温室効果飽和論者とIPCC信者の違いが分かる男のゴールドブレンド

バッハ「コーヒーカンタータ」より

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

7月23日の投稿で「前回の投稿で『IPCCのデタラメを正当化してるだけ』と指摘したけど、それを裏づけるように、こんなこと喚いてました」と言ったけど、それをさらに裏づけるように、こんな記事を掲載しやがった。


2018年7月30日の朝鮮日刊新聞朝刊紙面より

CO2の温室効果は飽和に近いから、泥炭からCO2が放出されようとも、(産業革命からの)気温は1.5℃も上がらない、と言ってるだろ!
(「異常気象の全く不都合な真実」の第6節で解説しているとおり、熱帯では農地の拡大が気温上昇の一因になってる。6月5日の投稿で解説したとおり、中緯度でも同様。それは、IPCCがCO2の効果を過大評価していることを、裏づけてる。「温暖化の脅威 地中にも」と泣き喚くのは、その事実から目を逸らそうと図る以外の何物でもない。)

「温室効果 飽和」でググってみよう。

はい!
温室効果飽和に対する愚かな反論」が始めに表示されましたです。

ん?
尚も「二酸化炭素による赤外線吸収は飽和しても温室効果は飽和しない」と喚いてるバカがいるな。
何処のどいつだ?
URLは「d.hatena.ne.jp/masudako/」

!!!

増田耕一かっ!
ぷはぁ~。

どうせアホなこと書いてるに決まってるから、読むに値しないだろうけど、鬼畜左翼めがあんな記事を書きやがるから、採り上げざるを得んな。


– 1 –
大気中の二酸化炭素がふえると地球温暖化が進むという見通しは多くの科学的知見にささえられている。しかし、この見通しを否定する主張がある。
地球温暖化否定論のうちに、「二酸化炭素による温室効果はすでに飽和しているので、二酸化炭素がこれ以上ふえても、温室効果はこれ以上強まらず、地表温度は上がらない」という主張がある。これを「飽和論」と呼んでおく。飽和論を主張している人は、地球の大気、とくにその成分である二酸化炭素が、温室効果をもつことは認めているのだ。(飽和論と温室効果否定論をまぜてしまったのでは、自己矛盾になる。)
この議論に対して、わたしは別のブログに2010年9月8日に「CO2がふえても温室効果は強まらないという議論(飽和論)への反論」という記事を書いた。実質的にそれのくりかえしになってしまうが、ここでまた論じておきたい。
– 2 –
地球放射の波長帯のうちでも、とくに15μm付近の波長では、二酸化炭素による吸収が強いので、地表面から射出された赤外線のうちで、大気を通過して宇宙空間に出ていく割合は、無視できるほど小さい。つまり「事実上完全に吸収されている」。「吸収は飽和している」とも言えるだろう。
それにもかかわらず、「温室効果が飽和している」わけではない。二酸化炭素がもっとふえれば、温室効果はもっと強まるのだ。
その理屈は、大きく分けて、次の二つがある。現実には、両方とも働いている。
(1)温室効果は、大気が放射を吸収するだけでなく射出もすることによって成り立っている。吸収物質は射出物質でもあり、それがふえると、放射が大気を同じ距離だけ通るあいだに吸収・射出をくりかえす回数がふえるので、温室効果が強まる。
(2)分子の振動による放射の吸収・射出の強さは波長によって大きくちがう。地球放射の波長帯の一部分で飽和していても、ほかの部分では飽和していない。そのうち15μm帯について見れば、その中心部では飽和しているが、周辺部では飽和しておらず二酸化炭素濃度が高いほうが吸収・射出が強まる。
さらに、(2)のうちとも言えるのだが、次の効果もある。
(3)地表付近と成層圏とでは圧力が桁ちがいに違う。圧力が高いほど、分子間の衝突によるエネルギー交換が起きやすいので、(横軸に波長、縦軸に吸収率をとったスペクトルのグラフでの)吸収線の幅は広くなる。したがって成層圏のCO2による吸収は地表付近の気圧の場合よりも飽和しにくい。
– 3 –
飽和論は100年以上まえからある理屈だ。科学史家の Spencer Weart(ワート)が2007年6月26日に Realclimate というブログの記事「A Saturated Gassy Argument」で、次のことを紹介している。
Arrhenius(アレニウス)が1896年の論文で、二酸化炭素濃度が高いと地表温度が高くなると述べた。それに対して、Knut Angstrom(クヌート オングストローム)[注:8節参照] という物理学者が1900年の論文で、そうはならないと述べた。Angstrom の議論の根拠は室内実験で、二酸化炭素に赤外線をあてて透過する割合をはかったのだ。二酸化炭素の量が地表から大気上端までの大気柱にある量よりも1桁少ないくらいで、すでに吸収は事実上飽和していた。それから1940年ごろまでは、Arrhenius の理屈よりも Angstrom の理屈のほうを信頼する人が多かったようだ。
– 4 –
2節で分類した論点の(1)、吸収・射出をくりかえすことによって温室効果が強まることについては、いわゆる「ガラス板モデル」による説明がよく使われる。わたしの教材ウェブサイトでは、「温室効果の基本」の中の「大気の温室効果(簡単化した放射平衡の場合)」の「簡単なモデル」のところに示した。
空間的不均一性をもたない0次元モデルで、定常状態を考える。エネルギー保存の法則は、太陽放射と地球放射の出入りがつりあっているという形になる。大気を理想化して、「太陽放射の波長帯では完全に透明だが、地球放射の波長帯では黒体と同様に不透明」であるような、厚みが無限小の理想化された「ガラス板」で表現する。地球放射は地表面または大気(板)が温度に応じて出す黒体放射だとする。大気がない場合、地表温度は地球の有効放射温度に等しい。「ガラス板」n枚の大気があった場合、地表温度は有効放射温度の「(n+1)の4乗根」倍になる。
この「ガラス板」1枚で、すでに「赤外線の吸収は飽和している」ことに相当するのだが、その枚数がふえていけば、地表温度は高くなる。つまり、大気中の吸収・射出物質がふえていけば、温室効果が強まるのだ。
このモデルでガラス板の枚数をふやすと温度を際限なく上げることができることになるが、それは現実的でない。地表温度が高くなってくると、太陽放射と地球放射の波長域のかさなりが無視できなくなり、理想化された「ガラス板」が実現不可能になるからだ。
しかし、金星の地表温度(約740K)ぐらいはこのしくみで無理なく達成できる。
大気中の放射吸収物質(射出物質でもある)がふえることを「ガラス板」の枚数がふえる形で表現するアナロジーを認める人に対しては、ここまでの説明で、温室効果は飽和しないことを伝えられると思う。このアナロジーに納得しない人もいるだろう。「放射は吸収物質分子にぶつかって吸収され、放射のエネルギーはいったん気体の内部エネルギーとなり、あらためて吸収物質分子から射出される。放射が通る経路の長さが同じでも、吸収物質の濃度が高いと、吸収・射出のくりかえし回数が多くなる。その結果として、温室効果が強まる。」というような説明で、納得してもらえるだろうか?(この説明は、教材ページ「放射吸収が飽和しても温室効果は飽和しない」に書いたものを少し改訂したものである。)
– 4X –
4節のモデルは、エネルギー収支が放射だけでなりたち、対流の効果がはいっていない。このモデルには鉛直方向の長さ(高さ)の尺度がはいっていないので、そのままでは対流を考慮しようがない。
鉛直次元をもつ「放射平衡モデル」と「放射対流平衡モデル」の結果の比較(4節にあげた「温室効果の基本」のリンク先の「大気の鉛直温度分布の理論計算」のところを参照)によれば、対流がはいった場合のほうが、地表温度は低く、対流圏界面(対流圏と成層圏の境)付近の気温は高くなる。
– 5 –
3節で述べた Weart のブログ記事に続いて、同じ日に、大気物理学者の Raymond Pierrehumbert(ピエールハンバート)による記事「Part II: What Angstrom didn’t know」が出ている。Pierrehumbert (2011) の解説文もそれと基本的に同じである。
Pierrehumbert のおもな論点は、2節でいう(2)だ。15μm吸収帯の中心部はたしかに飽和しているが、周辺部は飽和していない。二酸化炭素がさらにふえれば、スペクトルの吸収帯は「深く」はならなくても、「横に広がる」ので、吸収がふえるのだ。(ただし、濃度に比例するよりはにぶく、濃度の対数に比例するのに近いふえかたになる。)
– 6 –
2節で述べた(3)は、1955年ごろに Plass(プラス)という人の研究で明らかになったことで、その話はWeart 「温暖化の発見とは何か」の第2章に出てくる。【そこでは、吸収スペクトルの形の比喩として “picket fence” というものが出てきて、どう訳すか迷ったのだった。】 3節にあげた Weart によるブログ記事も、この件にもふれている。
分子の振動による放射の吸収・射出は、もともと非常に強い波長選択性をもっている。横軸に波長、縦軸に吸収率をとった吸収スペクトルのグラフを見ると、吸収の強いところは細い縦棒のような吸収線で、吸収線のあいだの区間ではほとんど吸収しないのだ。しかし、実際の気体では、分子運動があり、放射の吸収・射出と分子間の衝突が組み合わさって起こることがあるので、波長選択性がゆるみ、吸収線が幅をもつ。気圧が高いほど、分子間の衝突が多いので、吸収線の幅がひろがり、隣の吸収線とつながって連続的な吸収帯になることがふえてくる。
成層圏の気圧は、地表の気圧よりも1桁から2桁低い。したがって、成層圏での吸収線は、地表での吸収線よりも細い。地表の気圧のもとで計測された吸収率では「飽和している」ように見えても、地表から成層圏にわたる大気柱による吸収は、まだ飽和していないこともあるのだ。精密な計算には、大気柱のうちで高さによって気圧がちがうことを考慮した、大気放射学で「不均質大気」と呼ばれている扱い(たとえば浅野、2010の本を参照)が必要になる。


(「二酸化炭素による赤外線吸収は飽和しても温室効果は飽和しない」より)

「15μm吸収帯の中心部はたしかに飽和しているが」って?

たしかに?
たしかにぃ?
たしかにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ?

テメエは「たしかに」こう言った。


これを見ると、確かに波数630から700/cm 付近では吸収が飽和している。しかし、この図17は二酸化炭素による赤外線の射出をゼロとして、吸収の効果のみを表したものである。実際の大気では、地表面から射出された赤外線は大気中の温室効果ガスによる吸収・射出を繰り返して大気上端に到達する。大気中の二酸化炭素濃度が増加すると、この吸収・射出の平均回数が増加することにより、温室効果は増加する。したがって、大気全層による一回の吸収が飽和しているからといって、二酸化炭素がこれ以上増加しても温室効果は増加しないと考えるのは誤りである。


(「地球温暖化懐疑論批判」の「議論27」より)

「波数630から700/cm 付近では吸収が飽和している。しかし・・・この吸収・射出の平均回数が増加することにより、温室効果は増加する」と言うのは、「そのうち15μm帯について見れば、その中心部でも飽和していない」と言うことに他ならねえ。
その証拠に、私めが「15μm吸収帯の中心部は飽和している」と批判した時に、テメエは「たしかに」、キチガイですぅぅぅ~、と泣き喚いた

たしかに?
たしかにぃ?
たしかにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ?

