ききしより バカ論文にあかぬ 温暖化島 見せばやと思う 雲の上人

ドビュッシー「夜想曲」より「雲」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

3月11日の投稿で紹介したとおり、虫国野郎が、気候感度は高いんだぁぁぁ~、と泣き叫んでたけど、今度は、災炎巣が、もっと、もっと高いんだぁぁぁ~、と喚いてやがる。


雲の温暖化抑制効果は?従来予測より気温上がる可能性 米研究
2016年4月9日 16:18 発信地:ワシントンD.C./米国
温暖化の影響で地球の気温は従来の予測より大幅に高くなる可能性があるという論文が今週、米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。これまでの科学的モデルには雲の作用が正確に反映されていないためだという。
一般的に、大気中の二酸化炭素が倍増することによって地球の気温は2.1~4.7度上昇すると予測されている。
しかし、今回論文を発表した米エール大学と米ローレンス・リバモア国立研究所の研究チームは、こうした科学的モデルでは雲が太陽光を反射して地球の大気の温暖化を妨げる作用が過大評価されていると主張している。
論文の主著者でエール大学のアイビー・タン(Ivy Tan)氏は、気温上昇幅はこれまでの科学的モデルでは4度だったが、雲に含まれる液体と氷の量を観測結果に近付くように修正した各種モデルでは5~5.3度になることが分かったと述べた。
雲に含まれている氷が多い場合、気温が上昇すればより多くの液体を生じ、雲の中の液体が増えれば温暖化は抑制される。しかし大半の科学的モデルでは、雲に含まれる氷の量が実際より多く見積もられているという。
共同執筆者のマーク・ゼリンカ(Mark Zelinka)氏は「温暖化抑制についていえば、雲は私たちの役に立ってくれそうにない」と述べた。同研究は、米航空宇宙局(NASA)と米エネルギー省科学部の資金で行われた。


(AFP)

ここで「雲の温暖化抑制効果は?」と言うのは、自然に生じる雲のことじゃない。
問題にしているのは人為的温暖化だから、「雲の温暖化抑制効果は?」の「雲」は人為的要因で生じる雲。
けど、人為的要因で生じる雲って、なんじゃらほい?
そこで、温暖化道化師の江守正多が執筆者に名を連ねるIPCC第5次報告書政策策定者向け要約を見ると、放射強制力に「エアロゾルによる雲調整」という項目があり、それは負の強制力になってる。
第5次報告書技術要約の54ページの図を見ると、飛行機雲にも放射強制力があって、それは正の強制力だけど、値が小さいから無視してよい。)

2014032004
図1 IPCC第5次報告書政策策定者向け要約の図5

つまり、大気汚染の原因ともなるエアロゾルが雲を作り出す要因となり、その「雲が太陽光を反射して地球の大気の温暖化を妨げる」から、負の放射強制力を持つ、というわけ。
この論文は、上図の「エアロゾルによる雲調整(の絶対値)」は強すぎる、と言うんだよ。
「雲の温暖化抑制効果」は過大評価されているから、CO2が倍増すれば気温はもっと上がる、と言うんだね。

はあ?
おい、おい。
逆だろ!

3月28日の投稿でも説明したけど、仕方ねえから、また、また、説明すると。
放射強制力を使うと、気候感度(平衡気候感度、ECS)は次式で表される。

(1)    \displaystyle \mbox{ECS} = \frac{F_{2 \times} \, \Delta T}{\Delta F - \Delta Q}

図1の「エアロゾルによる雲調整」は負の強制力だから、それ(の絶対値)が強すぎるなら、全放射強制力は図1の値のΔF=2.3W/(m^2)より強くなる。
だから、(1)式の分母は大きくなる。
だから、気候感度は低くなる。

