接効果には一部で根強い関心がある。しかし、太陽周期の変動を平滑化して見ると、太陽活動は1980年代から今まで弱まってきている一方、その間も地球の気温は平均的に上昇しているので、宇宙線などの効果を考慮しても期待される変化と逆符号であり、これが「未知の外部要因」の有力な候補になるようには、筆者には見えない。
また、現在の気候モデルによるシミュレーションは、20世紀の気温上昇のみならず、現在の平均的な気候状態、日々から年々の自然変動の特徴、さらには過去1000年の気候変化や最終氷期などの古気候に至るまで、不確実性の範囲内で観測データと整合する。主要な気候プロセスを概ね正しく計算できていなければ、これほど様々な時間スケールの現象を再現することは難しいはずであると筆者は思う。
科学として、未知の要素の可能性を問い続ける姿勢は重要だが、現在の温暖化の科学に関しては、「未知の要素があるに違いない」と決めてかかる理由は今のところ無い。

「クライメートゲート事件」の背後にあるもの
さて、ではそんなに自信があるなら、なぜ研究者たちはデータの改ざんや公開拒否などを行ったのだろうか、と思うかもしれない。いわゆる「クライメートゲート事件」(イーストアングリア大学メール流出事件)の件である。実は、筆者の認識では、彼らはデータの改ざんなど行っていない。この事件の後、英国政府および大学の委託による3つの独立調査委員会が調査を行ったが、どの委員会の報告書も、科学的な不正は無かったと結論している(クライメートゲート事件を「データねつ造」として紹介する論者が、この重要な事実にほとんど触れない傾向があるのは興味深い)。
温暖化論争をフォローするうえでぜひ知っておいて頂かなければいけないことは、欧米の産業界の一部の意を汲むといわれる組織的な温暖化懐疑論・否定論活動の存在である(たとえば、『世界を騙しつづける科学者たち』(楽工社)を参照)。身も蓋もなくいえば、気候変動政策を妨害するために、その基礎となる科学に対する不信感を人々に植え付ける効果を狙って意図的に展開されている言論活動があるということだ。たとえば、映画『不都合な真実』でも紹介された「クーニー事件」では、石油業界のロビイスト出身者がブッシュ政権に雇われて温暖化の科学に関する政府の文書を書き換えていたとされる。「クライメートゲート事件」をスキャンダルとして騒ぐのであれば、「クーニー事件」についてももっと騒がないのはおかしい(しかも「クライメートゲート事件」の方は実際には不正は無かったのだから)。「クライメートゲート事件」で流出したメールの中で、気候研究者たちが批判者に対して攻撃的であり排他的であるように見えるのも、もとはといえば彼らが常日頃からこのような妨害活動の影響を受けて辟易し、腹に据えかねるほど憤っていたことが背景にある。日本国内ではこのような組織的な活動の存在を筆者は知らないが、影響は国内にも大きく波及している。ネット等で出回る欧米発の温暖化懐疑論の多くはこのような組織的な活動に由来する可能性が高いが、これらをせっせと「勉強」して国内に紹介してくださる「解説者」が少なくないからだ。

本当は、このことを指摘するのはあまり気が進まなかった。傍から見れば「お前はインチキだ。」「いや、そっちこそインチキだ。」という泥仕合になってしまうからである。そして、この状況こそが、組織的な懐疑論・否定論活動の思うつぼなのである。彼らは科学的な議論に勝つ必要は無く、この問題が論争状態にあると人々に思わせることができれば、それで目的は果たせるからだ。これが、最初の方で述べた、筆者が「常識者」対「反常識者」の論争の構図を好まない理由である。温暖化の科学の真偽をめぐって科学的な議論を深掘りすることはもちろん重要だが、それが結果的に一部の政治勢力の片棒を担いでしまう可能性については、十分に自覚的でありたい。


(「いまさら温暖化論争? 温暖化はウソだと思っている方へ」より)