どの面下げて言ってんだ!
この恥知らずめが!

私の辞書に「恥知らず」という言葉は無い ── 増田ボナパルト耕一

おおっ!
「たしかに」、そうだ!

そもそも、「たしかに」と言うのなら、「15μm吸収帯の中心部は飽和している」のは何故か、を説明しなければならない。
CO2の温室効果には上限がある」の図1-4に見えるとおり、地球の大気の気温では、対流圏と成層圏の境界(対流圏界面)の気温が一番低い。
温室効果飽和に対する愚かな反論」の図4-2、または、2015年4月10日の投稿の図1に見えるとおり、「15μm吸収帯の中心部」からの放射は既に対流圏界面の気温(215K)相当の放射にまで落ち込んでる。
それ以下にはならないから、「15μm吸収帯の中心部はたしかに飽和している」と分かるんだね。
ところが、「たしかに」と言いながら、肝心の説明は無し。
温室効果飽和に対する愚かな反論」の図4-2や2015年4月10日の投稿の図1も示さない。
これ、重要なポイント、ね。
こういうところで、正しいことを言っているか否かが判断できるんだよ。

「たしかに」、「周辺部では飽和しておらず二酸化炭素濃度が高いほうが吸収・射出が強まる」。
けれど、「15μm吸収帯の中心部はたしかに飽和している」のなら、CO2が増加すれば、15μm吸収帯全体も飽和に近づくはず。
5月28日の投稿でも紹介したとおり、CO2の吸収は15μm近傍に限られるから、CO2の温室効果には上限がある。
(4μm近傍にも強い吸収帯があるけど、288Kのプランク関数の裾野だから、ほとんど効かない。)
15μm吸収帯からの放射が215K相当の放射にまで落ち込んでしまえば、「二酸化炭素がもっとふえても、温室効果はもっと強まらないのだ」。
にもかかわらず、それには言及しない。
ここも重要なポイント、ね。
「Arrhenius(アレニウス)が1896年の論文で・・・」なんて解説に目を奪われてはいけないよ。

2014年11月16日の投稿でも言ったけど、IPCCを批判している科学者、または、科学的な素養のある人たちの誰一人として、「二酸化炭素による温室効果はすでに飽和しているので、二酸化炭素がこれ以上ふえても、温室効果はこれ以上強まらず、地表温度は上がらない」なんて言ってない。
「たしかに」、「周辺部では飽和しておらず二酸化炭素濃度が高いほうが吸収・射出が強まる」けれど、CO2の温室効果には上限があり、「15μm吸収帯の中心部はたしかに飽和している」のなら、CO2の温室効果は既に飽和に近いのではないか?
7月26日の投稿で紹介したとおり、江守正多が「地球温暖化を止めない限り、このかさ上げの大きさが1℃から2℃へ、さらに放っておけば、今世紀末にかけて3℃、4℃と大きくなっていくのである」と泣き喚いてたけど、CO2が増えても、2℃も上がらないのではないか?
IPCCの気候モデルはCO2の影響を著しく過大評価しているのではないか?
これこそが「飽和論」。
にもかかわらず、「これを『飽和論』と呼んでおく」と言い立てやがる。
ここも重要なポイント、ね。
本当に科学的な批判から目を逸らそうと図るのは、CO2の温室効果が飽和に近いという科学的真実が露呈するのを恐れているから。
キチガイですぅぅぅ~、と泣き喚いたのも同じ意図。)
「これを『飽和論』と呼んでおく」と言い立てたのは、CO2の温室効果が飽和に近い証拠なんだよ。

「2節で分類した論点の(1)、吸収・射出をくりかえすことによって温室効果が強まることについては、いわゆる『ガラス板モデル』による説明がよく使われる」は多層大気模型に他ならないけど、「この『ガラス板』1枚で、すでに『赤外線の吸収は飽和している』ことに相当するのだが、その枚数がふえていけば、地表温度は高くなる。つまり、大気中の吸収・射出物質がふえていけば、温室効果が強まるのだ」という説明には、CO2の吸収は15μm近傍に限られるという、基本的な科学的事実がスッポリと抜け落ちてる。
ここも重要なポイント、ね。
基本的な科学的事実が抜け落ちている議論は全く非科学的で、誤魔化しにすぎない、ということを理解しようね。
CO2の温室効果には上限がある」で解説しているとおり、「ガラス板モデル」を15μm吸収帯に限定すれば、CO2が増加すれば15μm吸収帯全体も飽和に近づくことは、多層大気模型でも説明できるんだよ。
「『その結果として、温室効果が強まる。』というような説明で、納得してもらえるだろうか?」って?
はい、はい。
納得しましたよ。
テメエが誤魔化していることを納得しましたよ。

しかも、だ。
呆れたことに、最後の最後で「地表から成層圏にわたる大気柱による吸収は、まだ飽和していないこともあるのだ」と喚き立ててやがる。
「15μm吸収帯の中心部はたしかに飽和している」とは、「地表から成層圏にわたる大気柱による吸収は、まだ飽和していな」くても、温室効果は飽和する、ということであるにもかかわらず、現に、「2節」の(1)と(2)の文章を見れば、その意味以外の何物でもないにもかかわらず、「たしかに飽和している」と言った尻から、「地表から成層圏にわたる大気柱による吸収は、まだ飽和していないこともあるのだ」と喚いてるんだよ。
始めに、テメエは「たしかに」こう言った、と指摘したけれど、結局は、「地球温暖化懐疑論批判」から何も変わっていないんだね。

たしかに?
たしかにぃ?
たしかにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ?

どの面下げて言ってんだ!
この恥知らずめが!

「『増田ボナパルト耕一の辞書に《恥知らず》という言葉は無い。』というような説明で、納得してもらえるだろうか?」

って言うと、また、キチガイですぅぅぅ~、と泣き喚くんだろうな。

泣け、泣け!
泣き喚け!
キャハハ、ハハ!

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WMOで江守正多と井田寛子がヒート愛ランド

メンデルスゾーン「夏の夜の夢」より「結婚行進曲」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。
幸いにして、台風12号は頭上を通過したので、被害はありませんでした。
(メディアは、前例の無い進路、と騒ぎ立ててるけど、近畿地方では室戸台風コースが一番恐ろしい。)

前回の投稿で採り上げた朝鮮日刊新聞記事に見えるとおり、「WMOは、猛暑や豪雨といった異常気象が増えているのは『気候変動の結果だ』としている」けれど、こんな動画まで流布してやがった。

ほ~、そうか!
ちゅうことは、何だな。
今夏の大阪は猛暑日が続いてるから、そして、東京の青梅では40.8℃を記録したから、IPCCの2050年の予測が既に現実となっている、ということだな。
7月26日の投稿で紹介したとおり、江守正多は「観測された世界平均気温変化(黒線)は、20世紀後半以降に上昇しており、これは人為起源の強制力を与えたシミュレーション(赤)と整合的であり、かつ、自然起源のみの強制力を与えたシミュレーション結果(青)とは整合的でない」と喚き立ててたけど、IPCCの予測より30年以上も速いペースで温暖化が進んでいる、ということだな。

3月1日の投稿で紹介したとおり、朝鮮日刊が「40年代に1.5度上昇」と喚き立ててたけど、10月には、それが正式に公表される。
(但し、3月1日の投稿で採り上げた2月28日の朝鮮日刊新聞記事は「1950年以降、地球の平均気温は10年ごとに約0.17度ずつ上昇。気温上昇はすでに1度と推定」と、つまり、「世界の平均気温は1950年に比べ、既に約1度上昇している」書いてたのが、「17年時点の世界の平均気温は19世紀後半に比べ、既に約1度上昇している」に変わってる。7月26日の投稿で採り上げた記事で、江守正多が「観測された世界平均気温変化(黒線)は、20世紀後半以降に上昇しており」と言い張っていたことを考え合わせると、10月に公表する特別報告書ではハイエイタスを消し去るのみならず、20世紀前半の気温上昇をも消し去る可能性が大。)


2040年に1.5度上昇=世界の平均気温、IPCC予測
2018/7/26-17:21
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、世界の平均気温について、温室効果ガスの排出が現在の水準で続けば、2040年ごろには産業革命前と比べて1.5度上昇するとの予測を出す方向で検討していることが、26日分かった。IPCCは各国政府や専門家から意見を聴いた上で、10月に韓国で開く総会で特別報告書として公表する。
報告書草案によると、17年時点の世界の平均気温は19世紀後半に比べ、既に約1度上昇していると指摘。現在のペースで温室ガスを排出し続ければ、今後10年ごとに約0.2度ずつ上昇すると分析した。


(時事ドットコム)

けど、WMOの動画に拠れば、2050年の予測が既に現実となっているのだから、「1.5度」を既に超えてしまっている、ということになるな。
ホッケー・スティック曲線の虚実」の第1節で引用している2015年12月15日の朝鮮日刊新聞邪説は「それでも、平均気温の上昇を2度未満に抑えるというこれまでの目標だけでなく、『1.5度未満に抑えるよう努める』と明記した意義は大きい・・・国土の水没を恐れるツバルなど小さな島国の懸命な訴えを、大国も軽んじられなかったのだ」と囃し立てたけど、既に「1.5度」を超えてしまっているから、パリ協定は全く無意味、ということになるな。
しかも、「1.5度」を超えてしまっているのなら、中禍人糞凶和国のCO2排出を劇的に削減しなければならないにもかかわらず、2014年12月7日の投稿2015年7月4日の投稿、そして、12月7日の投稿で説明したとおり、安倍こべに、パリ凶定は中禍人糞凶和国のCO2排出増にお墨付きを与えたんだね。
にもかかわらず、7月23日の投稿で採り上げた「社説余滴」は「タラノア精神でいこうよ」と囃し立てたんだね。
国際社会は、トランプに倣って中禍人糞凶和国に高関税を課してでも、CO2排出を止めねばならないにもかかわらず、昨年5月28日の投稿で採り上げた「記者有論」は、安倍こべに「日本が米国からの輸入品に適用すれば」と喚き立てたんだよ。

WMOの動画には江守正多もちゃっかり登場してるけど、どう説明すんの?
おい、こらっ!
何か言ってみろ!

