ユネスコ報告書を満載して転覆したゴンドラの歌

メンデルスゾーン「無言歌」より「ベネチアの舟歌」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

前回の投稿で紹介したとおり、ユネスコの報告書は「地球温暖化で知床(北海道)やベネチア(イタリア)などの世界遺産が危機にさらされている」と泣き喚いてたけど、ベネチアには触れなかったから、補足しておくと。

2016052901図1 ベネチアの潮位の推移「Permanent Serive for Mean Sea Level」より

1970年頃まで上昇し続けた後は止まってる。
IPCCの人為的温暖化説に依れば、20世紀に気温が上昇したのは人為的排出CO2が原因であり、CO2排出は20世紀後半に激増したから、潮位の上昇はCO2が原因なら、1970年以降に止まるはずがない。
テレビの解説などで聞いたことがあると思うけど、但し、IPCC信者は教養が無いから知らないだろうけど、これは人為的な要因の地盤沈下が原因。

2016052902図2 「Geophys.Res.Lett.,29(2002)3-1」より

この論文の結論にはこう書いてる。


Nowadays, the Venetian soil is quasi-stable and the northern Adriatic sea level is not significantly rising. In spite of these reassuring results, over the last century land subsidence and eustacy concurred to make the relative sea level in Venice 23 cm higher. This has brought about a seven-fold increase of flooding events with great inconvenience for the population and enormous damage to the cultural heritage. Note that the man-induced land subsidence, which occurred during the 1950s and 1960s, is equivalent to about a two centuries of natural subsidence on the present day scale.


(「Geophys.Res.Lett.,29(2002)3-1」より)

確かに、この論文も最後は「Moreover, the hypothesis of a future dangerous rise in the sea level due to climate change will have to be properly evaluated to plan and adopt the most suitable solutions to protect the city of Venice」で締めくくってる。
そして、図1を見ると、1990年代後半には再び潮位が上昇してる。
IPCC第5次報告書の市民向け要約」の[注22]で紹介しているとおり、「1991年から2010年までの20年間だけに着目したところ、氷河減少の原因の69%が人間活動だった」から、それは人為的温暖化の結果かもしれない。
けど、19世紀後半からの氷河減少に対する「人間活動の影響の割合は25%にとどまる」
上でも指摘したとおり、IPCCの「hypothesis」では、20世紀に気温が上昇したのは人為的排出CO2が原因だから、「人間活動の影響の割合は97%」のはずだけど、実際は「25%にとどまる」
しかも、「25%」はCO2だけじゃない。
南極ではオゾンホールの影響が、北極圏では大気汚染の影響が大きく、他の地域の氷河も大気汚染の影響が大きい。
アルプスが源流のポー川がベネチアの直ぐ南でアドリア海に注いでるけど、昨年7月21日の投稿8月4日の投稿8月8日の投稿10月18日の投稿、そして、11月16日の投稿で解説したとおり、アルプスはススで解けてる。
IPCCの「hypothesis」の破綻は明白。

ユネスコの報告書は最後をベネチアで飾ってるけど、IPCCが吹聴する地球温暖化(CO2温暖化)のデタラメを象徴してるんだね。

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1件のコメント (+ 自分のものを追加)

  1. 豊田拓男
    5月 30, 2016 @ 07:21:55

    愛読拝読致しております。先日、JAXAとの間で面白いやりとりを致しました。JAXAのHPの次のページに関わるものです。
    http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/palsar_fnf/fnf_jindex.htm
    2009年と15年の全球の森林面積の比較写真でしたが、私が見た時には、明らかに2015年の方が相当程度森林面積は広く、全球における森林面積は拡大しつつあるように見えました。そのことを温暖化との絡みでJAXAに指摘しますと、09年のデータは間違いだったと、あっさり09年の写真を差し替えたのです。その結果2枚の写真の差異はほとんど分からなくなりました。やりとりは中断しておりますが、それについてある程度纏めた拙文がございます。
    ヒントもいただきたいし、また貴ページに関するご参考にもなるかと思いますので、できればご覧に入れたいと思います。
    メールアドレスを教えていただければ、添付ファイルで送りますが、いかがでしょうか?

    返信する

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