IPCC信者が、温暖化対策に熱帯雨林を破壊しろ、と狂騒曲

ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

5月27日の投稿で、「『不都合な真実』だから、報じないんだよ」と書いたら、慌てて報じました。

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2016年5月30日の朝鮮日刊新聞夕刊紙面より

けど、これでも、まだまだ過小評価。
現実を見れば、大気汚染の影響はそんな甘いもんじゃねえぜ。

さて、前回の投稿にコメントを頂きましたです。
これは炭素循環と関係する問題ですね。
ですから、例の「気温が上がったから、CO2が増えた」論とも関係してきますが、3月26日の投稿で論じたとおり、基本的な論理、及び、観測事実の基本的な考察だけで結論は明らか、というのが私めの考えです。
つまり、炭素循環の詳細に拘らう必要は全く無いという考えですし、そもそも、炭素循環に関する知識を持ち合わせていませんから、JAXAとのやりとりを見せて頂いても論ずることはできませんので、それは遠慮申し上げますが、少しだけ言うと。
って言うか、知識が無いので、少しだけしか言えませんが。

植物が光合成で成長することくらいは私めでも知ってますから、常識的に考えれば、CO2が増加すれば緑は増えるはず。
懐疑論者として有名な渡辺正氏、かれは生物学者ですから、その道の専門家ですが、コチラを見ると「気温が1~2度上がり、二酸化炭素が増えたら、光合成の勢いが増す。食卓に並ぶもののうち、水と食塩を除けばすべて直接間接の光合成産物だから、そのとき世界の食糧は増える。いま8~9億人といわれる飢餓人口の救済に役立つだろう。私自身は1985年ごろ、二酸化炭素濃度の増加を示すグラフを初めて見たとき、これが飢餓を救うだろうと思って嬉しかった。1988年のハンセン発言以降、二酸化炭素がいきなり悪者になってしまったが、光合成研究者として、その急転換はまだ納得できていない」と言ってます。
また、最近出た論文「Nature Climate Change」に依れば、CO2が増えた結果、地球の緑化が進んでます。
但し、この論文が採り上げているのは1982年から2009年までだから、JAXAのサイトの2009年と2015年の比較には役立たない。
一方、この論文を報じたBBCのサイトには、こんな図が載ってました。
(もしかしたら、コメント氏はこの図に触発されたのかもしれませんが。)

2016053102
図1 「Rise in CO2 has ‘greened Planet Earth’」より

こちらは、2015年までだけど、やはり、2009年との差は分からない。
その代わり、オーストラリアに注目すると、JAXAとの違いが分かります。
上図では、オーストラリアの多くの地域で緑化が進んでる。
オーストラリアの殆どは砂漠なのに、緑化してるのか?
してます。


気候科学: 炭素取り込み量の大半を占めるオーストラリア
Nature 509(2014)566
Nature 509(2014)600
2014年5月29日
陸域と海洋は年間の人為的な炭素放出量の約半分を取り込んでおり、この過程の徹底的な解明は、将来の温室効果ガス濃度、ひいては気候変動を予測するのに重要である。今回、大気中CO2の測定が開始された1958年以降で最大の、陸域の炭素取り込みが調べられている。全球炭素収支を明らかにする3通りの独立した方法によって、南半球の半乾燥地域に、ラニーニャによる著しい降水量に応答した極めて大きな陸域炭素シンクが示された。その炭素取り込み量のほぼ60%はオーストラリアの生態系によるものと考えられ、降水量に対する大陸の正味の炭素取り込みの感度が高くなっていた。全球炭素循環の年々変動を駆動する陸域過程は熱帯雨林によって支配されていると考えられてきたが、今回の成果は、半乾燥バイオームが今後の支配的な駆動力となる可能性を示唆している。

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緑色化が進む、オーストラリア、ノーザンテリトリーの半乾燥生態系。
Credit: Eva van Gorsel (CSIRO)


(natureasia.com)

一方、JAXAのサイトの図(2015 PALSAR-2 Forest/Non-Forest)では、オーストラリアは殆ど真っ白け。
「ここでいう森林とは世界食糧機構(FAO)の定義した面積0.5ha以上、森林被覆率90%以上を有する”自然林”です」と記してますから、上の写真に見えるような草や潅木に依る緑化までは分からない、つまり、JAXAのデータを見ても、CO2増加に因る緑化は分からない、ということでしょう。

JAXAのサイトでは、ボルネオの詳細な解析結果が載ってますが、それに関して、朝鮮日刊新聞がこんな記事を書いてます。


消える熱帯林、日本へ輸出 合板需要、伐採に先住民提訴も マレーシア・サラワク州
2016年5月29日05時00分
日本の輸入合板のほぼ半数を占める産地、ボルネオ島北部のマレーシア・サラワク州で、手つかずの熱帯林が急速に失われている。現地を訪ねると、伐採は奥地まで及び、森に頼って生活する先住民と伐採企業との争いが多発していた。
南シナ海に面するボルネオ島北部の都市ビントゥルから内陸に約160キロ。先住民プナ…

2016053104
沿岸部の都市ミリから南東に約200キロ。伐採道路から急な斜面を下りたところで熱帯林が伐採されていた。切られた丸太は重機で伐採道路まで運ばれる=4月、マレーシア・サラワク州、神田明美撮影