説明できねえだろ。
それは当然だ。
答えは唯一つだから、な。
IPCCの人為的温暖化説もWMOの動画もパリ協定も全てイカサマ、ということ。
それ以外に説明のしようがねえ。

って言うと、IPCCは正しいんですぅぅぅ~、ギャァァァ~、と泣き喚くだろうけど、それなら、2050年の予測が現実となったのではないから、大阪で猛暑日が続いているのは、そして、東京の青梅の40.8℃は自然現象(とヒートアイランド)。
前回の投稿で採り上げた朝鮮日刊新聞記事は「猛暑・乾燥 世界各地覆う」と泣き喚いてたけど、それは本質的に自然(気象)現象。
にもかかわらず、7月26日の投稿前回の投稿で紹介したとおり、江守正多らIPCCは、猛暑はCO2の排出が原因、と泣き喚いてる。
ということは、やっぱり、IPCCの人為的温暖化説はデタラメ、ということ。
(もちろん、CO2を排出すれば、少しは気温が上がる。IPCCはCO2の影響を著しく過大評価している、ということ。)
どう足掻いてもムダ。

但し、江守正多らIPCCが、このジレンマを解決、と言うよりも、ジレンマから逃れる方法が一つだけある。
このハゲーーっ!」がホッケー・スティック曲線を捏造したのと同様に、そして、NCEIやGISSがデータを改竄・捏造してハイエイタスを消し去ったのと同様に、「17年時点の世界の平均気温は19世紀後半に比べ、既に約1.5度上昇している」にしてしまえばいいんだね。
実は、それへ向けた策動は既に始まってる。
昨年12月9日の投稿で採り上げた朝鮮日刊記事が「IPCC報告書よりも0.5度上昇」と喚き立ててたのが、それだ。
江守正多も「観測データによるモデルの性能評価を反映させたもので、より信頼性が増した予測と言える」と太鼓判を捺した。
さらに、今月も、温暖化はIPCCの予測よりも進んでいる、と喚き立てる論文「Nature Geoscience,11(2018)474」が発表されてる。
もちろん、そのためには、HadCRUやNCEIやGISSがデータをさらに改竄して、20世紀後半の気温を0.5℃吊り上げねばらない。

がんばれ、江守正多。
10月に公表される特別報告書を「17年時点の世界の平均気温は19世紀後半に比べ、既に約1.5度上昇している」に書き換えさせろ。
みんなで江守正多を応援しよう。
フレ~、フレ~、江守!
フレ~、フレ~、江守!

キャハハ!

CO2で猛暑の悪夢は虚しく空けるツォ

メンデルスゾーン「夏の夜の夢」より「スケルツォ」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

前回の投稿で紹介したとおり、江守正多は「これだけのことが起きているのに、なぜ日本のメディアは地球温暖化(気候変動)のことをもっと言わないのか」と泣き喚いてたけど、鬼畜左翼は1面で煽ってた。


2018年7月25日の朝鮮日刊新聞朝刊一面(左上隅の数字に注目)より

「北極圏で33.4度・カナダで熱波死者」と泣き喚いてるけど、7月の北極の気温(偏差)はむしろ低い。

グリーンランドの積雪量はむしろ多い。

「猛暑・乾燥 世界各地覆う」のわりには、全球平均気温(偏差)も高くない。

前回の投稿で紹介したとおり、江守正多は「しかし、それよりもずっと単純明快であり、かつ重要な点は、(仮に人間活動による地球温暖化が無かった場合と比較して)地球温暖化により、猛暑の気温は1℃程度、豪雨の降水量は少なくとも7%程度、『かさ上げ』されたといえることだ」と泣き喚いてたけど、IPCCが人為的温暖化を煽り立てる拠り所は、気候モデル(の中央値)が20世紀第4四半期の急激な気温上昇を再現できるということだから、しかも、「ホッケー・スティック曲線の虚実」の第1節で引用している「フィンランド、世界最速の気温上昇 世界平均のほぼ2倍」という見出しの記事、及び、「北極圏の全く不都合な真実」の第6節で引用している2015年7月19日の朝鮮日刊記事に見えるとおり、IPCCに依れば、北極圏は全球平均の倍の速さで温暖化が進むから、「かさ上げ」されるのなら、今年の猛暑で記録した最高気温は1970年頃に記録した最高気温よりもずっと高いはず。
ところが、「1972年に記録した観測史上最高の32.9度」。
今冬(北半球)には、オーストラリアで熱波ですぅぅぅ~、と泣き喚いてたけど、1月27日の投稿で紹介したとおり、シドニーでは「1939年に記録した観測史上最高の47.8度に次ぐ暑さとなった」。

江守正多が泣き喚いたのと同じ日に、「New菜園tist」(6月30日の投稿で紹介したとおり、IPCCの連中は「環境を守るうえで最も効果的な手段は、完全なベジタリアンになることだ」と喚いてた)も、こんなこと喚いてた。


Warming Arctic could be behind heatwave sweeping northern hemisphere
24 July 2018
By Andy Coghlan
This heatwave across much of the northern hemisphere could continue for weeks, and possibly even months. And accelerated warming in the Arctic compared to the rest of the planet could be a key contributor.
The heatwaves have killed dozens in Japan and Korea, triggered wildfires in California and Sweden, and led to prolonged dry weather in the UK and across northern Europe, raising temperatures beyond 30°C in Scandinavian sectors of the Arctic Circle. In Greece, the deadliest wildfires in more than a decade have claimed at least 74 lives.
“It could persist for weeks, potentially for months,” a spokesperson for the UK Meteorological Office told New Scientist.
The outlook was echoed by the German Weather Service, DWD, which warned this week of “a continuation of the drought situation and above-normal temperatures for at least the next two weeks for Northern Europe, from Ireland to the Baltic States and southern Scandinavia”.
Last week, temperatures exceeded 30°C in the Scandinavian region of the Arctic Circle, with Norway recording a record high temperature of 33.5°C in Bardufoss, a town just south of Tromsø. More than 50 forest fires raged through Sweden in mid-July.
Heatwaves in Japan and South Korea have claimed at least 40 and 10 lives respectively, with high temperatures and dry conditions triggering wildfires in California. In Algeria’s Sahara Desert, a temperature of 51.°C was recorded on 5 July, a record for Africa, and Canada has already seen 18 days exceeding 30°C, compared with nine all last summer.
Stalled jet stream
One reason is that the jet stream — a fast-flowing river of air snaking continually round the northern hemisphere at altitudes of around 6 kilometres — has stalled over Europe since May, and could continue to do so, trapping regions of high pressure that are cloudless, windless and extremely hot.
“It’s been a key player in the astounding heatwaves across the UK and Scandinavia this summer,” says Jennifer Francis of Rutgers University in New Jersey.
She says evidence is mounting that accelerated warming of the Arctic is a major reason why the jet stream keeps getting stalled. The stream is driven by collisions between cold air descending southward from the Arctic and warm air pushing northward from the equator.
The greater the temperature difference between the colliding air streams, the more powerful the jet stream. But the temperature gap — and therefore the power of the jet stream — is being weakened because the Arctic is warming twice as fast as the rest of the planet, supplying the stream with increasingly warmer air.
“Heatwaves over northern hemisphere continents in recent years fit the hypothesis that rapid Arctic warming is playing a role,” says Francis.


(NewScientist)

(CO2の排出に因る)温暖化でジェット気流が弱まったから、だって?
高緯度と低緯度の気温差、そして、地球の自転がジェット気流を生む基本メカニズム。
IPCCに依れば、CO2排出で高緯度は全球平均の倍の速さで温暖化が進むから、高緯度と低緯度の気温差が小さくなり、ジェット気流が弱くなる。
けど、それを真に受けたとしても、先に見たとおり、今夏の北極の気温(偏差)は低いから、上の説明が成り立たないことは明白。
しかも、6月23日の投稿で解説したとおり、CO2の排出 → ブロッキング → 異常気象、という理屈が成り立たないことは既に証明済み。

WUWTが紹介してたから知ってるだろうけど、「便所民惨太」も、猛暑(や厳冬)はCO2の排出が原因だ、ガォォォ~!、と吼えてる。


Climate Change Strengthens Earth’s ‘Heartbeat’ — and That’s Bad News
By Chelsea Gohd, Space.com Staff Writer | July 25, 2018 06:54am ET
It’s no secret that human activity is changing the climate, and one new study shows how our influence is seriously affecting Earth’s seasons and atmosphere.
Climate change is much more than rising temperatures and melting ice. In a new study, scientists from Lawrence Livermore National Laboratory (LLNL) and five otherorganizations show that human action significantly affects the seasonal temperature cycle in the troposphere, or lowest layer of Earth’s atmosphere — the layer that we live in where weather occurs.
These researchers used what is known as a “fingerprint” technique, in which they separated human influence from natural influence on climate. This allowed them to isolate human contributions and assess the specific effects of our species. And, while many fingerprint studies explore climate patterns over years and decades, this work shows how humans influence the changing seasons. [See the Effects of Climate Change Across Earth (Video)]
In this new study, scientists examined seasonal temperature cycles in the troposphere and observed the profound impact humans are having on the atmosphere and our seasons. Most notably, the researchers found that because of carbon dioxide emissions, Earth’s seasonal “heartbeat”, or the contrast between hot summers and cold winters, is becoming stronger.
The team used temperature measurements taken by satellites to study changes in the size of the seasonal temperature cycle in the troposphere at different points on the planet’s surface.
In this way, the researchers could see the difference between summer and winter temperatures and the difference between warm and cold seasons.
The investigators found that our summers are warming more rapidly than the other seasons as Earth’s overall temperature rises, a phenomenon that is especially true in the Northern Hemisphere. Additionally, the measured temperatures in the troposphere are consistent with models that suggest a strengthening seasonal heartbeat.
“Our results suggest that attribution studies with the changing seasonal cycle provide powerful and novel evidence for a significant human effect on Earth’s climate,” Benjamin Santer, LLNL climate scientist and lead author on the new work, said in a statement.
Climate fingerprint research, which originated in the 1970’s, studies climate patterns to find the source of large climate changes. It takes into account natural factors that contribute to climate like ocean heat, the water cycle, circulation in the atmosphere, sea ice, and extreme natural events, according to the statement. In this study, researchers studied model climate simulations driven by historical changes in human behavior.
The team found a highly significant “pattern match” between seasonal temperature trends and the human influence, or “fingerprint,” on the troposphere, according to the statement. This shows that observed changes in our atmosphere and seasonal tropospheric temperature cycles are most likely caused by human action, the study said.
This is the first formal fingerprint study that has ever been conducted with the changing seasonal tropospheric temperature cycle, according to the statement.
This work was published July 20 in the journal Science.


(Space.com)

「The team used temperature measurements taken by satellites to study changes in the size of the seasonal temperature cycle in the troposphere at different points on the planet’s surface」と言い立ててるけど、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の図10-14に見えるとおり、人工衛星の観測値から自然要因(ENSOに因る気温上昇・低下と火山の噴火に因る気温低下)を取り除けば、実は、1993年から気温上昇は進んでいない。
(その図は2013年までだけど、同じ手法でその後のデータを解析すれば、2013年以降も気温上昇は進んでいないはず。)
CO2の影響は弱いんだね。
だから、「1972年に記録した観測史上最高の32.9度」。
気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の図10-14の論文の筆頭著者は・・・
便所民惨太!

「CO2の排出で猛暑」は江守正多の夏の夜の夢精でした。
おぇぇぇ!

西日本豪雨の犠牲者の霊が江守正多に恨みのヴォカリーズ(2)

ラフマニノフ「ヴォカリーズ」(チェロ演奏版)

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

7月13日の投稿で糾弾したにもかかわらず、性懲りも無く喚いてやがる!