コイツってば、どこまで破廉恥なの?
当サイトの読者なら、もはや、説明するまでも無いだろ。
けど、ちょっと言っておくか。

ざっと目を通せば分かるとおり、21世紀の気候変動問題=ハイエイタスから逃げてる。
けど、21世紀の気候変動問題は、すなわち、20世紀後半の気候変動問題。
10月15日の投稿で紹介したとおり、コヤツは「今世紀に入ってからの世界平均気温上昇の鈍化は、気候の自然な変動によるものと考えられており」と言い立てていたけど、それなら、5月20日の投稿で採り上げた解説も指摘していたとおり、「当然の帰結として1970年代から1990年代までの急激な温暖化の約半分が内部変動によるものである、という推測が成り立つ」
「これは物理分野の方々にはよくわかる理屈だろう」
しかも、単に「推測」ではなく、10月15日の投稿のグラフで解説しているとおり、それは数値的に実証できる。
CO2の温室効果には上限がある」と「IPCCの温暖化説とは?」で解説しているとおり、そのグラフの赤線は「大気中の温室効果ガスが増加すると地表付近の気温が上がることは・・・同じだけの赤外線を宇宙に射出するためには地表面付近の温度が上がって地表面からの射出が増えるしかない」という理論に基づいている。
そして、「人為起源の温室効果ガスの増加を条件としてモデルに与えて20世紀の気候のシミュレーションを行うと、観測された気温上昇と整合的な結果が得られる」
ところが、「気候シミュレーション」では、「1970年代から1990年代までの急激な温暖化」は専ら人為的排出CO2が原因。
「気候シミュレーション」は「1970年代から1990年代までの急激な温暖化」を再現できているように見えるけれど、それは見せかけであり、実は、20世紀後半の気候変動を再現できていない。
実際、「IPCCの温暖化説とは?」の図2-2に見えるとおり、「気候シミュレーション」は1970年代から1990年代までの気温を著しく過大評価してしまう。
「温室効果ガスが増加しないという条件で計算すると、20世紀後半に気温はむしろ下がってしまい観測と整合しない」という台詞から分かるとおり、それをエアロゾルで辻褄合わせしているだけ。
しかも、気候シミュレーションは20世紀前半の気候変動も再現できない。
「人為起源の温室効果ガスの増加を条件として気候モデルに与えて20世紀の気候のシミュレーションを行うと、観測された気温上昇と整合的な結果が得られる」だの、「20世紀の温暖化は人間活動の影響を入れないと説明できない」だの、「20世紀の世界平均気温上昇は人間活動による温室効果ガスの増加により説明でき、かつそれを抜きにしては説明できない」だの、「『未知のプロセス』抜きの気候シミュレーションで20世紀の気温上昇が再現されてしまうのはなぜか」だのと喚き散らしているけど、21世紀のハイエイタスを再現できないということは、20世紀の気候変動を再現できないということだ。
「これは物理分野の方々にはよくわかる理屈だろう」

「過去の気候についてのデータには不確実性が大きいが、数100年スケールの変動は太陽活動の変動と火山噴火で概ね説明できる」と言ってるけど、IPCCは太陽活動を無視している。
その証拠に、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の[注29]で紹介したとおり、「調査の結果、地表面の温度変化は太陽の活動による影響をほとんど受けていない、ということが判明し・・・14世紀半ばから19世紀半ばにかけて続いた、過去1000年の間でも最も長い気候変動の1つである小氷期は、主に火山の噴火によって大気中に噴出されたエアロゾルにより、地球に届く太陽光が遮断されていたことが主たる原因である」と言い立てている。
(何処だったか、忘れちゃったけど、確か、コヤツも何処かで同じこと言ってた。)
けど、それはデタラメ。
小氷期は太陽活動の低下が原因。
「小氷期は、主に火山の噴火によって大気中に噴出されたエアロゾルにより、地球に届く太陽光が遮断されていたことが主たる原因である」は「20世紀後半に気温はむしろ下がってしまい観測と整合しない」と直接に関係してる。
20世紀後半も小氷期も、エアロゾルを過大評価して、辻褄合わせしてるんだね。
20世紀後半の問題は、すなわち、19世紀以前の問題なんだよ。
そして、20世紀後半の問題は、すなわち、21世紀の問題だから、21世紀の問題(ハイエイタス)は、すなわち、19世紀以前の問題なんだね。

