「史上最高気温を3年連続更新」奇想曲

チャイコフスキー「イタリア奇想曲」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

イタリアで震災が起こったようだな。


雪崩がホテル直撃、3人死亡・多数不明 イタリア地震
ローマ=山尾有紀恵
2017年1月19日22時49分
イタリア中部を18日に襲った連続地震で、地震で起きたとみられる雪崩が中部ペスカラ県のホテルを直撃し、少なくとも3人が死亡した。ANSA通信が伝えた。2人が救助されたが、子どもを含む多くの人が行方不明になっている。防災当局によると、当時ホテルには宿泊客と従業員ら約30人がいたという。
救助隊は徒歩などで現地へ向かい、19日未明に捜索を始めたが、悪天候で、捜索は困難を極めている。在イタリア大使館によると、19日昼(日本時間同夜)までに日本人が巻き込まれたとの情報はない。また、伊メディアなどによると、別の地域では80代の男性が地震と雪の重みで崩れた農場の屋根の下敷きになり死亡した。
昨年夏以降、大地震が相次いだ伊中部では18日、アマトリーチェ近郊でマグニチュード(M)5.0以上の強い地震が4回発生した。被災地では余震が続き、停電している地域もある。
伊中部では昨年8月24日にM6.2の地震がアマトリーチェなどを襲い、299人が死亡した。昨秋にも大地震が相次ぎ、さらに多くの建物が倒壊した。絶え間なく続く地震により、被災地の復興が遅れる可能性がある。


(朝日新聞デジタル)

同じ地震国の国民として同情に堪えないけれど、このニュースを見て先ず思ったのは、イタリアの北方ならアルプスだから雪崩も起こるだろうけど、イタリアの中部でなぜ雪崩?、ということ。
そこで、他の記事を見たら。
おおっ!、平地でもこんなに雪が積もってる。

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NOAAのNCEPで調べると、確かにイタリア中部の気温は非常に低い。

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図1 2017年1月12日から19日の欧州の気温偏差(NOAA・NCEP)

って言うと、IPCC党と左翼リベラルは、それはCO2が原因ですぅぅぅ~、泣き喚くだろうな。
(実際、今日の邪説でも「地球温暖化で雪が減る傾向にある一方で、屋根の雪下ろし中の転落等で100人近くが毎年のように亡くなっている・・・近年、積雪が観測史上最高を更新する地点が増え、『ゲリラ豪雪』が局所的に発生している。今月15日に約11年ぶりに積雪が10センチを超えた広島では、午前6時から3時間で13センチと、雪国並みのペースで降り続いた」と喚き立ててやがる。)


2016年の世界平均気温、史上最高を更新 3年連続
2017年1月19日 04:38 発信地:マイアミ/米国
米海洋大気局(NOAA)などは18日、2016年の世界平均気温が3年連続で観測史上最高記録を更新したと発表した。気候変動の加速に関する懸念をさらに高める統計結果だ。
NOAAによると、インド、クエート、イランは昨年、国内最高気温の新記録を樹立。気候変動の影響を受けやすい北極圏では、海氷がかつてない速さで融解した。
昨年1年間の世界平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)は20世紀平均よりも0.94度高く、これまでの最高記録だった2015年を0.04度上回り、1880年の統計開始以降で最高を記録した。
米航空宇宙局(NASA)による別の分析結果でも、2016年の平均気温は史上最高だったと結論付けられている。また、世界気象機関(WMO)も米国の観測結果を認め、同年には二酸化炭素(CO2)とメタンの大気中濃度も過去最高となったと指摘した。
気温上昇の主な原因は、石油やガスなどの化石燃料の燃焼だ。これによりCO2やメタンなどの温室効果ガスが大気中に放出され、地球温暖化を引き起こしている。


(AFP/Kerry SHERIDAN)


世界の平均気温、昨年も過去最高 米発表、3年連続更新
ワシントン=小林哲
2017年1月19日09時12分
米海洋大気局(NOAA)は18日、2016年の世界の平均温度は約14.8度で、過去最高だった前年をわずかに上回ったと発表した。過去最高の更新は14年以降、3年連続。記録が残る1880年以降で最も高く、20世紀の平均を0.94度上回ったという。
世界各地の陸上と海洋の観測データをもとに分析した。米航空宇宙局(NASA)も独自に集計・分析し、過去最高を更新したことを確認した。
NOAAによると、昨年は太平洋東部の赤道付近の海面水温が上昇するエルニーニョ現象で、1月から8月まで毎月の平均温度が過去最高を連続して更新したことが年平均にも影響した。
北極の海氷面積の年平均も記録が残る1979年以降で最小。南極の氷の年平均面積は同年以降で2番目に小さかったという。