中身を確認すると。


西日本を中心に広い地域を襲った平成30年7月豪雨は、200人を超える犠牲者を出した。その直後から続く連日の猛暑は被災地の復旧作業を困難にしており、熱中症による死亡者も各地で続出している。亡くなった方々に心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災した方々の一日も早い復旧をお祈り申し上げる。
この頻発する異常気象に対して、SNSを眺めると、一方では「これだけのことが起きているのに、なぜ日本のメディアは地球温暖化(気候変動)のことをもっと言わないのか」という声が、他方では「こういうことがあると非科学的に何でも地球温暖化と結び付けて煽る人が出てきて困る」という声が聞こえてくる。いつもの構図だ。
筆者自身は、西日本豪雨に際していくつかのメディアからコメントを求められ、基本的には、「今回生じた気圧パターンを前提とするならば、地球温暖化による水蒸気の増加が豪雨を強化させたことは明らかである」こと、「地球温暖化が進む限り、このような豪雨の起きる可能性はこれからも上がり続ける」ことを答えてきた。
被災の傷跡が生々しいうちは、他人事のような大上段のコメントはなかなかはばかられるのだが、時間が経つにつれて異常気象の記憶も風化してしまう。猛暑の続いているこのタイミングで、少しまとまったコメントを残しておくことにした。

なぜ「地球温暖化は人間のせいである」といえるのか
「地球温暖化が人間活動(特にCO2排出)のせいである」ことは、おそらく社会の大部分の人がそう聞かされているが、明確な説明に接する機会は少なく、なんとなく疑わしいと思っている人も案外多いようだ。基本的なことだが、この機会にしっかりと知りたい方のために、改めて少し論理立った説明をしておきたい(この説明は以前に岩波「科学」に書いたものをアップデートしたもの)。
まず、「地球温暖化が人間のせいである」ことを科学的に示すにはどんな要件が必要かを考えてみよう。この問題では、気候のランダムな自然変動、観測データの不完全さ、シミュレーションモデルの不完全さといった不確かさが避けられないため、必然的に、統計学的な考え方を用いることになる。
第一に、観測された気候変化が、内部的な自然変動では考えられないほど大きいことを示す必要がある。これを気候変化の「検出」(detection)という。内部的な自然変動とは、エルニーニョ現象に代表されるような、大気、海洋、陸面、あるいはその結合系の中で勝手に生じるランダムな揺らぎのことである。つまり、観測された気候変化が、ランダムな偶然によっては起こりえない「異常」なものであるかどうかを統計的に検定する。
次に、検出された変化が、気候を変化させるさまざまな外部的要因(これを「強制力」とよぶ)のうち何によって説明でき、何によっては説明できないかを調べる必要がある。これを気候変化の「原因特定」(attribution)という。ここでは気候モデルによるシミュレーションの助けを借りることになる。たとえば、自然起源の(人間のせいではない)強制力である太陽活動や火山噴火の履歴を条件として与えて気候モデルによる20世紀以降の気候再現シミュレーションを行った場合、観測された変化傾向と整合的な結果が得られるか、一方、人為起源の(人間のせいである)強制力である大気中CO2濃度等の履歴を条件として与えた場合はどうか、といったことを、やはりランダムな変動の不確実性を考慮しつつ統計的に検定するのである。
すなわち、ある観測された気候変化が「人間のせいである」とは、人間のせいである強制力を与えたシミュレーション結果と観測データが整合的であり、かつ、人間のせいでない強制力のみを与えたシミュレーション結果と観測データが整合的でない、ということだ。
このロジックに基づいて、2013年に発表されたIPCC第5次評価報告書(AR5)で評価された世界平均気温変化の detection and attribution の結果は次の図のようになる。観測された世界平均気温変化(黒線)は、20世紀後半以降に上昇しており、これは人為起源の強制力を与えたシミュレーション(赤)と整合的であり、かつ、自然起源のみの強制力を与えたシミュレーション結果(青)とは整合的でない。


過去100年の世界平均気温変化の原因特定(IPCC第一作業部会 第5次評価報告書に基づく)

これを元に、IPCC AR5は「人間による影響が20世紀半ば以降に観測された温暖化の支配的な原因であった可能性が極めて高い」と結論している。ここで、「可能性が極めて高い」はIPCCの用語法で「95%以上の可能性」を意味する。
ちなみに、ここで「シミュレーションは太陽活動の効果を過小評価しているのでは」などの反論が考えられるが、太陽活動は20世紀後半以降弱まる傾向にあるため、その効果をどのような大きさで評価したとしても、観測された気温上昇を説明することはできないことを付け加えておきたい。

異常気象の増加は地球温暖化のせいか
次に、異常気象の変化について同様なロジックによるIPCC AR5の detection and attribution と将来予測の評価をみてみよう。以前に同僚が詳しめの解説を書いているので、そちらもご覧いただきたい。以下ではその中から猛暑と豪雨の長期傾向に絞ってポイントだけ述べる。
日本ではよく「異常気象」というが、これは気象庁の定義では30年に一度の極端な現象のことである。IPCCでは稀さを限定せずに「極端現象」(extreme event)という用語をよく用いる。いずれも、先ほど説明した気候の内部的な自然変動がランダムに揺らいでいるうちに、たまたま極端に振れた場合のことをいう、と理解しておけばよいだろう。したがって、温暖化しようがしまいが、30年に一度の豪雨や30年に一度の猛暑はある意味で必ずやってくる。
問題は、温暖化によって、過去には30年に一度だった強さの豪雨や猛暑が、たとえば近年は10年に一度といった具合に、より頻繁にやってきているかどうかである。
IPCC AR5の評価は、極端な高温日(猛暑)については、すでに増えている可能性が「非常に高く」(IPCCの用語法で「90%以上の可能性」の意味、以下同様)、その原因に人間活動の寄与がある可能性が非常に高く(90%以上)、今世紀初頭にさらに増える可能性が高く(66%以上)、今世紀末に向けてさらに増えるのはほぼ確実(99%以上)としている。人間活動を主な原因とする地球温暖化により平均気温が上昇しているのだから、その結果として極端な高温日が増えるのは当然だ。
なお、都市においては都市化(ヒートアイランド)の影響も大きいことを付け加えておく。たとえば、東京の気温上昇傾向は過去100年で約3℃であるが、おおまかにいってそのうちの1℃が地球温暖化、2℃がヒートアイランドと考えられる。ヒートアイランドの原因は、緑地の減少、アスファルト・コンクリートの蓄熱、人工排熱、風通しの悪化といったものの複合である。
次に、大雨についてのIPCCの評価は、すでに起きている傾向としては「陸上で大雨が増えている地域が減っている地域よりも多い可能性が高い(66%の可能性)」、その原因に人間活動の寄与があることについて「確信度が中程度」(証拠の量または一致度が不十分で、定量的な可能性まではいえない)、今世紀初頭に増える可能性が高く(66%以上)、今世紀末までに増える可能性は「中緯度の大陸のほとんどと、湿潤な熱帯域で、非常に高い」(90%以上)となっている。
降水量は、気温に比べて内部変動が大きく、観測データもより限られているため、IPCCの評価もより不確かなものとなっている。ただし、この評価は「大雨の増加が地球温暖化と関係ない」ことを積極的に意味してはいない点に注意してほしい。現時点のデータでは、十分に明瞭な関係はまだいえないということだ。理論的には、気温が上がれば大気中の水蒸気が増えることにより、大雨が増えることは当然と考えられる。

地球温暖化が続く限り、豪雨も猛暑も増え続ける
ある年のある日に異常気象をもたらす直接的な原因は、その時に特有の気圧パターンだ。平成30年7月豪雨は停滞した梅雨前線に水蒸気が流れ込んだことが原因であり、引き続く猛暑は太平洋高気圧とチベット高気圧に日本列島が覆われたこと(ところによりフェーン現象)が原因だ、といった説明がなされる。
地球温暖化により、このような気圧パターンが起きやすくなるかどうか、といった問題はたいへん難しく、専門家が緻密な解析に取り組むだろうが、明瞭な答えが得られるかわからない。
しかし、それよりもずっと単純明快であり、かつ重要な点は、(仮に人間活動による地球温暖化が無かった場合と比較して)地球温暖化により、猛暑の気温は1℃程度、豪雨の降水量は少なくとも7%程度、「かさ上げ」されたといえることだ。
わずかな変化だと思うかもしれないが、今回のような異常気象の気圧パターンがたまたま生じたときに、この地球温暖化によるかさ上げが、「ふつうの異常気象」を「記録的な異常気象」に押し上げる、とみることができる。
そして、地球温暖化を止めない限り、このかさ上げの大きさが1℃から2℃へ、さらに放っておけば、今世紀末にかけて3℃、4℃と大きくなっていくのである。それに伴って、長期的傾向として豪雨も猛暑もさらに頻度が増え続ける、あるいはさらに降水量や最高気温の記録を更新し続けることが予想される。
今回の豪雨や猛暑の報道で、「これまでの常識が通用しない」という解説を何度か聞いた。これはそのとおりだが、それで終わりではない。さらに重要な点は、地球温暖化が続く限り、これからも「これまでの常識が通用しなくなり続ける」ということだ。つまり、30年前の気温や降水量の統計がいま通用しないのと同様に、いまの統計は30年後には通用しなくなる。

豪雨も猛暑も、地球温暖化が続く限り、これからも増え続ける。
今回の豪雨と猛暑を象徴的なできごととして、この機会に、日本社会は上記の事実にしっかりと目を向けるべきだと考える。
これを社会がどう受け止め、どう対応したらよいのかについては、稿を改めて述べたい。


(「豪雨も猛暑も、地球温暖化が進む限り増え続けるという現実に目を向けよう」)

5月28日の投稿で指弾したにもかかわらず、またもや、同じグラフを持ち出して、「これは人為起源の強制力を与えたシミュレーション(赤)と整合的であり、かつ、自然起源のみの強制力を与えたシミュレーション結果(青)とは整合的でない」と喚いてやがる。
「いつもの構図だ」って?
それはテメエだろ!