19世紀以前の太陽活動の変動を無視しているということは、20世紀の太陽活動も無視している、ということ。
だからこそ、上で指摘したとおり、気候シミュレーションは20世紀前半の気候変動を再現できない。
実際、「温暖化対策の愚」と「ホッケー・スティック曲線の虚実」で解説しているとおり、20世紀前半の気候変動は太陽活動が主因。
19世紀以前の問題は、すなわち、20世紀前半の問題なんだよ。
そして、19世紀以前の問題は20世紀後半の問題であり、20世紀後半の問題は21世紀の問題だから、21世紀の問題(ハイエイタス)は、すなわち、20世紀前半の問題なんだね。

確かに、10月15日の投稿のグラフの赤線でも、「20世紀の世界平均気温上昇は人間活動による温室効果ガスの増加」が原因。
(「自然の気候変動」を含んでいるけど、20年周期と60年周期だから、1880年と2000年の気温差はCO2が原因。それでも、「1970年代から1990年代までの急激な温暖化の約半分は内部変動によるものであり」、従って、21世紀までに2℃上がることは無い、というのがポイント。)
けど、「IPCCの温暖化説とは?」で解説しているとおり、それは「水蒸気を無視している」からにすぎない。
もちろん、水蒸気フィードバックは含まれているけど、10月4日の投稿の(1)式の  n_0 が40で、それは「大気中で最も重要な温室効果ガスである水蒸気の効果」を無視した場合に相当する。
それはガビンちゃんの「気候シミュレーション」に基づいた値だから、江守正多に反論は不可能。
「これは単純な誤解で、実際は無視していない」は「結果的にはデマの類である」
「大気中で最も重要な温室効果ガスである水蒸気の効果」を考慮すれば、 n_0 は40よりもずっと大きな値になるから、20世紀の気温上昇はCO2だけでは説明できなくなる。
20世紀前半の気温上昇は太陽活動が原因。
「これは物理分野の方々にはよくわかる理屈だろう」

 n_0 が40よりもずっと大きな値になれば、「1970年代から1990年代までの急激な温暖化」を再現できなくなるのではないか、という反論があるだろうけど、何の問題も無い。
気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の[注7]で解説しているとおり、1980年以降の気温上昇のうちの0.1℃はオゾンホールが原因。
また、[注1]で解説しているとおり、1980年以降、日射量が増加している。
その分だけ気温が上昇した。
日射量が増加したということは、エアロゾルが減ったということだから、気候シミュレーションがエアロゾルを過大評価していることは明らか。
「1970年代から1990年代までの急激な温暖化の約半分が内部変動によるもの」で、残り半分のうちの0.1℃はオゾンホールが原因で、さらに、その残りの一部は日射量の増加が原因だから、人為的排出CO2の影響は弱い。
「これは物理分野の方々にはよくわかる理屈だろう」

しかも、江守正多自身が認めているとおり、IPCC第4次報告書では、20世紀の気温上昇は0.7℃だった。
それが第5次報告書では0.8℃になった。
0.1℃吊り上げられたんだね。
第4次報告書は2007年で、第5次報告書は2012年で、1998年以降に気温は上昇していないのだから、それはおかしいだろ。
3月6日の投稿の図5に見えるとおり、HadCRUTは、IPCC第5次報告書の前にデータを改竄して、2000年以降の気温を0.1℃吊り上げたんだよ。
「HadCRU」の「CRU」は、「クライメートゲート事件」の主役であるイーストアングリア大学の「Climate Research Unit」のこと。
(「Had」は英国気象局のハドレーセンター。)