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2016年の世界各地の平均温度を1981~2010年の平均値と比較した図。赤色が濃いほど温度差が大きい。南極と北極の灰色はデータがない部分(米海洋大気局〈NOAA〉提供)


(朝日新聞デジタル)

確かに、同じNOAAのNCEPでも昨年の気温は過去最高だった。

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図2 2016年の全球気温偏差(NOAA・NCEP)

「2016年の平均気温は史上最高だったと結論付けられている」のなら、NCEPを否定できない。
しかも、朝鮮日刊新聞記事の図に見えるとおり、NCEIでは北極圏のデータが存在しないけど、NCEPでは北極圏の気温がすごく高い。
もちろん、それは観測データではなく、(天気予報に使う気象モデルの)計算値にすぎないけれど、「気候変動の影響を受けやすい北極圏では、海氷がかつてない速さで融解した」と喚き立てるのなら、NCEIよりもNCEPの方が信頼性は高いはず。
昨年11月29日の投稿で解説したとおり、「気候変動の影響を受けやすい北極圏では、海氷がかつてない速さで融解した」に科学的根拠は無いけれど。)
ところが、NCEPでは「3年連続で観測史上最高記録を更新し」ていない。
気温上昇の停滞とIPCC断末魔の足掻き」で解説しているとおり、2014年は過去12番目で、2015年は過去6番目。
「2016年の平均気温は史上最高だったと結論付けられている」のなら、「気候変動の影響を受けやすい北極圏では、海氷がかつてない速さで融解した」のなら、「3年連続で観測史上最高記録を更新し」ていないんだよ。
(「NOAAによると、インド、クエート、イランは昨年、国内最高気温の新記録を樹立」だけど、上図のインドは「国内最高気温の新記録を樹立」に見えない。)

しかも、だ。
昨年4月22日の投稿の図2と5月22日の投稿の図2に見えるとおり、NOAAのデータに依れば、2015年の11月以降に海水温が低下し始め、特に昨年の2月以降は急激に下がった。
海水温が低下したということは、海から大気に熱が放出されたということだから、気温は上がる。
そのことを考えれば、昨年は2015年よりも気温がかなり高くなっていて然るべき。
実際、NCEPでは、「気温上昇の停滞とIPCC断末魔の足掻き」の図15-19に見えるとおり、2015年の気温偏差は0.272℃で、昨年が0.457℃だから、その差は0.2℃近い。
一方、NCEIでは「これまでの最高記録だった2015年を0.04度上回り」にすぎない。
NCEIのデータは海水温のデータと相容れない。
コチラの記事を見れば分かるとおり、HadCRUT4では2015年をたったの0.01℃上回っただけ。)

海水温のデータと相容れないにもかかわらず、1月11日の投稿でも紹介したとおり、「ブイ観測に切り替えたことで『冷却化したとの思い込み」が生じ1998~2014年に起きた温暖化が一部見過ごされていた」と言い立てて、「地球温暖化の『休止』はなかった」と泣き喚いてる。

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図3 NOAA(NCEI)による全球平均気温偏差の推移

青線がIPCCの理論。
(赤線は「気温上昇の停滞とIPCC断末魔の足掻き」の(15-1)式で、 a=1.7  c=-0.38 に選んだ計算値。)
20世紀第4四半期はほぼ青線どおりに気温が上がっていた。
それがIPCCの人為的温暖化説の拠り所。
(もちろん、1960年以前は全くデータを再現できないから、青線を上にずらし、20世紀後半はエアロゾルの影響でCO2に因る温暖化が減殺された、と言い立てているけれど、上図の青線がIPCCの人為的温暖化説を示しているという事実に変わりはない。)
だから、「地球温暖化の『休止』」は都合が悪い。
と言うよりも、致命傷。
だから、21世紀の気温を吊り上げて、「地球温暖化の『休止』はなかった」と、つまり、21世紀も青線どおりに気温が上がり続けている、と泣き喚いてるんだよ。
けど、2015年からのエルニーニョは1998年のエルニーニョと同じか、または、それ以上に強かったのだから、「地球温暖化の『休止』はなかった」のなら、昨年の気温は1998年と同様に青線の上側に飛び出ていなければならない。
ところが、「これまでの最高記録だった2015年を0.04度上回り」だから、青線よりも少し上に出てるだけ。
「気候変動の加速に関する懸念をさらに高める統計結果だ」どころか、全く逆に、「NOAA(NCEI)のデータ改竄に関する懸念をさらに高める統計結果」になってしまったんだね。
バ~カ!