しかも、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の図12-3に見えるとおり、「2013年に発表されたIPCC第5次評価報告書(AR5)で評価された世界平均気温変化」では、20世紀前半の気温上昇は20世紀後半と同じほど大きかったにもかかわらず、「観測された世界平均気温変化(黒線)は、20世紀後半以降に上昇しており」だと!
息を吐くように嘘を吐くのは、江守正多の「いつもの構図だ」。

「基本的なことだが、この機会にしっかりと知りたい方のために、改めて少し論理立った説明をしておきたい」って?
この俺様が「本当の論理立った説明をして」やるぜ。
「観測された世界平均気温変化(黒線)は、20世紀後半以降に上昇しており」ではなく、2016年3月22日の投稿の図2に見えるとおり、「観測されたCO2濃度変化は、20世紀後半以降に上昇しており」。
にもかかわらず、20世紀前半の気温上昇は20世紀後半と同じほど大きかったのだから、「アル・ゴアの全く不都合な真実」の図6-6に見えるとおり、「CO2の効果をどのような大きさで評価したとしても、観測された気温上昇を説明することはできないことを付け加えておきたい」。
(赤線に見えるとおり、CO2の増加で20世紀前半の「観測された気温上昇を説明する」と、今度は20世紀後半の気温上昇が大きくなりすぎる。)
「太陽活動は20世紀後半以降弱まる傾向にある」ということは、2月19日の投稿で採り上げた靖国参詣新聞が指摘していたとおり、「20世紀後半は、17世紀の初頭以降で太陽の活動が最も活発な時期であったことも忘れてはならない事実である」ということ。
だから、「太陽による影響が20世紀半ばまでに観測された温暖化の支配的な原因であった可能性が極めて高い」。
グラフの「自然起源のみの強制力を与えたシミュレーション結果(青)」に見えるとおり、「シミュレーションは太陽活動の効果を過小評価している」から、「20世紀半ばまでに観測された温暖化」を再現できない。
「人間のせいでない強制力を与えたシミュレーション結果と観測データが整合的であり、かつ、人間のせいである強制力のみを与えたシミュレーション結果と観測データが整合的でない、ということだ」。
だからこそ、「観測された世界平均気温変化(黒線)は、20世紀後半以降に上昇しており」と嘘を吐くんだね。
「この機会にしっかりと知りたい方のために、改めて少し論理立った説明をしておきたい」と嘯いて、その実は、平然と嘘を吐き、論理性の欠片も無い言説で市民を欺くのは、江守正多の「いつもの構図だ」。

「東京の気温上昇傾向は過去100年で約3℃であるが、おおまかにいってそのうちの1℃が地球温暖化、2℃がヒートアイランドと考えられる」って?
「人間による影響が20世紀半ば以降に観測された温暖化の支配的な原因であった可能性が極めて高い」のなら、東京の現在の気温は20世紀半ばの気温よりもずっと高いはず。
ところが、2015年11月23日の投稿昨年5月15日の投稿で解説したとおり、ヒートアイランドを除けば、現在の気温は1960年前後の気温とほとんど同じ。
CO2の影響は弱い。
「ずっと単純明快であり、かつ重要な点は、(仮に太陽活動による地球温暖化とヒートアイランドが無かった場合と比較して)地球温暖化詐欺により、猛暑の気温は1℃程度、豪雨の降水量は少なくとも7%程度、『かさ上げ』されたといえることだ」。

東京だけじゃねえ。
異常気象の全く不都合な真実」の第8節で解説しているとおり、我国の年平均気温も、ヒートアイランドを除けば、現在の気温は1960年前後の気温より少し高いだけ。
5月30日の投稿でも指摘したけど、「人間のせいである強制力を与えたシミュレーション結果と観測データが整合的であり」と言うのなら、気候モデルはその事実を再現できるのか?
1980年代末の急激な気温上昇を再現できるのか?
「気候モデルと我国の年平均気温の推移を比較したグラフに目を向けよう」。
って、そんなグラフは何処にもねえぞ。
コヤツも、それに関しては口を噤んでる。
気候モデルと我国の年平均気温の推移を比較したグラフを決して示さないのは、言うまでも無く、気候モデルが我国の気候を再現できないから。
グラフを決して示さないのは、気候モデルの非科学性を露呈してるんだね。
「日本社会はこの事実にしっかりと目を向けるべきだと考える」。

「理論的には、気温が上がれば大気中の水蒸気が増えることにより、大雨が増えることは当然と考えられる」って?
そもそも、「地球温暖化により、猛暑の気温は1℃程度、豪雨の降水量は少なくとも7%程度、『かさ上げ』された」がデタラメだから、それは全くナンセンスだけど、「異常気象の全く不都合な真実」の第1節で引用している「地球の気候予測に誤りがある可能性」という見出しの記事に見えるとおり、「化石燃料に起因する地球温暖化が始まる以前の、平均気温がより低かった時代に、こうした極端な現象がより多く発生していたことが明らかになった」んだね。
それは Nature に掲載された論文。
江守正多の全く不都合な真実」の第1節で解説しているとおり、「その Nature や系列紙の Nature Climate Change、Nature Geoscience といった雑誌に、温暖化の科学が正しいことを前提とした論文が常に何本も掲載されているのだ。そのことを考えると、温暖化がウソだったり間違いだったり不正だったりすることを信じ続けるためには、よほど強い動機と思い込みが必要であるように筆者には思われる」と泣き喚いてたくせに、その論文には「目を背ける」。
しかも、7月12日の投稿で指摘したとおり、「気温が上がれば大気中の水蒸気が増えることにより、大雨が増えることは当然」に反して、豪雨が始まった7月5日の日本海の気温(偏差)は低かった。
江守正多は観測事実にも「目を背ける」。
「目を向けよう」と嘯いて、「目を向けさせない」。
「目を向けさせない」ために、「目を向けよう」と嘯く。
温暖化詐欺師・江守正多の「いつもの構図だ」。

「2013年に発表されたIPCC第5次評価報告書(AR5)」の第5章の392ページに依れば、「Global surface temperature has increased by approximately 0.8°C from 1870 to 2010」。
20世紀前半の気温上昇は20世紀後半と同じほど大きかったから、CO2の排出に因る気温上昇は、「その効果をどのような大きさで評価したとしても」、20世紀後半の0.4℃どまり。
だから、「ホッケー・スティック曲線の虚実」の第1節、及び、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の第7節と第8節で解説しているとおり、CO2を排出し続けても、(産業革命からの)気温上昇は1.5℃未満に収まる。
「地球温暖化詐欺を止めない限り、このかさ上げの大きさが1℃から2℃へ、さらに放っておけば、今世紀末にかけて3℃、4℃と大きくなっていくのである。それに伴って、長期的傾向として豪雨も猛暑もさらに頻度が増え続ける、あるいはさらに降水量や最高気温の記録を更新し続けることが予想される」んだね。
「ちなみに、太陽活動は20世紀後半以降弱まる傾向にあるため、シミュレーションがCO2の効果をどのような大きさで評価したとしても、今世紀半ばには20世紀半ばに観測された気温に戻ってしまうことを付け加えておきたい」。

7月13日の投稿でも指摘したけど、今回の豪雨災害の大半は無軌道な住宅行政が招いた人災だったという「現実に目を向けよう」。
無軌道な住宅行政で成長してきたのが積水ハウスだという「現実に目を向けよう」。
江守正多が積水ハウスをヨイショしたという「現実に目を向けよう」。
江守正多は、「現実に目を向けさせない」ために、「豪雨も猛暑も、地球温暖化が続く限り、これからも増え続ける」と煽り立てているんだよ。
「亡くなった方々に心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災した方々の一日も早い復旧をお祈り申し上げる」って?
心にもないことを言うな!
心中は、200人以上も死んだのは温暖化を煽り立てるチャ~~ンス、とほくそ笑んでるくせしやがって。
「これを社会がどう受け止め、どう対応したらよいのかについては、稿を改めて述べたい」って?
どうせ、積水様ですぅぅぅ~、って泣き喚くんだろ。
「今回の豪雨と猛暑を象徴的なできごととして、この機会に、日本社会は上記の事実にしっかりと目を向けるべきだと考える」!

左翼が、軍国精神でいこうよ、と狂騒曲

ハチャトゥリアン「ヴァイオリン協奏曲」より

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

前回の投稿で「IPCCのデタラメを正当化してるだけ」と指摘したけど、それを裏づけるように、こんなこと喚いてました。


2018年7月20日の朝鮮日刊新聞朝刊紙面より

「自分を批判する相手に色をなして反論したり。大の大人が見苦しい。タラノア精神で、世の中よくしていこうよ」だと?
この先に太陽の活動が低下するということは、2月19日の投稿で採り上げた靖国参詣新聞が指摘してたとおり、「20世紀後半は、17世紀の初頭以降で太陽の活動が最も活発な時期であった」ということ。
少なくとも20世紀前半の気温上昇は太陽活動の活発化が原因、ということ。
ホッケー・スティック曲線に依拠するIPCCはCO2の効果を著しく過大評価している、ということ。
ホッケー・スティック曲線の虚実」の第1節、そして、「IPCC第5次報告書の市民向け要約」の第7節と第8節で解説しているとおり、CO2を排出し続けても、(産業革命からの)気温上昇は2℃はおろか、1.5℃未満におさまる。
にもかかわらず、尚も「温暖化防止の国際ルールであるパリ協定は『産業革命以前からの気温上昇を2度未満、できれば1.5度までに抑えること』をめざす」と囃し立て、「誰かを責めるのはやめて、もっと前向きな議論をしようよ。でないと、温暖化の危機を乗り越えられない」と言うのは、IPCCに反論するな!、我々が温暖化を煽り立てる報道を鵜呑みにしろ!、と言うことに他ならず、「自分を批判する相手に色をなして反論し」てるんだね。
実は、反論を封じ込め、市民を盲従させるために、「自分を批判する相手に色をなして反論したり。大の大人が見苦しい。タラノア精神で、世の中よくしていこうよ」と喚いてるんだよ。

このことだけでも、コヤツらが煽り立てる温暖化の虚構が窺い知れるけど、今や、中禍人糞凶和国がダントツのCO2排出国なのだから、IPCCの人為的温暖化説が正しいのなら、中禍人糞凶和国を糾弾し、中禍人糞凶和国の排出を劇的に削減しなければならないにもかかわらず、2014年12月7日の投稿2015年7月4日の投稿、そして、12月7日の投稿で説明したとおり、安倍こべに、パリ狂定は中禍人糞凶和国のCO2排出増にお墨付きを与えたんだね。
だからこそ、「トランプ米大統領もパリ協定からの離脱を表明する際、中国やインドの対策が不十分だと名指し」たんだよ。
にもかかわらず、温暖化を喚いてる連中の誰一人として、中禍人糞凶和国を糾弾しないし、パリ狂定への異論を口にしない。
それどころか、コヤツらは、2015年12月17日の投稿で採り上げた2015年12月15日の邪説で、「そんな決意の乏しい日本政府は、パリでほとんど存在感を示せなかった・・・世界の流れに目や耳をふさぐかのような、象徴的な造りだった」と、安倍こべに我国を罵った。
さらに、2016年10月12日の投稿で採り上げた邪説で、「アフリカ諸国や小さな島国も批准を急いだ背景には、干ばつや海面上昇、熱波など温暖化との関連が疑われる異常気象への強い危機感がある。日本は、そうした国々から『我々の困難に冷たい国』と見られかねない」と罵り散らした。

1月2日の投稿で紹介したとおり、中禍人糞凶和国が世界中で石炭火力を建設しまくっているにもかかわらず、しかも、昨年4月3日の投稿で指摘したとおり、中禍人糞凶和国の大気汚染が日本国民の命までも奪っているにもかかわらず、2014年12月7日の投稿2015年9月12日の投稿10月23日の投稿昨年7月18日の投稿11月11日の投稿、そして、11月26日の投稿で紹介したとおり、完狂NGOは中禍人糞凶和国に知らぬ顔の半兵衛を決め込んで我国を非難し、コヤツらはそれを悦び勇んで報じた。
コヤツら自身も1月18日の投稿で採り上げた1月13日の邪説で「世界の潮目を変えたのは、15年に採択された温暖化対策のパリ協定だ。欧州などの先進国が次々と脱石炭を加速させ、電力消費大国の中国も石炭の利用抑制にかじを切った。ビジネスの世界でも、石炭関連の投資をやめる動きが広がりつつある・・・世界の流れに背を向けるような政策は長続きしない」と我国を罵り散らした。
「温暖化防止の国際ルールであるパリ協定は『産業革命以前からの気温上昇を2度未満、できれば1.5度までに抑えること』をめざす」と囃し立て、「誰かを責めるのはやめて、最も前向きな議論をしようよ。でないと、温暖化の危機を乗り越えられない」と言い張るテメエらは、温暖化プロパガンダに反論するな!、NGOの非難を甘んじて受け入れろ!、と喚き立てて、「自分を批判する相手に色をなして反論し」てるんだろ!!