21世紀の気候変動問題(ハイエイタス)は、すなわち、20世紀後半の気候変動の問題。
21世紀の問題は、すなわち、20世紀前半の問題。
21世紀の問題は、すなわち、19世紀以前の問題。
(だからこそ、ハイエイタスが「気温が原因で二酸化炭素が結果」への最も明確な反証であるにもかかわらず、コヤツらはそれを決して口にしない。)
ところが、気候シミュレーションはハイエイタスを再現できない。
だから、「現在の気候モデルによるシミュレーションは、20世紀の気温上昇のみならず、現在の平均的な気候状態、日々から年々の自然変動の特徴、さらには過去1000年の気候変化や最終氷期などの古気候に至るまで、不確実性の範囲内で観測データと整合する」には「根拠を持って否ということができる」
「これは物理分野の方々にはよくわかる理屈だろう」

コヤツは、5月20日の投稿で採り上げた解説に反論もしないで、「温暖化論争をフォローするうえでぜひ知っておいて頂かなければいけないことは」などと喚いてるんだね。
「江守正多らは科学的な議論に勝つ必要は無く、『気候変動政策を妨害するために、その基礎となる科学に対する不信感を人々に植え付ける効果を狙って意図的に展開されている言論活動がある』と人々に思わせることができれば、それで目的は果たせるからだ」
5月20日の投稿で採り上げた解説に反論もしないで、「本当は、このことを指摘するのはあまり気が進まなかった」などとほざくのは、その証左。)
反論できないから、「気候研究者たちが批判者に対して攻撃的であり排他的」なんだね。
それはコヤツ自身が身をもって証明しているんだよ。
5月20日の投稿で採り上げた解説が「巷には懐疑論者バスターと称するグループまで登場し」と批判したのは、言うまでもなく、コヤツのことであり、それは「腹に据えかねるほど憤っていたことが背景にある」んだね。

10月29日の投稿で採り上げた朝鮮日刊新聞記事(の書籍紹介欄)に見えるとおり、「世界を騙しつづける科学者たち」の著者はナオミ・オレスケス。
そのオレスケスは、6月2日の投稿10月1日の投稿、そして、11月28日の投稿で紹介したとおり、躍起になってハイエイタスを否定している。
6月12日の投稿で紹介したとおり、「現実問題として統計的に顕著な停滞など見られません。これまでもなかったのです」と言い張り、その挙句に「存在しない現象を説明するために、膨大な量の研究と努力が積み重ねられたのです」とまで言い放った。
けど、始めに指摘したとおり、コヤツは「今世紀に入ってからの世界平均気温上昇の鈍化は、気候の自然な変動によるものと考えられており」と認めていたんだよ。
それなら、ナオミ・オレスケスに反論すべきだろ。
「世界を騙しつづけるナオミ・オレスケスたち」と批判すべきだろ。
ところが、安倍こべに「温暖化論争をフォローするうえでぜひ知っておいて頂かなければいけないことは、欧米の産業界の一部の意を汲むといわれる組織的な温暖化懐疑論・否定論活動の存在である(たとえば、『世界を騙しつづける科学者たち』(楽工社)を参照)」と喚いてるんだね。

そこで、コヤツの文章をよ~く見ると。
上で引用した部分の直ぐ上で「世界平均気温の上昇が止まっていないことについても、以前にここやここに書いた」と言い立ててる。
それも太字で強調してる。
「視点と情報の提供を試みるためのものである」だの、「筆者なりに虚心坦懐に考えてみたときに」などと言いながら、人工衛星の観測に頬かむりを決め込んで、「(筆者注:2015年現在、この値はおよそ1.0℃まで上がった)」と言い立て、ナオミ・オレスケスに反論するどころか、ナオミ・オレスケスに従って、ハイエイタスを否定してしまったんだよ。
だったら、「今世紀に入ってからの世界平均気温上昇の鈍化は、気候の自然な変動によるものと考えられており」と言ってたのは、一体何だ?
「存在しない現象を説明するために、膨大な量の研究と努力が積み重ねられたのです」と認めたのか?
それなら、気候シミュレーションは「存在しない現象を説明」していたということだから、人為的(排出CO2)温暖化も「存在しない現象」ということになるな。
「これは物理分野の方々にはよくわかる理屈だろう」