一方、NASA(GISS)は「地球温暖化の『休止』はなかった」を強引に押し通している。

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図4 NASA(GISS)による全球平均気温偏差の推移

昨年は2015年よりも0.1℃以上高いから、強いエルニーニョと矛盾しないけど、それは、下図に見えるとおり、極地の値を含んでいるから。

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図5 2017年の全球気温偏差(NASA・GISS)

もちろん、極地にデータは存在しない。
計算した値にすぎない。
けど、計算した値なら、NCEPでは「2016年の世界平均気温が3年連続で観測史上最高記録を更新し」ていない。
NASA(GISS)のデータは気候モデルで計算した値に他ならず、気候モデルで計算すれば、赤線に沿って上がり続けるのは理の当然であり、科学的に全く無意味。

確かに、人工衛星の観測でも昨年の気温は過去最高だった。
けど、それはIPCCの気候モデルが正しいことを意味しない。
IPCC第5次報告書の市民向け要約」で解説しているとおり、「石油やガスなどの化石燃料の燃焼」に因る気温上昇は10年当たり0.05℃にすぎない。
僅か0.05℃でも、2016年のエルニーニョの影響が1998年と同じほど強かったのなら、2016年は1998年よりも1.8×0.05=0.09℃高くなるから、過去最高になるのは理の当然。
実際はどうだったか。
コチラを見れば分かるとおり、1998年よりも僅かに0.02℃高かっただけ。
「『地球温暖化の《休止》はなかった』はなかった」ことは、従って、IPCCの気候モデルの破綻は明白。

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図6 人工衛星による観測(UAH)とIPCCの理論、及び、温室効果飽和論との比較

赤線は「気温上昇の停滞とIPCC断末魔の足掻き」の(15-1)式で、 a=1.4  c=-0.67 に選んだ計算値。
昨年12月2日の投稿で紹介したとおり、「2℃目標」の生みの親が「気候科学者も、科学的な水準は基礎物理と同じように高くなければいけない」とほざいてたけど、赤線と青線のどちらが正しいかなんて、バカでも分かる。
しかも、だ。
図4は地表面近くの気温偏差で、図6は対流圏下部の気温偏差だけど、「気温上昇の停滞とIPCC断末魔の足掻き」で解説しているとおり、IPCCの気候モデルが正しいのなら、対流圏下部の気温上昇の方が地表面近くの気温上昇よりも大きいはず。
つまり、IPCCの気候モデルが正しいのなら、上図の△印は青線よりも速いペースで上昇しているはず。
結局、青線は成り立たない。
20世紀第4四半期は青線と赤線がほぼ一致してたから、青線が正しいように見えただけ。
図6の青線と図4の赤線は同じものだから、NASA(GISS)のイカサマは明らか。

確かに、昨年の気温は過去最高だった。
だからこそ、NOAA(NCEI)とNASA(GISS)のイカサマは、そして、IPCCの非科学性は明らかなんだよ。

因みに、「イタリア奇想曲」では、カラヤン&ベルリンフィルとユーリ・シモノフ&ロイヤルフィルの2枚のCDを所有してて、「イタリア奇想曲」なんか、それで十分だけれど、今まで聴いた中で一番優れていたのは、FMで一回聴いたきりだけど、フェルディナント・ライトナー&ベルリンフィル。
派手な演奏ではないけど、これほど音楽的な「イタリア奇想曲」は聴いたことがねえ。
ライトナーと言えば、何回か来日してN響も振ってるけど、風采の上がらんオッサンで、大した指揮者じゃねえな、と思い込んでたのが、素晴らしく音楽的な「イタリア奇想曲」を聴かされたので、強く印象に残ってる。
どこかで見かけたら、買って聴いてみろ。

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