って言うと、3月11日の投稿で紹介したとおり、「最近になってエネルギー・バジェット・アプローチが、その簡略化した前提のために気候感度を低く見積もる・・・ギャァァァ~」と泣き喚くだろうけど、エネルギー・バジェット・アプローチに依らずとも、「地球の気温は従来の予測より大幅に高くなる可能性が全く無い」ことを示すことができる。
昨年10月8日の投稿のグラフを使えばいいだけ。
但し、2015年のデータを加え、グラフも少し書き換えて、説明すると。

2016041101図2 HadCRUT4と科学的な予測(赤線)、及び、IPCCの非科学的な予測(青線)の比較

赤い実線はデータを概ね再現できるけど、青い実線は1970年以降がデータより遥かに高くなってしまう。
過去のデータを再現できて、始めて、予測が可能なのだから、もちろん、それですら予測が正しいことを保証しないのだから、青線が無意味なことは子どもでも分かる道理。
「一般的に、大気中の二酸化炭素が倍増することによって地球の気温は2.1~4.7度上昇すると予測されている」けど、2100年までの気温上昇は1.5℃。
(赤い実線と青い実線の双方とも、2015年以降はCO2濃度が毎年2.1ppm増加すると仮定している。その場合、2100年には大気中の二酸化炭素が産業革命時の倍以上になる。)

って言うと、IPCC党は、1970年以降の青線とデータの差はエアロゾルに因る「温暖化抑制効果」が原因ですぅぅぅ~、大気汚染が解消すれば2100年には青線が実現するんですぅぅぅ~、と泣き喚くだろうけど。
図1に見えるとおり、エアロゾルに因る「温暖化抑制効果」には「エーロゾルによる雲調整」、すなわち、「雲の温暖化抑制効果」の寄与が大きいから、この論文の指摘どおり、「温暖化抑制についていえば、雲は私たちの役に立ってくれそうにない」のなら、青線とデータの差は埋まらない。
「大半の科学的モデルでは、雲に含まれる氷の量が実際より多く見積もられている」ということは、「青線の科学的モデルでは、CO2に含まれる温暖化の量が実際より多く見積もられている」ということ。
IPCCはエアロゾルを恣意的に用いて辻褄合わせしてるんだよ。

図2の赤い実線の1971年から2000年までの30年間を線形近似して、2100年まで外挿すると、それが赤い破線だけど、2100年には青い実線とほぼ一致する。
だから、2100年に青い実線が実現するには、1970年以降と同じペースで気温が上がり続けねばならない。
そのためには、1998年以降の気温上昇停滞(ハイエイタス)は都合が悪い。
だから、図2に見えるとおり、昨年の気温を赤い破線の上に乗せてきた。
そして、昨年6月9日の投稿で紹介したとおり、「過去15年間の温暖化ペースは、20世紀後半の50年間のペースと何ら変わらなかった」だの、昨年6月12日の投稿で紹介したとおり、「現実問題として統計的に顕著な停滞など見られません。これまでもなかったのです」だの、2月12日の投稿で紹介したとおり、「温暖化が止まったという見方は科学者の間では完全に否定されている」だの、「過去数十年間で、気温上昇の傾向が弱まったとか止まったとか、または小休止していると示す証拠はない」だのと喚き散らしてる。
けど、「温暖化抑制についていえば、雲は私たちの役に立ってくれそうにない」ということは、ハイエイタスを消すために、データを改竄して気温を吊り上げたことを証明したんだよ。

赤い破線と同様に、青い実線の1971年から2000年までの30年間を線形近似して、2100年まで外挿したのが青い破線で、その場合、2100年までの気温上昇は「大気中の二酸化炭素が倍増することによって地球の気温は2.1~4.7度上昇すると予測」の上限の4.7℃になる。
「温暖化抑制についていえば、雲は私たちの役に立ってくれそうにない」ということは、青い実線はデタラメということだから、青い破線は言わずもがな。
まして、それよりも高い「5~5.3度になる」はずねえだろ!

アホですか?
そうですか!

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