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2001年から14年に伐採された場所を年ごとに色分けした衛星画像


(朝日新聞デジタル)

この衛星画像を見ると、2009年以降も熱帯雨林が伐採されてるから、JAXAのデータにもそれが反映されているのでしょう。

この衛星画像は「NGOグローバル・ウィットネスが作成」したらしいけど、その奸凶NGOはコチラのサイトで我国を罵ってる。
それを見た反日左翼が喜び勇み、我国が熱帯雨林破壊の元凶、と喚いてるのが上の記事。
確かに、我国が熱帯雨林の伐採に与していることは否定できないけど、こんな論文が出てるぞ。


再生中の熱帯雨林はCO2を大量に吸収、研究
2016年2月5日 08:45 発信地:パリ/フランス
農業や牧畜のために伐採され、再生している最中の熱帯雨林は、急激に成長するだけでなく、古い森林よりもはるかに多くの二酸化炭素(CO2)を大気から吸収することが明らかになったとの研究が3日、英科学誌ネイチャー[Nature,530(2106)211]に掲載された。
熱帯雨林を中心とした植物は、人類が大気中に放出するCO2の30%近くを吸収している。これまでは、林業など産業の手がつけられていない原生林の熱帯雨林の方が、CO2をより多く吸収し、その結果として地球温暖化のペースを緩和することができると考えられてきたが、今回の研究は熱帯雨林の「再生」が、従来考えられていたよりも気候変動対策に大きな役割を果たすことを意味する。
研究チームは、南米の45か所にある1500の森林の再生を分析した。論文の主著者で蘭ワーヘニンゲン大学のローレンス・ポーター(Lourens Poorter)教授は「使われなくなった牧草地や農地で再生する若い森林は、CO2を吸収する速度が驚くほど速い」と説明する。再生中の熱帯雨林は、わずか20年ほどで、古い森林と比べて単位面積当たり11倍のCO2を吸収できるようになっていた。
■森林が最も速く再生する場所は
森林が最も速く成長するのは、降雨量が多く、年間を通して水が存在する地域だった。土壌の肥沃度や周囲の環境は、降雨量ほど重要ではなかった。
「われわれは取得したデータを基に、南米におけるバイオマス回復可能性マップを作製した」と、論文共著者でワーヘニンゲン大のダナエ・ローゼンダール(Danae Rozendaal)氏は述べ、「地域や国の政策立案者は、保護地区を決める際に、この情報を活用できるだろう」と語った。

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ブラジル北部パラ州の伐採された森林(2013年8月9日撮影)。(c)AFP/YASUYOSHI CHIBA


(AFP/Marlowe HOOD)

人間が生きていく糧に「農業や牧畜のために伐採」するのは仕方ないけど、ゴルフ場のために「伐採」する必要はないから、「使われなくなった牧草地や農地で再生する若い森林は、CO2を吸収する速度が驚くほど速い」のなら、使われなくなったゴルフ場は原野に戻すべき。
ところが、昨年9月14日の投稿で紹介したとおり、ゴルフ場跡地に太陽光発電パネルを敷き詰めてる。
IPCCの人為的温暖化説を言い立てるのなら、ボルネオの伐採は「気候変動対策に大きな役割を果たす」と評価し、ゴルフ場跡地の太陽光発電を批判すべきだろ。
ところが、鬼畜左翼は「豊かな水をたたえた棚田のように見える」と囃し立てた。
2014年9月19日の投稿で紹介したとおり、頭狂新聞も「日差しを浴びてきらめくさまは、小さな湖のようだ」と囃し立ててた。)
結局、我国を貶めたいだけなんだよ。

で、本題に戻って。
先のオーストラリアと同様、JAXAは再生過程にある熱帯雨林を把握していないでしょう。
JAXAが2009年のデータを改竄したか否かまでは分かりかねますが、JAXAのデータは森林破壊に焦点が当たっているので、「2枚の写真の差異はほとんど分からなくなりました」としても、CO2が増加して緑化が進んでいることと必ずしも矛盾しません。
ボルネオの記事で衛星画像の説明に「米メリーランド大のデータをもとに」と書いてますから、メリーランド大学のデータを調べて、JAXAのデータを比較したら、「09年のデータは間違いだったと、あっさり09年の写真を差し替えた」の真相が分かるかもしれませんが、私めにそんな力量はありません。

しかし、なんだね。
JAXAの「『全球25m分解能PALSAR-2/PALSARモザイクおよび森林・非森林マップ』に使用した図の修正について」には、「すでにご利用の皆様にはご迷惑をおかけすることになりお詫び申し上げます」と書いてるけど、コメント氏に指摘されて「古い版(試作版)の図を用いていたことが判明しました」のなら、○○氏のご指摘で判明しました、有難うございます、の一言くらいあってもよさそうなもんだね。
3月22日の投稿で紹介したとおり、IPCC第5次報告書政策策定者向け要約の執筆者・江守正多は「図をよく見てみよう・・・」と高言を垂れてましたが、その図の「Land-use change」と「Land sink」は森林破壊・CO2増加に伴う緑化と関係します。
相手が江守正多だと、懐疑論者・温暖化信者だけでなく、IPCC系の研究者も見てますから、コメントを利用して江守正多に質問してみてはいかがでしょう。
より多くの人が考え議論する機会になると思いますが。

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