己らが煽り立てることに反論する市民を「大の大人が見苦しい」と罵り、「世の中よくしていこうよ」と言い放って憚らないのは、自分達だけが正しい、愚かな一般市民は賢い自分達に盲従すればいい、と言うことに他ならない。
「大の大人が見苦しい」を通り越して、異常としか言いようがねえ。
それは、コヤツらの醜悪さと卑劣さを、コヤツらの煽り立てる温暖化が邪悪な意図に根ざしたプロパガンダに他ならないことを、ハッキリと示してる。
2016年1月13日の投稿1月20日の投稿で指摘したとおり、CO2を排出したのは先進国の1%の富裕層。
2015年4月28日の投稿で指摘したとおり、コヤツらの平均年収は1300万円で、我国で上位1%の富裕層。
先に指摘したとおり、CO2を排出すれば、少しは気温が上がるけれど、それが悪いと言うのなら、その責任はテメエら富裕層が負うべき。
(但し、前回の投稿でも指摘したとおり、今世紀半ばには太陽活動がマウンンダー極小期並に低下することを思えば、CO2の排出に因る気温上昇は有害どころか有益。)
にもかかわらず、「誰かを責めるのはやめて、最も前向きな議論をしようよ。でないと、温暖化の危機を乗り越えられない」と言い張るテメエらは、CO2を排出した我々富裕層を責めるな!、お前ら99%が再生エネ賦課金や炭素税を負担しろ、と喚き立てて、「自分を批判する相手に色をなして反論し」てるんだろ!!

再生エネ賦課金や炭素税は、コヤツら1%の富裕層には痛くも痒くもないけど、低所得者には極めて重い。
しかも、2016年3月14日の投稿4月19日の投稿4月30日の投稿昨年1月17日の投稿、そして、4月3日の投稿で紹介したとおり、世界上位8人の富豪の一人・ブルームバーグと結託して、ビジネス、ビジネス、と囃し立ててる。
結局、99%から毟り盗ったお金は1%の懐に入るんだね。
99%を苦しめて「世の中をよくしようよ」、それがコヤツらの望みであり、そのための温暖化プロパガンダ。
だからこそ、2012年11月17日の投稿昨年9月6日の投稿で指摘したとおり、「国民に痛みを強いることを避けて通れない」だの、「国民には負担増の『痛み』を引き受けてもらわねばならない」と言い放ったんだね。
だからこそ、一般市民に対しては「北の森で考えた。1世紀先を想像して『飽』を減らし、『贅』を削りたいと」と喚き立てる一方で、昨年10月19日の投稿11月19日の投稿11月23日の投稿11月26日の投稿11月30日の投稿12月9日の投稿12月15日の投稿12月19日の投稿1月16日の投稿1月22日の投稿2月12日の投稿2月14日の投稿2月16日の投稿4月19日の投稿、そして、5月30日の投稿で紹介したとおり、己らは「『飽』を増やし、『贅』を加える」んだよ。

「自分を批判する相手に色をなして」、「大の大人が見苦しい」と罵り散らした挙句に、「誰かを責めるのはやめて、もっと前向きな議論をしようよ」と言い放って憚らないのは、一般市民は我々が指し示す方向に進めばいいんだ、と言う以外の何物でもねえ!
かつて、コヤツらが戦争を煽り立てたのと全く同じ。
2015年9月7日の投稿9月28日の投稿でも指摘したけど、かつての戦時下のような社会を作り上げる、それがコヤツらの願望。

昨年11月8日の投稿で指摘したとおり、フィジーは軍事政権が支配してる。
それは「相手を非難しない」「建設的な話し合い」と全く相容れない。
にもかかわらず、「議長国フィジーの発案で、このプロセスは『タラノア対話』と名付けられ」と囃し立て、「タラノア精神でいこうよ」と言い放ったのは、コヤツらがかつての戦時下のような社会を欲していることを、そのために温暖化を煽り立てていることを、ハッキリと示してるな。

IPCC信者が、太陽のバカぁ~、と狂騒曲

チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第2番」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

2月19日の投稿で紹介したとおり、靖国参詣新聞が「世界の温暖化対策を主導する国連の『気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』は、太陽活動の影響を事実上、無視する姿勢に徹している」と糾弾したにもかかわらず、って言うか、靖国参詣新聞が糾弾したので、4月3日の投稿で紹介したとおり、鬼畜左翼はますます躍起になって、「このままでは2040年代に産業革命以降の気温上昇が1.5度に達してしまう――」と泣き喚き、「温暖化がもたらす厳冬」と喚き立ててたけど、いまさら、こんな記事を掲載した。


2018年7月16日の朝鮮日刊新聞朝刊紙面より

とうとう見るときがきちゃったのか」。

と思うのは、銀座資生堂パーラーのケーキよりも甘い!
(角砂糖食ってるのかと思ちゃったよ。東蝦夷には味覚が無いの?)
モリカケを仕掛けるようなヤツラが真実を書くはずねえだろ。
市民を欺こうと目論んでるに違いねえ。

実際、よ~く読むと・・・
ホッケー・スティック曲線の虚実」の図5-7を全く無視して、「太陽活動が低下しても、目に見える明るさは0.1%ほどしか変わらない」と決めつけてやがる。
やっぱり!

太陽の磁場がどうだの、紫外線がどうだのと言ってみたところで、その変動が地球の気候に影響するメカニズムは不明だけど、「ホッケー・スティック曲線の虚実」の(5-3)式に見えるとおり、「目に見える明るさ」の変動が地球の気候に影響するメカニズムは簡単明瞭で、専門知識の無い一般市民でも分かる。
(「地球に届く紫外線はオゾン層が吸収し、この時の反応が成層圏を暖めている」から、紫外線は「(太陽の)活動が低下すると大きく減る」のなら、成層圏の気温は下がる。だから、紫外線が原因と言うのは、成層圏の気温が下がると対流圏の気温も下がる、と言うことに他ならない。ところが、「温室効果飽和に対する愚かな反論」の図4-3に見えるとおり、対流圏の気温が上がると同時に、成層圏の気温は下がってる。)
ホッケー・スティック曲線の虚実」の図5-7を見れば、ホッケー・スティック曲線の虚構、ホッケー・スティック曲線を拠り所とするIPCCの非科学性が、一般市民にも一目瞭然。
都合の悪いデータを排除し、IPCCは基本的に正しい、と吹聴すること。
それが、この記事の目的。

だから、太陽活動が気候に影響しているということは、靖国参詣新聞が指摘したとおり、「世界の温暖化対策を主導する国連の『気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』は、太陽活動の影響を事実上、無視する姿勢に徹している」ということであり、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の第6節で引用している「火山噴火、人為的温暖化の『減速』に一部貢献か」という見出しの記事に見えるとおり、「これらのモデルが、化石燃料の燃焼で排出される二酸化炭素(CO2)による温暖化効果を誇張している」ということであるにもかかわらず、それは絶対に言わない。
そのくせ、わざわざ「日本は1991年にフィリピンのピナトゥボ火山が噴火したあと、上空に広がった火山灰による冷夏と長雨でコメが記録的な不作になり、タイ米を緊急輸入する大騒ぎとなった」と言い立てるのは、5月28日の投稿で採り上げた記事の中で江守正多が「太陽だけが原因ではなく、火山の原因も入っていますので」と言ってたのと同じ意図。
太陽の磁場や紫外線の影響は不確かだから、「日本は1991年にフィリピンのピナトゥボ火山が噴火したあと・・・」と言い立てれば、「マウンダー極小期」の主因は火山の噴火で、「太陽活動が低下しても、目に見える明るさは0.1%ほどしか変わらない」から、気候にほとんど影響しない、と思い込ませることができるという目論見なんだよ。

って言うと、そこまで言わなくてもいいんじゃない?、5月28日の投稿で採り上げた記事の中で江守正多は「それが地球の温度を下げる効果をもつということは十分考えられますが、その大きさが1℃未満ならば、温暖化をすべて打ち消すような話ではありません」と言い張ってたけど、この記事は「地球温暖化と太陽の活動の低下が同時に起きれば、影響が相殺される可能性はある」と認めてるんだから、と思う人もいるだろう。
けど、「ホッケー・スティック曲線の虚実」の第3節で解説しているとおり、太陽活動の低下(活発化)に因る気温低下(上昇)は0.7℃程度だから、「影響が相殺される」ということは、CO2倍増に因る気温上昇は0.7℃程度にすぎない、ということ。
ホッケー・スティック曲線の虚実」の第2節で解説しているとおり、それは温室効果飽和論で説明できる。
江守正多の全く不都合な真実」の第9節と第11節で解説しているとおり、江守正多らは、(平衡)気候感度は3℃以上、と言い張ってるけど、「二酸化炭素(CO2)による温暖化効果」はIPCCが主張するよりもずっと弱い。
パリ協定は「2℃目標」を宣言したけど、CO2を排出し続けても、(産業革命以降の)気温上昇が2℃を超えることは無い。
にもかかわらず、「ただ、その間に温室効果ガスが十分削減されずに再び太陽の活動が活発になると、気温上昇に歯止めがかからなくなる最悪のシナリオもありうる」と泣き喚く。
「影響が相殺される可能性がある」と言った尻から、太陽活動の影響を無視してるんだね。
何の彼の言いながら、「太陽活動の影響を事実上、無視する姿勢に徹している」んだよ。

「『想定外』を考える」と嘯いてるけど、記事の最後を「人間が自然を乱し続けると、予測もつかない事態に陥りかねない」で締めくくっているということは、太陽活動の低下が「想定外」ではなく、実は、「気温上昇に歯止めがかからなくなる最悪のシナリオ」こそが「想定外」、ということ。
だからこそ、「太陽活動が低下しても・・・」の節には「?」を付し、「気温上昇に歯止めがかからなくなる最悪のシナリオもありうる」の節には「!」を付してるんだね。
「『想定外』を考える」とは、すなわち、「『温室効果ガスの削減』を考える」。
「世界の温暖化対策を主導する国連の『気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』は、太陽活動の影響を事実上、無視する姿勢に徹している」ことが、従って、「これらのモデルが、化石燃料の燃焼で排出される二酸化炭素(CO2)による温暖化効果を誇張している」ことが、一般市民にも知れつつあるので、「太陽活動が低下しても、目に見える明るさは0.1%ほどしか変わらない」と決めつけ、「ただ、その間に温室効果ガスが十分削減されずに再び太陽の活動が活発になると、気温上昇に歯止めがかからなくなる最悪のシナリオもありうる」と泣き喚いて、IPCCのデタラメを正当化してるだけ。