6月1日の投稿9月24日の投稿で指摘したとおり、NOAA・NCEIやHadCRUTの元になっているGHCNは「世界のかなり広い範囲をカバー」していない。
「海上も含めて世界のかなり広い範囲をカバーするデータ」は人工衛星のデータのみ。
それに依れば、11月28日の投稿で解説したとおり、ハイエイタスは現実に存在する。
ナオミ・オレスケスは気候学者でも何でもない。
10月1日の投稿でも指摘したとおり、気候学者でも何でもない連中が、ハイエイタスなんて嘘ですぅぅぅ~、と喚き散らし、コヤツらIPCC党はその指令どおりに動いているんだね。
それは何を意味するか?

「温暖化論争をフォローするうえでぜひ知っておいて頂かなければいけないことは、欧米の産業界の一部の意を汲むといわれる組織的な温暖化プロパガンダ・IPCC批判否定論活動の存在である」
11月16日の投稿で紹介したとおり、ススで真っ黒に汚れたアレッチ氷河の上で、グリーンピースが裸祭りを開催してたけど、「彼らは科学的な議論に勝つ必要は無く、『地球温暖化により消滅の危機にあるアルプス氷河』と人々に思わせることができれば、それで目的は果たせるからだ」
当然、裸で騒いでいる連中の交通費や食事代はグリーンピースが出す。
その資金は何処から出てるのかな?
グリーンピースが「欧米の産業界の一部の意を汲む」ことは明らかだろ。
グリーンピースだけじゃねえ。
昨年10月10日の投稿11月10日の投稿で紹介したとおり、350.orgは「ロックフェラーの意を汲むといわれる組織」だ。
昨年9月22日の投稿で紹介したとおり、昨年行われた「気候変動対策を求めるデモ行進」を組織したのは350.org。
1月7日の投稿で紹介したとおり、虫国野郎はそれを「正義」と言い放った。
地球温暖化懐疑論批判」はその虫国野郎が主導し、江守正多は協力した。
さらに、WWF。
昨年6月20日の投稿で紹介したとおり、WWFは「発電と送電の分離は、再生可能エネルギーの導入に不可欠」と喚いてる。
ところが、2013年2月27日の投稿で採り上げた論文に見えるとおり、「アメリカの日本に対する電力・ガス部門の自由化に対する強い要求の背後には、ブッシュ政権に多額の献金を行い、同政権に太いパイプを持っているエンロン社が動いていたことはよく知られている」
「『クライメートゲート事件』をスキャンダルとして騒ぐのであれば、『クーニー事件』についてももっと騒がないのはおかしい」と騒ぐのであれば、WWFを批判しないのはおかしい。
「それが結果的に一部の政治勢力の片棒を担いでしまう可能性については、十分に自覚的でありたい」の欺瞞は明らかだろ。

それだけじゃねえ。
1月8日の投稿で紹介したとおり、気候ネットワークは積水ハウスと三井物産の資金で活動してる。
コチラコチラを見れば分かるとおり、コヤツはその気候ネットワークとベッタリ。
しかも、コチラを見ると、コヤツ自身が積水ハウスと三井物産をヨイショしてる!

はあ~~~
ちょいと出ました 三角関数知らない野郎が
四角四面の 三井本社ビルの屋上で~
温暖化音頭とるとは お~それながら
積水ハウス社長名代の 江守正多~

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