BATMAN RETURNS

ヨハン・シュトラウス「こうもり」より

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。
前回の投稿の説明の仕方が拙かったので、説明の仕方を少し変えて、説明し直すです。
(文章が拙いのは毎度のことで、今回に限ったことではないけど。)

放射強制力と気温上昇の関係はステファン=ボルツマンの法則を温度で微分した式で表される。
前回の投稿の(4)式を逆にして、

(1)    \displaystyle \Delta T = \frac{\Delta F}{4\,\sigma \,T_0^3}

前回の投稿の(2)式から、CO2倍増時の放射強制力は

(2)    \displaystyle F_{2x} = 5.35 \, \ln(2) = 3.71

これを(1)式のΔFに代入すれば1℃になる。
つまり、CO2が倍増すれば、気温は1℃上がる。
実際には、CO2単独の効果が水蒸気フィードバックで増幅されるから、放射強制力と気温上昇の関係は

(3)    \displaystyle \Delta T = a \, \frac{\Delta F}{4\,\sigma \,T_0^3}

IPCCの人為的温暖化説(気候モデル)では、a=3。

ところが、海に熱が貯まれば、放射強制力が弱くなったのと同じ効果がある。

(4)    \displaystyle \Delta T = a \, \frac{\Delta F_{eff}}{4\,\sigma \,T_0^3}

ここで、

(5)    \Delta F_{eff} = \Delta F - \Delta Q

言い換えるなら、CO2が倍増しても、気温は1℃も上がらない。
ところが、1月22日の投稿の図2の青線に見えるとおり、1970年代から90年代までの急激な気温上昇は、CO2が倍増すれば気温は1℃上がる、そして、それが水蒸気フィードバックで3倍に増幅されると見なせば再現でき、IPCCはそれを盾にしてCO2温暖化を吹聴してきたのだから、ΔQはゼロに近い値でなければならない。
前回の投稿で計算したとおり、ハイエイタス以前はΔQ=0.05W/(m^2) だから、その点では問題がなかった。

ところが、気温が上がりすぎる。
ΔF(eff)=1.39-0.05=1.34W/(m^2) だから、気温上昇は1℃になってしまう。

(6)    \displaystyle \Delta T = 3 \, \frac{1.34}{4\,\sigma \,T_0^3} = 1.07

確かに、1月22日の投稿の図2の青線でもハイエイタス以前の気温上昇は1℃。
もちろん、それは観測事実と相容れない。
青線では1970年以前の気温を全く再現できないので、IPCCはそれを上にずらし、そうすると今度は1970年以降の気温が高くなりすぎるので、エアロゾルで気温が下がったと言い立てているけど、前回の投稿で指摘したとおり、IPCC第3次報告書では、CO2以外の放射強制力はほぼ相殺して、CO2の放射強制力のみが残るのだから、そんな言い逃れは通用しない。
(IPCC第4次報告書の放射強制力は2005年までの値だけど、CO2の放射強制力は1.66W/(m^2) で、全放射強制力は1.6W/(m^2) だから、やはり、CO2以外の放射強制力はほぼ相殺して、CO2の放射強制力のみが残る。ところが、IPCC第5次報告書では、CO2の放射強制力は1.68W/(m^2) で、全放射強制力は2.29W/(m^2)。これは2011年までの値だけど、1月22日の投稿の図2のNCEIのデータでも、1998年から2011年までは気温が上がっていないのだから、なぜ、第4次報告書から変わったのか、腑に落ちない。ところが、全放射強制力とCO2の放射強制力の差は0.61W/(m^2)。ΔQ=0.64W/(m^2) なら、(5)式のΔF(eff)はCO2の放射強制力とほぼ同じになる。2014年10月10日の投稿で採り上げた論文が「The net warming of the ocean implies an energy imbalance for the Earth of 0.64±0.44 W/(m^2) from 2005 to 2013」になっていた理由、つまり、1997年以降ではなく、第4次報告書が採り上げた2005年以降が0.64W/(m^2) になっている理由は自ずから明らかだろう。)

だから、フィードバックを弱くするしかない。
観測された気温上昇0.6℃を再現できるように、(4)式から逆にフィードバック係数 a を求めると、

(7)    \displaystyle a = \frac{ 4 \, \sigma \, T_0^3 }{1.34} \times 0.6 = 1.68

けど、上でも述べたとおり、1月22日の投稿の図2の青線はフィードバック係数が3だからこそ、1970年代から90年代の急激な気温上昇を再現できるのであり、フィードバック係数が1.7なら再現できない。
ということは、昨年5月20日の投稿で採り上げた解説も指摘していたとおり、1970年代から90年代の急激な気温上昇には自然変動の寄与が大きい、ということ。
それを考慮すれば、1月22日の投稿の図2の赤線になるから、NCEI(GISSとHadCRUTも)の昨年の気温がでっち上げにすぎないことは明らか。
昨年12月15日の投稿で紹介したとおり、IPCC第5次報告書政策策定者向け要約の執筆者・江守正多は、人工衛星のデータに頬かむりを決め込んで、「WMO(世界気象機関)によれば、世界平均気温は既に今年の時点で『+1度』に到達したので、『+2度』を超えてしまうまで残り1度ということになる」と泣き叫んでたけど、それは全くのバカ騒ぎ。

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