記念碑的な1905年のアインシュタイン論文を読み終えるまで、誰も寝てはならぬ

プッチーニ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」

今日今晩は。
「国際環境NGO(嘘)RealCrazyClimate」の会員某で~~~す。

江守正多は、昨年12月9日の投稿で紹介したとおり、「パリ協定の目標を目指す必要性が、改めて確認された」だの、前回の投稿で紹介したとおり、「今回の西日本豪雨は『防災4.0』の時代への突入を実感させる」だのと喚き立ててたけど、何回も言ってるとおり、CO2の温室効果は飽和に近いから、CO2の排出が原因で、(産業革命以降の)気温上昇が2℃を超えるだの、豪雨だのはあり得ない。
ところが、いわゆる懐疑論者(否定論者)の中にも、CO2の温室効果が飽和に近いという科学的事実を認めない連中がいる。

地表面(海面)から放射された赤外線を捕らえて励起したCO2分子は、自発放射して脱励起するまでの時間内に、N2やO2分子と百万回以上もぶつかる。
CO2分子は、赤外線を再放出して脱励起する前に、N2やO2分子とぶつかって脱励起する(CO2分子の励起エネルギーがN2やO2分子の運動エネルギーに転換する)から、大気からの赤外放射は無い、と言うんだよ。
(但し、CO2がN2やO2分子とぶつかったら必ず脱励起するわけじゃない。量子系では弾性散乱する確率が圧倒的に高い。励起、または、脱励起する確率は1000回に1回から1万回に1回程度にすぎない。それを考慮すれば、励起したCO2分子が自発放射して脱励起するまでの時間内に、N2やO2分子と1000回ぶつかる、と見なすべき。)
IPCCの温暖化説とは?」と「ホッケー・スティック曲線の虚実」の第1節に見えるとおり、私めが、CO2の温室効果は飽和に近い、と言うのは多層大気理論に基づいてる。
その理論では大気からの赤外放射が起こるから、これは私めの主張を真っ向から否定するに等しい。
しかも、「climate alarmists don’t understand basic physics」と言うからには、懐疑論者でも容赦できねえぜ。

確かに、励起した一つのCO2分子に着目すれば、赤外線を自発放射して脱励起する確率よりも、N2やO2分子とぶつかって脱励起する確率の方がはるかに高い。
けれど、それだけを言うのは、片手落ち、と言うものだ。
励起したCO2分子がN2やO2分子とぶつかって脱励起するだけじゃなく、励起していない(基底状態にある)CO2がN2やO2分子とぶつかって励起するんだね。
(もちろん、励起しているCO2分子が、さらにエネルギーの高い励起状態に励起することも起こり得るけれど、以下では、基底状態と最もエネルギーの低い励起状態の二つだけを考える。)
単純に、CO2分子の基底状態(の波動関数)と励起状態(の波動関数)の間の遷移確率だけなら、N2やO2分子とぶつかって励起する確率も、脱励起する確率も同じ(実際には、励起状態の統計分布と縮退も考慮しなければならないけれど)だから、励起したCO2分子がN2やO2分子とぶつかって脱励起するのと同じ速さで、励起していないCO2分子がN2やO2分子とぶつかって励起してるんだね。
双方の効果が打ち消しあうから、励起したCO2分子からの自発放射が起こるんだよ。

そもそも、地表面(海面)から放射された赤外線を捕らえて励起したCO2分子が、そのまま、赤外線を再放出してしまうのなら、何も起こらないのと同じ。
CO2の温室効果と言うけれど、それは、CO2が地表面(海面)から放射された赤外線のエネルギーをN2やO2分子に受け渡す、ということ。
CO2は0.04%にすぎず、地球の大気とは、すなわち、窒素と酸素だから、地表面(海面)から放射された赤外線を捕らえて励起したCO2分子が、そのまま、自発放射してしまうのなら、大気は温まらない。
励起したCO2分子が、赤外線を再放出して脱励起する前に、N2やO2分子とぶつかって脱励起するからこそ、大気が温まるんだね。
そして、励起していないCO2がN2やO2分子とぶつかり、再びその運動エネルギーを奪い取って励起し、光子(photon)を放出するから、大気から放射が起こるんだよ。

しかも、だ。
N2やO2分子とぶつかり、その運動エネルギーを奪って励起したCO2分子は自発放射するだけじゃないんだよ。


図1 「Radiative Transfer in the Atmosphere and Ocean」の109ページ

この図4.7の右上が自発放射。
図の左上は、CO2分子が地表面(海面)から放射された赤外線を捕らえて励起する過程。
しかし、図の左下に見えるとおり、地表面(海面)から放射された赤外線(光子)は、励起されたCO2から光子を叩き出し、CO2を脱励起できる。
これが強制放射。
物質(CO2ではなく固体だけど)に光を照射し、光が入射したのと同じ方向に強制放射が起こると、物質に照射した光が増幅されて放射される。
これが繰り返されれば、物質に照射した光がはるかに強い光となって放射される。
これがレーザーの基本原理。

プランク関数が発見される以前には、周波数が低い場合のレーリー・ジーンズ(Rayleigh-Jeans)の法則と、周波数が高い場合のウィーン(Wien)の法則が知られてた。
つまり、プランク関数の周波数が低い方の裾野がレーリー・ジーンズの法則で、周波数の高い方の裾野がウィーンの法則。
マックス・プランクは、レーリー・ジーンズの法則とウィーンの法則の内挿式として、プランク関数を発見した。
アインシュタインは、光子の概念を導入して、それを数学的にすっきりと導出して見せた。
(それが1905年の記念碑的論文。同じ年に、特殊相対性理論とブラウン運動の論文も発表した。)
再び先の教科書を引用すると、


図2 「Radiative Transfer in the Atmosphere and Ocean」の110ページ


図3 「Radiative Transfer in the Atmosphere and Ocean」の111ページ

但し、この教科書では、既にプランクが(4.27)式を発見していたからという理由で、(4.26)式と(4.27)式を比較して、(4.28)式を導き出しているけれど、それでは、プランク関数を導き出したことにならない。
アインシュタインは(4.26)式から(4.28)式を導き、それを用いて、(4.26)式から(4.27)式を導いた。
先ず、温度Tが無限大の極限を考える。
そうすると、(4.26)式の分母の指数関数は1になるから、

(1)    \displaystyle {\lim_{T \to \infty} B_{\nu_0}} = \frac{A_{21} / B_{21}}{\left( g_1 B_{12} / g_2 B_{21} \right) - 1}

しかし、温度が無限大なら、放射 B_{\nu_0}  も無限大のはず。
従って、上式の分母は0になるはずだから、(4.28b)が成り立つ。

従って、(4.26)式は

(2)    \displaystyle B_{\nu_0} = \frac{A_{21} / B_{21}}{ e^{h \, \nu_0 / k_B T} - 1}

先に述べたとおり、周波数が低い場合はレーリー=ジーンズの法則と一致するはずだから、 \left( h \, \nu_0 \right) / \left( k_B T \right) \ll 1  の場合を考える。
上式の分母の指数関数を級数展開して、1次まで採れば、

(3)    \displaystyle \exp \left( \frac{ h \, \nu_0 }{ k_B T} \right) \, \simeq \, 1 \,+\, \frac{ h \, \nu_0 }{ k_B T}

だから、

(4)    \displaystyle B_{\nu_{0}} =\frac{A_{21}}{B_{21}} \, \frac{k_B T}{h \, \nu_{0}}

これがレーリー=ジーンズの法則

(5)    \displaystyle B_{\nu_0} = \frac{2 \, \nu_0^2 k_B T}{c^2}

と一致するから、(4.28a)式が成り立つ。
従って、(2)式は(4.27)式になる、というわけ。

アインシュタインがプランク関数の導出に成功したのは強制放射を導入したから。
それを理解するために、強制放射を考慮しなければどうなるかを調べてみる。
先ず(4.26)式の分母と分子に g_2 B_{21}  を掛けると、

(6)    \displaystyle B_{\nu_{0}} = \frac{g_2 A_{21}}{g_1 B_{12} \, e^{h \nu_{0} / k_B T} - g_2 B_{21}}

強制放射が無ければ、

(7)    \displaystyle B_{\nu_{0}} =\frac{g_2 \, A_{21}}{g_1 B_{12}} \, e^{- h \nu_{0} / k_B T}

一方、(4.28)式から B_{21}  を消去すれば、

(8)    \displaystyle g_2 A_{21} = \frac{2\,h\,\nu_0^3}{c^2} \, g_1 B_{12}

だから、結局

(9)    \displaystyle B_{\nu_0} = \frac{2\,h\,\nu_0^3}{c^2} \, e^{ - \, h \nu_0 / k_B T}

これはウィーンの法則に他ならない。
強制放射を考慮しなければ、プランク関数は導けず、ウィーンの法則になってしまうんだね。
先に述べたとおり、ウィーンの法則はプランク関数の周波数が高い方の裾野に相当する。
ということは、プランク関数のピークに近い周波数域での放射は強制放射、ということ。
温室効果飽和に対する愚かな反論」の図4-2に見えるとおり、CO2の吸収域は290Kのプランク関数のピークに近いから、CO2に因る放射は自発放射ではなく強制放射。
先に述べたとおり、N2やO2分子とぶつかり、その運動エネルギーを奪って励起したCO2分子(図1の中の図4.7の C_{12} )が、地表面(海面)から放射された赤外線(光子)によって強制放射させられる(図1の中の図4.7の B_{21} )から、自発放射(図1の中の図4.7の A_{21} )だけを考慮して、「An excited CO2 molecule is far more likely to lose its heat kinetically through a collision with a N2 or O2 molecule than it is to radiate a photon」と言い張ることこそが「don’t understand basic physics」。

但し、そこんとこを、きちんと数式を使って示そうとすれば、アインシュタインに依るプランク関数の導出を拡張しなければならない。


図4 「Radiative Transfer in the Atmosphere and Ocean」の112ページ


図5 「Radiative Transfer in the Atmosphere and Ocean」の113ページ

図2の(4.25)式に、図1の中の図4.7の右下の過程を考慮したのが、図4の(4.36)式。
そこから考えていくと、結局、図5の(4.42)式を得る。
励起したCO2分子が赤外線を自発放射して脱励起する確率よりも、N2やO2分子とぶつかって脱励起する確率の方がはるかに高ければ、つまり、 C_{21} \gg A_{21}  であれば、放射はプランク関数 B_{\nu_0} で表される。
 C_{21} \gg A_{21}  だからこそ、CO2を介した大気からの赤外放射が起こるんだね。

但し、(4.42)式を示すだけでは、大気からの赤外放射は起こらないと言う連中への反論としては不十分。
科学的に反論するには、相手の主張は、是々こういう場合に相当するけれど、それは、この物理現象を考慮していないから、または、非物理的な場合だから誤り、ということを示さねばならない。
先に述べたとおり、大気からの赤外放射は起こらないと言う連中は、CO2分子がN2やO2分子とぶつかって励起することを考慮していない。
そこで、(4.36)式で n_1 C_{12}  がない場合を考える。
そうすると、

(10)    n_1 B_{12} J = \left( A_{21} + B_{21} J + C_{21} \right) n_2

(4.28b)式を使えば、

(11)    \displaystyle n_1 \,=\, \frac{A_{21} + B_{21} J + C_{21}}{\left( g_2 / g_1 \right) B_{21} J} \, n_2

ゆえに、

(12)    \displaystyle \frac{n_1 \, g_2}{n_2 \, g_1} - 1 \,=\, \frac{A_{21} + C_{21}}{B_{21} J}

これを使えば、(4.35)式は

(13)    \displaystyle S_{\nu_{0}} =\frac{2 \, h \, \nu_0^3}{c^2} \, \frac{B_{21} J}{A_{21} + C_{21}}

(4.28a)式を使えば、

(14)    \displaystyle S_{\nu_0} = \frac{A_{21}}{A_{21} + C_{21}} \, J = \frac{A_{21} / C_{21}}{1 + \left( A_{21}/C_{21} \right)} \, J

 C_{21} \gg A_{21}  であれば、つまり、励起したCO2分子が赤外線を自発放射して脱励起する確率よりも、N2やO2分子とぶつかって脱励起する確率の方がはるかに高ければ、 S_{\nu_0} \simeq  0 だから、放射は起こらない。
これが「An excited CO2 molecule is far more likely to lose its heat kinetically through a collision with a N2 or O2 molecule than it is to radiate a photon」の意味するところ。
けれど、それは(4.36)式で n_1 C_{12}  が無い場合だから、つまり、CO2分子がN2やO2分子とぶつかって励起することを考慮していないから、誤り。
CO2分子がN2やO2分子とぶつかって励起することを考慮すれば、(14)式ではなく、(4.42)式になる。
つまり、励起したCO2分子が赤外線を自発放射して脱励起する確率よりも、N2やO2分子とぶつかって脱励起する確率の方がはるかに高いからこそ、CO2を介した大気からの赤外放射が起こる。
しかも、先に説明したとおり、それは自発放射ではなく強制放射。

分かった?

この「Steve Goddard」(もちろん、ペンネームで、おそらく、NASAのGISS=Goddard Institute for Space Studies を皮肉っているのだろう)というオッサンは、米国では著名な懐疑論者で、北極圏のデータや米国のデータを駆使してIPCCを批判し続けてる。
ホッケー・スティック曲線の虚実」で解説しているとおり、北極圏のデータはIPCCの破綻をハッキリと示してるから、そして、5月30日の投稿にも見えるとおり、私めが我国のデータを指し示しながら、気候モデルの破綻を説明しているのと同様、米国民なら米国のデータを使ってIPCCを批判すべきだし、6月26日の投稿で解説したとおり、米国の気候も気候モデルと相容れないから、それは良い。
なのに、生半可な知識で「An excited CO2 molecule is far more likely to lose its heat kinetically through a collision with a N2 or O2 molecule than it is to radiate a photon, but climate alarmists don’t understand basic physics」なんて言ったら、全てがパー。
IPCCの連中に、懐疑論者は、「basic physics」を知らずにIPCCを批判し、あべこべに「climate alarmists don’t understand basic physics」なんて言い張ってる、恥知らずの連中だ、化石燃料会社の回し者だ、と批判されちゃったら、一般市民に、な~んだ、懐疑論者はそんな連中だったのか、と思われちゃうんだね。

って言うか、上では「分かった?」と言ったけど、おそらく、ほとんどの人は分からない。
上の解説では、引用した教科書を理解できることを前提にしてるけど、ほとんどの人はその教科書を理解できないだろうから。
温暖化プロパガンダを糾弾するのなら、出来る限り多くの人に理解してもらう必要があるから、ほとんどの人が理解できないであろうことを書いても意味がねえ。
生半可な知識で余計なことを言わず、データを示し、グラフの読み方を解説して、IPCCの誤りを指摘することに専念すべき。
「Steve Goddard」には厳に慎んでもらいたい。

気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の図10-4に見えるとおり、大気からの(下向き)赤外放射は1998年からほとんど増加していない。
赤線は2007年まで増加し続けているけれど、それは1990年代前半の値が低かったからにすぎず、1998年からはほとんど増加していない。
江守正多らIPCCの面々は、ハイエイタスは存在しなかった、気温は気候モデルの計算どおりに上がり続けている、と泣き喚いてるけど、それなら、大気からの(下向き)赤外放射も増加していなければならないはずなのに、増加していない。
CO2の温室効果は飽和に近いから、CO2の影響は強くないにもかかわらず、CO2の効果を著しく過大評価しているIPCCが、ハイエイタスの説明に窮し、データを改竄・捏造してハイエイタスを消し去ったことは明白。
それなのに、大気からの赤外放射は無い、なんて言うのは、決定的に重要なデータから目を背ける以外の何物でもなく、IPCCを利するだけ。

5月28日の投稿で紹介したとおり、江守正多は、市民を騙すために催したイベントで、「参加者の一人から地球温暖化の原因について二酸化炭素(CO2)濃度の増加と対比して他の要因についても説明してほしい、また、大気の0.04%に過ぎないCO2が大きな影響を与えているとは考えられないので、CO2原因説をそろそろ卒業してもいいのではないか」と問い詰められ、逆上して喚き散らしてたけど、その後も懲りずに、市民を騙すためのイベントを催してた。

ところが、それを見ると、


3. 地球温暖化の「科学」の話
疑問の内容を整理すると、(1)地球温暖化の「科学」、(2)地球温暖化による「影響」、(3)地球温暖化への「対策」の、大きく3つに分類できます。
まず「科学」から。
江守さんが「地球温暖化は、人間活動により排出される温室効果ガスが原因だと思うか?」と会場に問うと、「そう思う」に手を挙げた方がやや多いものの、半数弱は「疑問に思う」と答え、定説を疑っている人が一定数いることが分かりました。
参加者が疑いを抱く理由を、対話を通して探りながら、江守さんが疑問に答えていきます。「人間活動で主に石炭、石油、天然ガスを燃やして出したCO2は量的に分かっている。コンピュータシミュレーションでは、人間活動の効果(人為的なCO2排出量)を計算に入れないと、実際に観測された気温上昇は説明できない」と、その場でグラフを見せながら話しました。
これに対して、シミュレーションはあてにならないと応じる参加者も。江守さんは、「シミュレーションでは、地球が持っているエネルギーがどのくらい増えたのか、減ったのかを計算している。CO2がどのくらい増えると、地球にどのくらい余分なエネルギーが増えるかは計算されている。計算を信用していただく限りは、人間がCO2を増やしたことで気温が上がっているし、自分はそのように納得している」と補足しました。(詳しい説明は、「本当に二酸化炭素濃度の増加が地球温暖化の原因なのか」地球環境研究センターニュース2018年5月号を参照してください)
このほか、科学に関する疑問では次のようなものが挙がっていました(図1)。


図1 地球温暖化の「科学」に関する疑問

4. 地球温暖化による「影響」
次に、地球温暖化の影響を深刻だと思うか会場に聞いたところ、8割の方が「思う」に手を挙げ、深刻に受け止めている参加者が多いことが分かりました。
江守さんはまず、海面上昇や洪水、食糧不足など、地球温暖化により引き起こされるリスクを紹介。「温暖化によって難民が出たり紛争が起きたりする面を強調されると、大変じゃないかと思う。でも、いい面もあるし、適応できるという話を聞くと、大したことないと思うかもしれない。どのくらい深刻だと思うかは、人によって感じ方が違う」と、影響について論じる難しさに触れた上で、参加者が何をどのように危惧しているのか具体的に話を聞いていきました。
熱中症患者の増加やゲリラ豪雨など、現在すでに起こっている事象を地球温暖化と関連付けて心配する声が当然ながら上がりました。このほか、大きな影響を被るだろう未来世代への「責任」として地球温暖化の問題を考えているという参加者の意見もありました。
影響についての疑問や、参加者の受け止め方は、次の通りでした(図2)。


図2 地球温暖化による「影響」に関する会場からの意見、疑問


(「報告:対話型トークイベント「地球温暖化の疑問をなんでも語りましょう!」より)

はい!
またしても、お前らなんか信用できない、と言われちゃいました。
我々の活動の成果が徐々に表れ出しているようだな。
江守正多、顔面蒼白。
これが本当のブループラネット賞
キャハハ!

「シミュレーションでは、地球が持っているエネルギーがどのくらい増えたのか、減ったのかを計算している。CO2がどのくらい増えると、地球にどのくらい余分なエネルギーが増えるかは計算されている。計算を信用していただく限りは、人間がCO2を増やしたことで気温が上がっているし、自分はそのように納得している」と気色ばんでるけど、大気からの(下向き)赤外放射が増えるから、「余分なエネルギーが増える」んだね。
だから、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の図10-4を念頭に、出来れば、それを印刷したのを示して、気象庁のデータを見れば、大気からの放射は増えていないじゃないですか、「科学に関する疑問では次のようなものが挙がっていました」と言いながら、肝心のデータには知らぬ顔の半兵衛ですか?、「計算ではなくデータを信用していただく限りは、人間がCO2を増やしたことで1998年以降は気温が上がっていないし、自分はそのように納得している」と言ってやればいいんだね。
そしたら、江守正多、顔面蒼白。
これが本当のブループラネット賞
キャハハ!

「北極の氷が溶けると、どのくらい海面は上昇するのか?」と書いてるけど、下図に見えるとおり、北極の氷を溶かすのは「余分なエネルギー」の極一部にすぎない。


図6 原典はIPCC第4次報告書の図5-4

地球の表面の7割は海で、大気からの(下向き)赤外放射は海水に吸収されるから、「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の第1節で引用している「地球温暖化の熱、海の吸収量が急加速」という見出しの記事に見えるとおり、「人為的な温室効果ガスによって生成される過剰な熱の90%以上」は海に溜まる。
台風のエネルギー源は海だから、「余分なエネルギーが増える」のなら、台風は強くなるはず。
だからこそ、「台風の多さや大きさを心配」するのだけど、「異常気象の全く不都合な真実」の第9節で解説しているとおり、強い台風は1993年から増えていない。
台風やハリケーンのACEも1993年から増えていない。
それは「気温上昇の停滞と人為的温暖化説の破綻」の図10-14と見事に一致してる。
だから、その図と「異常気象の全く不都合な真実」の図14-20と図14-21を印刷したのを隠し持って行き、それらを示しながら、気温は1993年から上がっていないし、強い台風も台風のエネルギーも1993年から増えていないじゃないですか、「科学に関する疑問では次のようなものが挙がっていました」と言いながら、肝心のデータには知らぬ顔の半兵衛ですか?、「計算ではなくデータを信用していただく限りは、人間がCO2を増やしたことで1993年以降は気温が上がっていないし、自分はそのように納得している」と言ってやればいいんだね。
そしたら、江守正多、顔面蒼白。
これが本当のブループラネット賞
キャハハ!

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